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まえうみ さきこ

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夏休みにストレスをためないお部屋づくり【住まいコンサルタントまえうみさきこの お部屋の上手な使いかた】

OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~
住まいコンサルタントのまえうみさきこです。
毎回「お部屋の上手な使いかた」をお伝えしてます♪

まえうみさきこ

もうすぐ夏休みですね~♪夏休み、子どもにとっては待ち遠しいものですよね♪

しかーし!!

お母さんたちにとっては、早く終わって欲しい悩ましい期間でもある。笑
それは、子どもがずっと家にいること。どんなに子どもがかわいくても、3食自炊、部屋が散らかる。耐えられないっ!!笑

夏休みの子どもがずっと子どもが家にいる。ストレスになっているお母さんもいるんじゃないでしょうか。実は私もです 笑

できる限りストレスにならないようにするために、夏休み前の今から事前対策で、暮らしとお部屋を見直してみませんか?

今回の「お部屋の上手な使い方」は、「夏休みにストレスをためないお部屋づくり」をまとめてみました。

夏休みにストレスがたまる要因

1.家の中で、朝から晩までアクティブすぎる&騒音が増える
 子どもが家にいると、通常よりも騒がしくなり、家全体の活動量が増えます。これは静かに過ごしたい大人にとっては、ストレスの原因となります。

2.時間の管理が難しくなる。
 子どもが家にいることで、普段のスケジュールが乱れることがあります。特に在宅勤務をしている場合、仕事と家事の両立が難しくなります。
また、子ども自身も起きる時間や勉強時間のスケジュールも乱れがちですよね。

3.家事の量が圧倒的に増える
 子どもが家にいると、食事の準備や掃除などの家事が増えます。これも大きな負担になります。

4.子どもの退屈や要求
 子どもが退屈を感じると、大人に構ってほしいと要求することが増えます。これに応じるのが難しい場合、お互いにストレスがたまってきます。

夏休みのお家対策

1.だらだら過ごす夏休みにならないようにしよう。

①一日のスケジュールを作成しておこう。
 子どもと一緒に1日のスケジュールを作成し、遊びや勉強、休憩の時間を明確にしましょう。これにより、子どもも大人もメリハリのある生活を送ることができます。

②夏休みこそ、家事を役割分担。お手伝いを強化させよう!
 掃除、洗濯、食器洗い、場所をピックアップしといて、やる日を決めてみましょう。
自分のモノを洗濯したり片づけたり、自分で管理する良い機会です。
食事などは、食材の洗浄やカット、テーブルセッティングなど、年齢に応じた簡単な作業を任せることで、責任感と自信を育むことができます。お手伝いをすることで、ラクになるだけでなく、子どもにとっても自立へと促せる大切な経験となります。

2.夏休み、自炊を少しでもラクにするコツ

①まず、キッチンのモノの配置を見直してみましょう。
 調理器具や食器、食材を整理し、使いやすい場所に配置します。子どもが自分で食事の準備を手伝えるように、子どもの手の届く範囲にスナックや飲み物を配置すると便利ですね!また、頻繁に使う調理器具は取り出しやすい場所にまとめておくと、料理がスムーズに進みます。

無駄な動きをなくすキッチン収納。使いやすいキッチンの鉄則は、使う場所の近くに使うモノをしまうこと!

③食材のストックと管理は大丈夫?
 食材の在庫をきちんと管理することで、ムダを減らし、必要なときにすぐに使えるようにしておきます。冷蔵庫やパントリー(食品庫)には、保存がきく食材やかんたんに調理できる食材を常備しておきましょう。
冷凍野菜や冷凍肉、缶詰、乾燥パスタ、レトルト食品などは非常に便利ですよね。夏休みは自炊の回数も多くなり、特に消費が増えるので、いまのうちから在庫をチェックしとくとラクですよ。

