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琉球ゴールデンキングスの“プレーオフ男”今村佳太「CSで活躍しないとチームにいる意味がない」

プロバスケットボールBリーグ2023-24シーズンのプレーオフ「チャンピオンシップ(CS)」が10日、ついに幕を開ける。全24チームの中のレギュラーシーズン(RS)上位8チームがトーナメント形式で熱戦を繰り広げ、年間王者を決める。セミファイナルまでは、RSの上位チームのホームが試合会場となる。2戦先勝方式で、ファイナルは25〜28日に横浜アリーナで行われる。
西地区2位(全体5位)で7大会連続のCS進出を果たした琉球ゴールデンキングスは、東地区2位(全体4位)のアルバルク東京(A東京)と初戦のクオーターファイナルを戦う。会場は東京の有明コロシアム。初戦は同日午後7時5分にティップオフされる。第2戦は11日午後7時5分からで、1勝1敗となった場合は13日午後7時5分から最終第3戦を行う。
2連覇を狙うキングスのキーマンの一人は、毎年CSで輝きを増す“プレーオフ男”今村佳太だ。初優勝を飾った昨シーズン、CSの初戦から高確率で3Pを沈め、第1戦が延長にもつれ込む死闘となったファイナルでも勝負強いシュートを決め続けた姿が印象に残っているファンも多いだろう。
8日に開かれた公開練習後、今村がメディアの取材に応じた。
厳しい状況から目を逸らさず「悔しい思いをどれだけ出せるか」
冒頭でCSへの展望を問われた今村は、こう意気込みを語った。
「いよいよチャンピオンシップが始まり、これから本当に負けられない戦いが続いていきます。自分たちは、出場している8チームの中で一番苦しいレギュラーシーズン(RS)を送ったと思っています。その苦しさがCSで生きてくるかどうかは自分たち次第なので、しっかり準備して臨みたいなと思います」
このコメントにあるように、今シーズンのキングスは苦しんだ。成績だけを見れば41勝19敗で大きく勝ち越してはいるが、東アジアスーパーリーグ(EASL)に同時参戦するタフなスケジュールの中、新加入のヴィック・ローをチームにフィットさせるのに苦労したり、今年3月の天皇杯決勝で千葉ジェッツに大敗して調子を崩したりした。RS最終盤には4連敗を喫し、土壇場で名古屋ダイヤモンドドルフィンズに地区首位の座を奪われ、西地区7連覇を逃した。
昨シーズン初優勝したことで他チームから細かく対策されたことも大きな要因の一つだろう。それでも今村は、厳しい現状から目を逸らさず、前を向く。
「正直、4連敗とかの苦しいものが消化されたかというと、それはまだ言えません。地区優勝できず、CSのホーム開催の権利を逃してしまったので。この苦しい時期を『いい経験だった』と言うためには、CSで結果を出すしかない。僕自身もそうですし、チームとしてもそれは理解しています。そういう悔しい思いを、CSでどれだけ出せるかという部分を見てもらいたいです」
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2024年5月31日15時45分〜 沖縄県内のTV 8チャンネルにて放送!!
沖縄テレビ(8ch)では、5月31日(金)15時45分から琉球ゴールデンキングスのシーズンを振り返る特別番組を放送します!
ぜひご覧ください!

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