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まえうみ さきこ

まえうみ さきこ

夏を乗り切る!エアコンに頼らない五感で涼を感じるインテリア術

OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~
住まいコンサルタントのまえうみさきこです。
毎回「お部屋の上手な使い方」をお伝えしてます♪

まえうみさきこ

夏本番の7月になりましたね!
最高気温36℃の日が沖縄も!今年も日差し、気温ともに本当に暑い・・・。
どう乗り切ろうか、みなさん悩みのタネですよね。
「夏の暑さ対策」と言えば、全国どこでも、いまやエアコンははずせません。
が、ただ単に、エアコンをガンガンにかけた部屋にずっといると、体調を崩しがちで健康にもあまり良くないですよね。
そこで!今回の「お部屋の上手な使い方」は、「エアコンだけに頼らない、お家の中で涼しさを感じる方法」集めてみました~

涼しさを感じる、インテリア空間をつくろう!

お部屋を涼しげな空間に見せるのは、「涼しく過ごす」コツのひとつだと考えています。
涼し気な空間にするためには、人間の「五感」を意識しながらインテリアを考えてみると作りやすいです。
「五感」とは、「視覚」・「聴覚」・「嗅覚」・「触覚」・「味覚」のことです。

① 涼しげなカラーを部屋に取り入れよう。

視覚の効果はすごく大きいです。
その中でも「色の効果」は、見るだけですごく人の心理に大きな効果があります。
なので使わない手はない!
涼し気に感じる色は、「寒色系」と呼ばれる色たちです。
その中でも、白・青・緑などのクールカラーを使って演出しましょう。
クールカラー以外でも淡い色、パステルカラーにするだけで涼しく感じられます。
壁とか家具の色を変えるのは、効果は大きいですが、大がかりで大変ですよね。
でも、ソファーのクッションカバーやラグ、カーテン、飾る絵や小物など安くて手軽に替えられるものでも効果は抜群なのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

暑さ対策
色だけしか変えてないですが、涼し気な感じがこんなに違います。

軽やかさのある素材を部屋に取り入れよう。

軽い素材とは、リネンやコットンなど、薄手で通気性の良い軽やかな素材のこと。
最近では、透け感のあるリネンやシアー素材など、夏のファッションの定番となってますよね。
インテリアでも取り入れて、空間に軽やかさを加えましょう。
カーテンに取り入れると風通しを良くし、自然な風が通るリラックス空間をつくります。
また、寝具をひんやりした素材に変えるのも、夏を快適に乗り切るためには効果的。
ディスプレイする小物も、冷色系のアートやガラス、シルバーなど、透明感やひんやり感を感じさせるようなものに変えてみましょう。

暑さ対策
見るだけで涼しげな小物たち

自然素材を部屋に取り入れよう。

例えば、籐(とう)や竹、木などの自然素材を使った家具やディスプレイは、ナチュラルでリラックスできる雰囲気をつくってくれます。
ラグを畳で使われるい草の素材(ゴザのマット)に変えたり、リビングで使うサイドテーブルや照明ランプのカバーなどを籐の素材にするなどは、比較的手軽に替えられそうですね。
また、植物・インテリアグリーンも視覚的な涼しさとリラックス効果を高めてくれるアイテム。
植物のグリーンは目にも優しくリラックス効果があります。

暑さ対策

水の要素を部屋に取り入れよう。

プールや川、海などの水辺は、涼しさを感じる場所ですよね。
部屋の中でも、水の音や見た目で涼しさを演出してみましょう。
ボウルに入れた水や花びらを飾ったり、アクアリウムなども素敵ですね!
水を入れると取り替えの面倒くささや衛生的に気になる人には、アートハーバリウムという無色のオイルを使ったものがあります。

暑さ対策

間接照明を取り入れよう。

光も大事です。明るい空間は爽やかさを演出しますが、わたしがおススメするのは柔らかい光。
夜、たまには部屋を暗くして、サイドランプひとつで過ごすのもおススメです。
リラックスできる穏やかな空間をつくってくれます。
わたしの自宅では、直径20㎝~25㎝ほどのフロアランプを置いて楽しんでいます。

