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金城信吉~沖縄の原空間を追求~【オキナワ強者(チューバー)列伝NEXT】
1972年5月15日、沖縄は日本復帰。あれから51年という歳月が流れた。
戦後、アメリカの占領統治下での苦難を乗り越え「復帰」にたどり着いた沖縄。
世紀の「世替わり」の裏側では、時代を切り拓いた「強者(チューバー)」がいた!
「世替わり」という激流の中で奮闘した「強者」の姿にスポットを当てる!
※チューバー:琉球語で「強い」「強がる」「気が強い」「勇気がある」の意
テーマは「建築」
戦後、荒廃した沖縄から今の風景にたどり着くまでにさまざまな難局を打破してきた強者たちの熱い物語!
強者(チューバー)2人目は、金城信吉!!
沖縄の原空間を追い求め、表現し続けた建築家 金城信吉
1934年南風原村生まれの金城信吉。
幼少期は太平洋戦争から疎開すべく長崎で過ごす。
帰郷した沖縄では、茅葺の自宅が台風で飛び散る・・・
その光景が彼を建築科へと突き動かした。
類まれなスケッチの才能はずば抜けていた!
東京で建築を学んだあと、沖縄に帰り現代建築設計事務所へ入所。
のちの那覇市民会館のコンペで、金城信吉が描いたスケッチは他を圧倒!
見事、当選!
大きいアマハジ、屋内のヒンプン、まさに沖縄の原空間を表すシンボルになった。
「沖縄とは何か?」
この哲学的なテーマにかれは表現者として立ち向かった。
1975年にはその集大成ともいえる作品が海洋博に姿を現すこととなる。
「アメリカ世」から「ヤマトの世」へ!「復帰」という時代の大転換の荒波の中、様々なジャンルで沖縄のために奮闘した「強者(チューバー)」たちの熱い物語を、沖縄テレビが記録したアーカイブ映像や、証言をもとにしたドラマで振り返る!
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