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家庭で出た使用済み油をリサイクル?動き出した沖縄県外の企業
揚げ物料理のあとの油の処理はどうしていますか?
沖縄県民のソウルフードともいえる・天ぷら。
みなさんはご家庭で使い終わった油、どうしていますか??
一見捨てるしかなさそうなこの油、実はリサイクルできるんです。
佐賀県に本社を置き沖縄にもサービスステーションを構える田中鉃工。
道路舗装に使用するアスファルト合材を製造する工場の設計から販売までを手掛けるプラントメーカーです。
田中鉃工が目指しているのはカーボンニュートラルの達成です。
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすること。
つまり温室効果ガスの排出量から、植林や森林管理などを通じて吸収する量などを差し引き、合計を実質的にゼロにする考え方です。
田中鉃工では、アスファルト合材を製造する際の燃料に廃食用油を使用してCO2排出量を削減する独自の技術を開発。
廃食用油のリサイクルを推進し、2030年までに合材工場から排出されるCO2を半分にすることを目指しています。
地産地消エネルギーとして可能性を秘める廃食用油
家庭から出た使用済み油をその地域で活用することはまさに地産地消エネルギーといえます。
ただ全国的に家庭用の使用済み油の回収には課題が残る一方で、北海道札幌市では官民一体となって10年以上前から使用済み油のリサイクルに力を入れています。
札幌市では地域の公民館や公共施設、ガソリンスタンドやスーパーマーケットなどに廃食用油専用の回収ボックスが設置され、気軽にリサイクルできる仕組みが整っています。
なかでも回収量が多いのはスーパーマーケット。1店舗当たり年間約1500ℓ、実に500mlペットボトル3000本分の量が回収されているのです。
沖縄で廃食用油のリサイクルを推進する田中鉃工は、まずは仕組みづくりだとして
行政や小売業と連携し回収ボックスが設置できるよう普及活動を続けています。
沖縄の食文化にも欠かせない「油」のリサイクル。県民には積極的に進める責任があるのではないでしょうか。
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