暑さ対策

香りを取り入れよう。

人が涼しく感じる香りには、ラベンダーやペパーミントなどがあります。
アロマディフューザーやエッセンシャルオイルなどを使って、空間に清涼感のある香りを広げてみましょう。

暑さ対策

夏だからこそ行いたい掃除や整理整頓のポイント

シンプルでクリーンな空間は、涼しさを感じさせる大事なポイント。
ここでは、夏に掃除や整頓をしておくとスッキリ、涼しく感じる場所をご紹介します♪

窓、網戸の掃除

夏は日差しが強く、窓の汚れが目立ちがち。
窓ガラスや窓回りは掃除をしてきれいにしておくと、視界もクリアになり、明るく開放感が出て、涼しく感じます。
網戸も忘れずに。掃除機でホコリを吸い取ることも効果的です。

暑さ対策
窓が汚れてると、ベタベタして暑苦しい感じがします。

エアコンのフィルター掃除

冷房をガンガン使う夏だからこそ、エアコンのフィルター掃除は重要です。

カーテンの洗濯

カーテンはホコリや汚れ、臭いがたまりやすい場所。洗濯して、スッキリ爽やかにしておきましょう。

キッチンの換気扇掃除

この場所は、冬の大掃除のときにする人も多いですが、実は、夏にも対策しておいたほうが良い場所です。
換気扇が油汚れで詰まりやすくなります。
フィルターやファンを取り外して洗浄しましょう。
キッチン全体の換気効率が高まり、熱がこもりにくくなります。

冷蔵庫の整理整頓

夏場は食材が傷みやすいですよね。冷蔵庫の中を整理整頓して、保存力を高めておきましょう。

ベットとマットレスの掃除

室内外の気温差で、夏は体調不良や夏バテしやすいもの。
なので夏は特に睡眠は大事だと考えてます。
でも寝苦しいと、寝不足になり健康にも関わります。
寝具の洗濯や掃除をこまめにして、快適な睡眠環境をつくりましょう。

水廻りの水栓

先ほど、夏を涼しく感じさせる素材にシルバーがあるといいましたが、水廻りの水栓もシルバー色ですよね。
ここにカビや水あかが見えると、衛生的も良くないですが、見た目も暑苦しく見えると感じます。
シルバーの水栓の部分だけでもピカピカに磨いておくことで、スッキリ感と涼しさを感じさせてくれます。
鏡も同じくピカピカに磨いてスッキリ気持ちよい空間にしましょう。
キッチンシンク周り、洗面周り、鏡、浴室の水栓周りなども意識して、ピカピカにしてみましょう。

暑さ対策

玄関と床の掃除

本当は、夏場は毎日家全体を掃除できたら、スッキリ気持ちよく、涼しく感じます。
でも、日々忙しい主婦やお母さんにはかなりの難関ですよね。わたしもそう。
そこで、ここだけはこまめに掃除をしておいたほうが良いおススメの場所、それが、玄関と床です。
■玄関
玄関は、家に帰ってきたときに最初に見る場所。
暑い外から疲れて帰って来て、玄関にモノがあふれていたり、汚かったりしたら、さらに暑く感じたり、疲労感がドッと増しちゃうんじゃないでしょうか。
土間のたたきはこまめに掃き掃除をしてホコリを取り除いておきましょう。
また、靴も毎回靴箱に収納して玄関はスッキリした状態しましょう。
できない場合は、家族1足だけとルールを決めてみましょう。
こもった臭いも暑苦しくする原因です。靴の消臭対策も必要です。

暑さ対策
浮かす収納で土間の掃除をしやすく♪

■床
床の上には何も置かないのとホコリを取ることを心がけること。
これだけでもスッキリ感が全然違います。
モノが置いてなければ、お掃除ロボットも使いやすくなります。

暑さ対策

快適に過ごすためのエアコン活用術

適切な温度設定

エアコンの設定温度は外気温との差を大きくしすぎないようにしましょう。
快適さを保ちながら省エネも考慮して、設定温度は26~28℃程度が目安です。
だが、年々暑くなっている夏。
エアコンの自動設定にまかせちゃいましょう。
最近では、どのエアコンにも自動設定があります。
帰宅直後の熱い空気を逃がした後は、自動設定に切り替えると節電効果にもつながります。

タイマー機能の活用

寝る前にタイマーを設定しておき、必要な時間だけ冷房が稼働させましょう。
節電だけでなく、身体の冷えも抑えます。

ドライモードの活用

湿度が高い日の場合には、ドライモード(除湿)を使用すると、湿度が下がり快適さが増します。
除湿機能は冷房よりも消費電力が少ないことが多いです。

エアコンと扇風機のダブル使い!

