グルメ,パン,地域,本島南部,洋食・西洋料理,浦添市
本場NYのベーグルを沖縄で。ムチッと食感がクセになる「BAGEL FARM(ベーグルファーム)」(浦添市)
弾力があってムチムチ。ドーナツのような見た目だけど、乳製品や油を使わないので脂肪分が少なく、それなのに食べ応えがあって満足度の高いベーグル。
私は東京に住んでいた20代の頃、そんなベーグルにハマり、東京中のベーグル屋さんをまわりました。渋谷にある「BiOcafe」、白金高輪の「マルイチベーグル」、今はなき大森の「ふじもと」が特に好きで、よく通ったなぁ…。
と、当時のことを思い出していたら「そういえばまだ沖縄でお気に入りのベーグルに出会っていない」ということに気がつきました。
そしてインスタグラムで「ベーグル沖縄」と検索し、偶然見つけたのが浦添市城間にある「BAGEL FARM(ベーグル ファーム)」。ベーグルの本場である“NYスタイル”のベーグルが購入できるショップです。
NYスタイルのベーグルは、手に取るとずっしりとした重みがあります。皮はパリッ。生地の密度が高くギュッと目が詰まっていて、食感はむっちり。引きが強く、独特でクセになる噛みごたえが特徴です。
柔らかめのモチモチ食感をした“日本流ベーグル”も食べやすくておいしいのですが、私が好きなのはやっぱりNYスタイル。BAGEL FARM のベーグルは“しっかり噛みしめて味わう”ことで、旨みがじわじわと感じられるのです。
BAGEL FARMの開業は2023年8月12日。店主 金城 勇輝(きんじょう ゆうき)さんは独学でベーグルを作り始め、もともと好きだったNYスタイルのベーグル専門店をオープンさせました。
店内には定番+日替わりベーグルが14種類ほど並び、ベーグルと切っても切れないほど相性の良いクリームチーズも販売。
クリームチーズは、ブルーベリー、ストロベリー、オレンジマーマレード、アップルシナモン、オニオンペッパーの5種類があるので、お好みのベーグルとセットで購入してみてくださいね。
最も人気のある「エブリシングチーズ」はそのまま食べても、クリームチーズを塗っても、好きな具材を挟んでも。
金城さんおすすめの具材は、サーモンとクリームチーズ。この組み合わせを味わってみたい方は、BAGEL FARMのメニューにある「香草サーモン&クリームチーズサンド」をお試しください。
イートインでは、まず好きなベーグルをチョイスし、次にサンドメニュー(ローストビーフ、香草サーモンチーズ、ポーク&オニオンペッパーチーズ)を、そしてお好みでクリームチーズを選びます。
今回私がいただいたのは、ポピーシードと白ごま、黒ごま、オニオン、ガーリック、塩がトッピングされた「エブリシング」ベーグルに自家製ローストビーフを挟んだ「ローストビーフサンド」。
お肉の塊の筋とりをするところから始まるローストビーフは、筋を取った後に肉塊を数本に切り分け、フライパンで焼き目をつけ、スチームコンベクションで低温調理したもの。
時間と手間をじっくりかけて焼き上げた分厚いローストビーフは全く臭みがなく、しっとり柔らかくて美味。単体で赤ワインと合わせたいほどです。
そんなローストビーフの上にたっぷりとかけられているのは、ブラックペッパーと玉ねぎのソース。
ベーグルとローストビーフ、ソースが三位一体ならぬ三味一体となり、至福が口の中に広がります。
今後はモーニング営業もスタートし、2号店も視野に入れているというBAGEL FARM。
ベーグル好きな方はもちろん「まだ理想のベーグルに出会っていない」という方も、ぜひ!
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