冷蔵庫もこのタイミングで一度整理しておこう。

④かんたんレシピで乗り切ろう!
 夏休み前に、かんたんレシピをあらかじめ準備しておきましょう。
わたしの場合は、一汁一菜(ご飯と汁物がメインのメニュー)。汁物の中に野菜・肉・魚などを入れて栄養を補います。鍋に入れて煮込むだけ、10分ぐらいでできちゃう。
暑い日だと、冷やし汁もおいしいです。そうめんレシピもおススメです。
また、子どもが自分で作れるかんたんなレシピを準備しておくと便利です。サンドイッチやおにぎり、トースト、サラダなど、子どもが楽しく調理できるものを選びます。
電子レンジやトースターを使ったかんたんレシピもおすすめです。これにより、子どもが自分で食事を用意する習慣を身につけることができます。

④週末に下ごしらえ準備
 週末に一週間分の食事の下ごしらえをしておくのも、平日の食事準備がぐっとラクになります。野菜のカットや肉の下味付けをして冷凍保存しておくと、持ちも良いし助かります。これにより、忙しい日でもすぐに汁に入れることができたり、温めて食べられる食事が用意できます。
前日の残り物を新しい料理に変えるのも一手。例えば、炒めものをサンドイッチの具にしたり、ひき肉を入れドライカレー風にしたり、汁物の具にしたり(汁物ばっかりだわ 笑)

⑤食事の献立表をあらかじめ立てておこう。
 食事のスケジュールを立てておくことで、毎日の食事準備がスムーズに進みます。朝食、昼食、夕食のメニューをあらかじめ決めておくことで、何を作るか悩む時間が減り、効率的に食事を提供できます。

⑥子どもの小腹対策。スナックステーション。
 3食頑張っても、子どもは、お腹をすかせやすいもの。そんなとき、キッチンやリビングに、子ども専用のスナックステーションを設置します。健康的なスナックや飲み物を手の届く場所に配置し、子どもが自由に取れるようにします。これにより、子どもが小腹を空かせたときに自分で対処できるようになります。
夏休みだけと言わず、日々の生活でも当たり前にラクになるものばかりですが、どんなことがラクにできるか、夏休みのこの機会に整理しておくのも良いですね!

2.子どもを退屈をさせない部屋づくり

①プレイエリアの確保
 家で子どもがリビングで遊んで、散らかってしまうことがストレスになってる親御さんは多いですよね。そんなときは、リビングに子どもが自由に遊べる「専用スペース」を確保しましょう。

例えば、リビングの一角にマットやシートを敷き、その中でブロックやパズル、おもちゃ、絵を描いたり、本を読んだりなど、子どもが好きなように遊べる環境を作ります。散らかる範囲が限られるため、ストレスを減らすことができます。
「専用スペース」=「自分専用の場所」は「基地」や「城」のようなイメージ。たとえ、バスタオル大ぐらいのスペースでも「ここはあなたの場所」と認めてもらい、自由に使えることは、子どもの自尊心をくすぐります。その上で、「自分の場所だから使い終わったら、きちんと元に戻す」というルールを決めることも重要です。
そうすることで自由に遊んだ後は、きちんと片づけるというしつけができます。

また、音楽を流すことでリラックスした雰囲気を作り出します。子どもが好きな曲や、気分が上がったり、リラックスできるもの選ぶと良いでしょう。
ちなみにわが家のリビング音楽は、Bon jovi(ボン・ジョヴィ)の「It‘s my life」です。笑
夏でも家族、大熱唱。熱くノリノリになれます 笑

マットは小さすぎると遊びにくく、大きすぎると片づけにくくなる120㎝×80㎝程度がおススメです。

②アクティビティをたくさん考えておこう。
 悪天候の日や外出が難しい時でも楽しめるように、家の中でできるアクティビティをたくさん考えておきましょう。ボードゲームやカードゲーム、アートプロジェクト、科学実験キットなど、様々な選択肢を用意します。子どもにも相談してみて、作っておくと良いですね!これにより、子どもが飽きることなく楽しめます。


