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2024/02/14 公開日2024/02/14

OKITIVE編集部

2種のモーニングラーメンが平日限定で登場！『トルネコパーパ』の朝ごはんプレート（那覇市）

以前にアゲアゲめしでも紹介した那覇市泉崎のラーメン店『トルネコパーパ』が2024年2月14日から平日限定にて朝8時〜10時半の2時間半のみ販売するラーメンの朝ごはん（モーニングラーメンプレート）を早速食べてきた。
普段の昼営業では「トルネコラーメン」や「兎琉猫（トルネコ）肉中華そば」なコッテリ〜こっさり、辛辛など数種類のラーメンを販売し、オリジナルのトッピングも魅力的な『トルネコパーパ』だが、朝ごはん（モーニングラーメンプレート）はこの時間でしか食べられない新しい味のラーメンだ。
今回は2種類のモーニングラーメン朝ご飯プレートが用意されていて、醤油味の「漆黒（しっこく）ラーメン」朝ごはんプレート・塩味の「琥珀（こはく）ラーメン」朝ごはんプレートとなる。
どちらもラーメン単品での販売はなく、海鮮粥と3点小鉢が一つのおぼんの載ったモーニングプレートとして提供される。そんな魅力的な朝ごはんを紹介していこう

朝ごはんにラーメンをいただける場所は？

モーニングラーメンの朝ご飯プレートが堪能できる『トルネコパーパ』はゆいレール「県庁前駅」「旭橋駅」「那覇市役所」から徒歩5分の立地にあり「泉崎橋」のほぼ目の前という場所になる。
那覇観光で訪れる方も、毎日仕事でこの付近に出社している方も足を運びやすい場所かと思う。

泉崎橋通りに面している『トルネコパーパ』のポップなイラストで描かれた看板が目立っている。
※この看板にはモーニングプレートのことは書かれていない。

『トルネコパーパ』の入口はこのような感じで可愛らしいポップな看板とアジアンな雰囲気が漂う赤い木枠に大きなガラスがはめ込んである扉が賑やかに迎えてくれる。

モーニングラーメン『トルネコパーパ』の店内

ウッド、タイル、レンガなど無国籍な情緒感がある内装となっている『トルネコパーパ』の店内は固定のカウンター席4〜5席と対面でラーメンが楽しめる4人がけのテーブル席と2人掛けのテーブル席となっている。

入口の奥の壁には有名人のサインが壁に直接書かれている。

『トルネコパーパ』オリジナルTシャツも販売している。

席に腰を掛けると胡麻、魚粉、コショウ、あらびきコショウ、ラーメンタレなどの基本調味料と一人一個までのサービス生卵がセットしてある。
※生卵サービスは現状ではモーニングでも提供中とのこと

そして、朝ごはんの時だけではなく、昼の営業時間も同じだが、麦茶はこのレトロポップな様々な形のグラスを使って飲み放題となっている。
ラーメン店で麦茶がおかわり自由なのは個人的にはとてもありがたいサービスだと思っている。

平日限定モーニングラーメンのメニュー

モーニングラーメンの朝ご飯プレートメニューはこちら。
「漆黒ラーメン」朝ごはんプレート、「琥珀ラーメン」朝ごはんプレートともに1,100円（税込み）となり、この2種類のみが平日限定の8時〜10時半にて販売中。
基本的には現金支払いがメインなので、キャッシュは事前に用意することがオススメだ。

多言語版のメニューもあるので、言葉が通じなくてもラーメンは堪能できるはず。

ラーメンに国境はなく、英文、ハングル文字、中文での記載バージョンがある。

普段の昼営業は券売機で選んで食券を購入し注文となるが、朝ごはんラーメンプレートは券売機ではなく座って注文し、支払いも席で支払うスタイルとなっていた。

では注文した2種のモーニングラーメンプレートを頂いてみよう。

モーニング「漆黒ラーメン」朝ごはんプレート

まずはモーニング「漆黒ラーメン」朝ごはんプレートのラーメンからいただく。日本人なら誰もが想像する醤油色をしている。平打中太ちぢれ麺に沖縄ではメジャーな「ゆし豆腐」がトッピングされて、青切りのレモンスライスが飾られている。

「漆黒ラーメン」のスープの味は、カツオ、煮干しなどの魚介風味が引き立つ和風味となっており、想像していた醤油ラーメンとは違い、日本そばやうどんとも相性が良さそうな風味が引き立つ醤油味だ。
油も少なく、まったく重くないラーメンスープがまさに朝ご飯に適している感じはある。
また、青切りレモンスライスの清涼感が魚介風味を引き立ててくれ、シンプルな醤油ラーメンではなく出汁が主張するラーメンに仕上がっている。