エアコンの冷気を効率的に循環させるために、扇風機、サーキュレーターを一緒に使います。
これにより、部屋全体が均一に涼しくなり、エアコンの設定温度を高めに設定しても快適さを保てます。

暑さ対策

直射日光を入れないようにしよう。

日中は、できるだけカーテンやブラインドで直射日光を遮り、部屋の温度上昇を防ぎましょう。
これによりエアコンの負担を軽減できます。
部屋が暗く、やぼったくならないようカーテンやブラインドは、明るい色がおススメ。

暑さ対策

冷気の逃げ道を防ぐ

窓やドアの隙間から冷気が逃げないように、しっかりと閉めておきます。
リビングと廊下にドアがない場合などは、境目にカーテンや暖簾(のれん)をして少しでも冷気が逃げるのを防ぎましょう。

定期的なメンテナンス

エアコンの定期的なメンテナンスを行いましょう。
エアコンの内部はやはり専門業者にお願いするほうが、汚れ落ちや空気の清浄感が全然違います。
2~3年ごとに一度が一般的なようです。

暑さ対策

冷やすと効果的な身体の部分も覚えておこう

冷やすと涼しくなる効果が出やすい体の場所を覚えておくのも便利です。
しかもただ、単にエアコンをガンガンかけた部屋で涼むよりは、ずっと健康的。
ポイントは「体内を巡る血液を冷やしてあげる」ということ。
その場所は、「脈」を感じられる部分。例えば、首、手首、わきの下、太ももの内側、足首、額、後頭部とか。皮膚と血管が近い箇所を冷やすのが効果的なんです。
冷やすものとしては、水に濡らしたタオル、氷や保冷剤をタオルでくるんだりなどがありますが、手軽なのが、冷却シート。適切な箇所に貼ることでひんやり感を得られるグッズ。
最近は種類も豊富で、おでこ用、ボディ用、大人用の他にも、刺激が優しい子供用やベビー用もあります。スーパーやドラッグストアで手軽に手に入ります。

冷やす場所はどこがいい?

具体的には首・手首・ひざ裏・ひじの内側・脇の下、首の後ろなど太い血管が通っているところがベストです。
その箇所で、あなたが一番気持ちよいと感じた場所に貼るのがおススメ。
冷却シートは汗をきちんと拭いてから貼ると、はがれにくくなります。

暑さ対策

足を冷やすのも効果的!

脳から遠い場所の足を冷やす、特に足裏を冷やすと、深部の体温を下げる効果があり、身体の芯から涼しく感じるそうです。
10~15℃の水に足を入れて10分程度浸す方法が良いそう。
急速に冷やすのではなく、ゆっくりがなぜ良いのかというと、急速に体を冷やしてしまうと、脳が体温の低下を感知して逆に体温を下げないように命令してしまうそうなんです。
脳が勘違いしないように、穏やかに冷やしていくことが、健康的に大事です。
たらいやクーラーボックスに水を浸して足をつけるのも良いですが、移動するときに濡れた足を拭いてからだと、なかなか面倒くさいですよね。
靴下をはいても大丈夫な、涼感ジェルマットや冷却機能付きフットレスト器具なるものもあるそうですよ。

暑さ対策

「エアコンだけに頼らない、お家の中で涼しさを感じる方法」いかがでしたでしょうか?
当たり前の内容もありますが、整理しておくことで、いざというときにとっても便利だと考えて今回集めてみました。
ぜひ、「五感」をフルに使って、エアコン以外でも気持ち良い涼しさを味わって下さいね。

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