イタリアン,グルメ,今帰仁村,本島北部
地元食材を創作イタリアンで味わう「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」(今帰仁村)
「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」は、古宇利大橋と古宇利ブルー、そしてのどかな田園風景を店内から見渡せる、古宇利島を代表する絶景レストランです。2015年にオープンして以降不動の人気店ですが、ここ数年でメニューを一新し、新たなスタートを歩み出しています。
和食・フレンチ・イタリアンを長年経験してきたベテランシェフが作り出す創作イタリアンランチは、地元食材を存分に味わえる逸品です。観光客だけでなく、沖縄県民にも味わっていただきたい!ご褒美ランチやデートの計画に、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
古宇利島の絶景に囲まれた「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」店内
270度の大きな窓に囲まれた店内からは、古宇利大橋と周囲の海が見渡せ、開放感が抜群!
2人掛けのテーブル席が3つ、4人掛けが6つ、テラスには20席のカウンター席と7人掛けのテーブル席があります。繁忙期の週末や祝日は満席でならぶ日もあるので、平日やオープン前の時間が狙い目です。
カフェタイムにはコーヒーやスイーツをテイクアウトし、屋上テラスでひと息つくのがおすすめ!古宇利大橋と古宇利ブルーだけでなく、昔ながらの古宇利島の田園風景が見渡せます。
地産地消を意識した日替わりの創作イタリアン
ランチは、お肉料理・近海魚のグリル・パスタから選べます。どれも日替わりで、前菜サラダとバケットが付きます。デザートセットは、アフォガードとフローズンムースから選べます。デザートも季節により変わるので、今日は何かな、と楽しみにできるのもうれしい点です。
ドリンクセットは「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」自慢のコーヒーのほか、オーガニックアイスティーや自家製ジンジャーエール・自家製レモンスカッシュなどから選べます。単品でシェイクやフローズン、そしてワインなどのアルコール類も注文可能なので、ランチから贅沢に楽しむのもよいでしょう。
特にコーヒーは、「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」のイチオシ!豆は、WCRC(焙煎技術を競う世界大会)で2位を獲得した、沖縄の人気店「豆ポレポレ珈琲商店」から、オリジナルブレンドを仕入れているそう。高級エスプレッソマシンを使用してていねいに抽出したエスプレッソは、しっかりとした苦味と酸味・甘さのバランスがよく、コーヒーにこだわりのある人にも味わっていただきたいおいしさです。
実は「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」は、ラテアートの大会をお店で開催するほどのコーヒー好き。大会出場者のなかには、世界チャンピオンに輝いた人もいるそうです。不定期でコーヒーセミナーも開催しているので、気になる人はお店のInstagramをチェックしてみてくださいね。
地元食材を贅沢に味わった本日のランチ
今回は、お肉・魚・パスタすべてのランチを提供してもらいました。それぞれの特徴をご紹介します!
お肉は、もとぶ牛・又吉アグー豚・やんばる若鶏のなかから、仕入れ状況により提供されます。今回のお肉は沖縄の高級ブランド牛「もとぶ牛」。ふんわり柔らかいお肉に、甘みとコクのある深い味わいのソースを絡めていただきます。
ソースはふくよかな口当たりと香り高さが特徴的な、マルサラ酒というお酒のソースです。お肉の甘みと岩塩の塩気、そして風味高いソースのバランスが絶妙!お肉の旨味がさらに引き立っています。
付け合わせのお野菜は、大宜味村で露地栽培をしている契約農家から、旬の野菜を仕入れているそう。まるで畑で収穫したての野菜を食べているかのような味わい!シャキッとしたアスパラガスや甘い長ネギ、大きなシシトウに甘いサツマイモやサトイモ、しっかりとした食感の残るカリフラワーのどれも、野菜本来の鮮度や香り・色が際立っています。
とろけるような肉質が魅力の「もとぶ牛」と、沖縄県内でていねいに栽培されたお野菜をしっかりと味わえる「本日のお肉料理」は、ぜひ注文していただきたいひと皿です。
近海魚のグリルは、沖縄の方言でマチというタイの仲間をメインに、仕入れ状況により琉球スギを使用。今回はマチのグリルに、大宜味村産のビーツを使用した鮮やかなピンクのソースを絡めていただきます。パリッと焼かれた皮目とふんわりした白身の食感を楽しめ、適度な塩気が白身の味わいをさらに引き立てています。
付け合わせの野菜はお肉同様、素材の鮮度と味わいを堪能できるもの。残ったソースはバケットにつけて、最後まで堪能するのがおすすめです。
そして、日替わりパスタ。この日はサルシッチャと今帰仁きのこのトマトベースのパスタです。サルシッチャは、アグー豚のミンチにやんばるのスパイスやハーブなどの香草を加えたもの。沖縄県産の又吉アグー豚と地元の食材を、イタリアンで味わえるひと皿です。
バケットは今帰仁村のパン屋「むぎ畑」から仕入れ、サラダには旬の野菜たっぷりの自家製ドレッシングを使用するなど、どれも近隣のおいしいものにシェフの技がかかった料理です。
デザートのフローズンムースは、ひんやりとしたヨーグルトベースのムースに爽やかなベリーのソースを絡め、キウイやグレープフルーツなどのフルーツと一緒にいただく、沖縄の気候にぴったりの爽やかさです。
抽出したてのエスプレッソをかけていただくアフォガードは、甘いバニラにしっかりとしたコーヒーの苦味が加わった大人の味わい。プルプルのコーヒーゼリーもアクセントとなり、食後のいっぷくにおすすめです。
地元愛がすごい!スタッフ同士の仲のよさが魅力の「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」
野菜や素材そのものの味わいを引き出す「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」のシェフは、名護市出身の渡久山シェフです。神戸国際調理製菓専門学校卒業後、東京の和食・フレンチ・イタリアンで20年以上の経験を積み、数年前に沖縄に戻ってきたのだそう。
地元の食材を活かすために、シェフがこれまで学んできたいろいろな技法を織り交ぜて創り上げたのが、「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」の創作イタリアン料理の数々です。料理の枠にとらわれずに、さまざまな視点から創作できるのは、東京という激戦区でさまざまなジャンルを経験してきたシェフだからこそ!
そして「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」の魅力は、スタッフ同士の豊かなコミュニケーションにもあります。シェフを先頭に、厨房のなかはなんだか楽しそう。これまで勉強してきたことを、若い人たちに惜しげもなく教えるシェフは、きっとみんなから愛されているのでしょう。
創業当時から働き続けている比嘉マネージャーをはじめ、スタッフのほとんどが生まれも育ちも名護市だそう!彼らに共通するのは、地元を愛し、地元の農作物を応援したいという思い。そして「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」には、地元の食材を輝かせるシェフがいます。彼らの風とおしのよいコミュニケーションが、開放的な空間とおいしい食材をさらに引き立てているのでしょう。
ドアを開けるのがワクワクするほど魅力いっぱい
「Restaurant L LOTA(レストラン エルロタ)」の魅力は、抜群の料理の味や古宇利大橋を望む絶景だけでなく、スタッフ同士の抜群のコミュニケーションにもあり!自然栽培の野菜のおいしさを味わえる創作イタリアンに、バリスタによるラテアート、不定期に開催されるコーヒーセミナーなど、見どころたっぷりです。こだわりのコーヒーはテイクアウトもOK。景色に料理にコミュニケーションに、贅沢な時間を堪能してくださいね。GWやお盆シーズン・年末年始も通常営業です!
(写真:Tomoko PHOTO)
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