このスープと「ゆし豆腐」の相性がまたよく、やさしい味の豆腐の煮付けを食べているような感覚で箸が進んでいく。

中太ちぢれ麺はスープによく絡み、ツルツルとしていてコシもしっかりある。個人的にはかなり好きな麺で、この麺は昼メニューの「兎琉猫（トルネコ）肉中華そば」に使用している麺と同じだと店員さんはいう。

小鉢についてくるネギをトッピングしてもよし。新鮮なシャキシャキの長ネギがこの和風スープには浸透していく。ネギの風味とスープの出汁に青切りレモンの清涼感がモーニングラーメンという朝ごはんを爽快な後味にしてくれる。

和風スープには生卵も相性がよい。玉子はあえてとかずにスープに投入し、まろやかになったスープと一緒に麺をすすると、上品な味に仕上がる。

モーニング「琥珀ラーメン」朝ごはんプレート

モーニング「琥珀ラーメン」朝ごはんプレートのラーメンは見た目を裏切らないスッキリ味だが旨味がたっぷりの奥深い塩味のラーメンとなっている。
透き通った淡麗とも言える「琥珀ラーメン」は少し魚介の風味を感じながらあとから旨味が引き立ってくる。この旨味はベースの豚骨スープの旨味だろうか。

青切りスライスレモンの酸味と淡麗な塩味が絶妙にマッチし、やさしい味のなかにしっかりと塩味を感じる。脂も少なめなので朝一番の体にスーッと浸透していくような味わいとなっている。個人的には「琥珀ラーメン」の方が好きかもしれない。

「琥珀ラーメン」にも「ゆし豆腐」がトッピングされており、塩味に浮かぶ「ゆし豆腐」は豆腐本来の味もしっかりと堪能できる。ここで青切りレモンの酸味が変わると、もはやマリアージュだ。

麺は「漆黒ラーメン」と同じ中太ちぢれ麺を使用し、こちらもしっかりとスープを絡めてすすれる。この食感は癖になってしまいそうなほど好みだ。

小鉢にある長ネギを「琥珀ラーメン」にも投入し、ネギのアクセントも同時に楽しめる。
個人的に究極のさっぱりを味わいたいので、「琥珀ラーメン」には生卵を投入せず、青切りレモンスライスをスープに溶かしながら最後まで飲み干してしまった。

「漆黒ラーメン」の朝ご飯プレートと比べると激しく悩んでしまいそうだ。

朝ごはんプレートの海鮮粥と小鉢3点

モーニングプレートに付属する海鮮粥はアサリとアオサ入りで、昆布出汁でふっくらとと炊きあがっている韓国風粥となっている。

小鉢3点のネギ、自家製肉みそ、キムチを薬味として味変をしながら堪能できる。

ずは「海鮮粥」を、薬味無しでそのまますくうとプリっとしたアサリがでてきた。
これはなんともいえなく嬉しい。そして体にもよさそうだ。
もちろん海鮮の旨味がたっぷりで米の甘さが引き立つやさしい粥にアサリの旨味が広がる至福の時間だ。

続いてキムチをのせてみると、酸味と辛味のバランスが刺激的なアクセントとなり食が進む。

最後は自家製肉みそと海鮮粥と一緒にいただく。

これは旨い。この自家製肉みそは、肉がゴロっとしていて食べ応えがしっかりとある。通常ラーメンのチャーシューにつかう豚肉を肉みそにしているということだが、豚肉の旨味、脂の旨味、味噌のコクと甘み、海鮮粥の旨味と合わさりこれだけでも立派な朝ご飯の主役に慣れそうな一品だ。

肉みそにアクセントとしてネギを少しかけるのもオススメだ。体にやさしいチャーシュー丼のように感じる。

朝ごはんにモーニングラーメンをいただいた結果

『トルネコパーパ』のモーニングラーメン朝ご飯プレートは味、量ともにたいへん満足のいく朝ごはんとなった。
文中にも書いたがラーメンと言っても脂は極めて少なく、漆黒も琥珀も朝一番の胃袋になんの負担もなく入ってくれる。
そして「ゆし豆腐」でしっかりとタンパク質も接種しつつ、海鮮粥のやさしさと旨味に小鉢がアクセントをあたえてくれるので、しっかりと余韻の残る朝ご飯となった。

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