③子ども、夫婦、家族ひとりひとりのテリトリー空間をつくっておこう。

 いくら家族が仲良くても、ずっと同じ空間にいるとどうなるでしょうか。私たちはコロナ禍で、それを経験しました。相手の行動がうるさく感じたり、自分の思うように行動できず常にイライラしてたんじゃないでしょうか。
そのときに思ったんです。家の中では、家族が集い一緒に過ごす空間と同じぐらい、1人で過ごし、自分だけが自由にできる空間があることが大事だと。これを「テリトリー」「なわばり」といいます。
特にお母さんは、一人で過ごせる専用のスペースをつくると、気持ちも落ち着くでしょう。
お子さんであれば、個室を欲しがる小学校高学年からあると良いですね。
賃貸で、家族分の個室が用意できなくても、同じ空間でも、カーテンやカラーボックス等で仕切るだけでも、ひとり用のテリトリーは作れます。

5帖半の一部屋になんと家族分のワークスペースをつくっちゃいました。
6帖一部屋にお母さんと長男のスペースをつくりました。

2.夏休みは部屋が散らかりやすい!散らかってもすぐ片づけやすい空間にしておこう。

①家族の共有のスペースには、私物を持ってこないルールづくり
 夏休みは、どうしてもいつもより散らかる頻度が多くなります。家族でルールを決めておくと良いでしょう。
特に、家族の共有のスペースのリビングには、個人の私物を持ってこないルールを決めておくとラクです。持ってきても、使い終わったらまた自分の場所へきちんと元に戻すということは、しつけでも大事になってきます。

②床にはモノを置かない。を家族で徹底。これだけで、部屋がスッキリ、広く見えます。
 家全体を毎回片づけるのは、難しいですよね。「床にモノを置かない。」というひとつだけなら、家族も協力して、できそうじゃありませんか?床が見える面積が大きくなると、部屋が広くスッキリして見えるのでストレスも減ってくるでしょう。掃除機もかけやすくなるので、ラクですよ。

床にモノを置かないとこんなにスッキリします。

4.宿題、勉強がはかどりやすい部屋空間をつくっておこう。

夏休みの宿題や読書のための学習スペースを整えることも重要です。家の中で集中力を高めることができる勉強空間をいくつかご紹介します。

①ノマド式で、気分に合わせていろんなところで勉強できる空間をつくる。
 わたしがおススメするのはノマド式です。家の中で、1か所だけで勉強すると子どもは飽きるものです。そんなときは、何カ所かに子どもが勉強できる空間を作ってあげましょう。個室、ダイニングテーブル、リビングの一角、希望するならリゾート気分でベランダでも!?(さすがに暑いかな笑)

我が家のノマド式勉強空間

リビングなど、気が散りやすい場所で集中するコツとしては、「視界の情報を少なくする」ことを意識しましょう。例えば、机を壁に向け、ほかの人の動きが見えないようにしたり、パーティションをつけて見えないようにする。などがあります。

集中するコツ。視界の情報を少なくする。

②子ども部屋で集中するコツ
 子供部屋なら、家具やモノの配置がポイントになってきます。誘惑してくるようなマンガやおもちゃやふかふかのベットなどは、勉強中は目に入らないように、机の背面におきましょう。

机周りのポイントでは、机の幅は120㎝~150㎝をおススメしています。よく子ども専用の学習机(約100㎝が多い)がありますが、幅が狭いとわたしは考えます。
120㎝であれば、いま勉強している教科書を広げたまま、別の教科も隣で広げて勉強できる最適な幅なんです。

先ほども言ったように、子どもは飽きやすいです。例えば、勉強していた国語に飽きてしまって、算数をやろうと思っても、幅が狭い机は、前の教科を一旦片づけないといけません。次の教科に移るのが面倒くさくなってしまったり、そこで集中力が途切れてしまうんです。

いかがでしたでしょうか?

夏休みに入る前に、憂鬱な方はぜひお部屋を見直してみてくださいね~!
せっかくの子どもと一緒に過ごす大切な時間、お部屋を上手に使って、楽しく過ごしましょう。

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