キングス日本一奪回へ！名将が初めてタッグを組む！佐々AHC×桶谷大HC 〜豪華対談ロングインタビュー〜

開幕が10月に迫ったバスケットボールBリーグ。
日本一奪回を目指す琉球ゴールデンキングスに、キングスの礎を築いた1人の男が帰ってきた。

佐々宜央アソシエイトヘッドコーチ

佐々宜央（さっさ のりお）アソシエイトヘッドコーチだ。
2017年～2019年までキングスでヘッドコーチを務め、西地区初優勝や国際大会での優勝などかずかずの実績を残した。キングスを離れてからは東地区の強豪・宇都宮ブレックスでアシスタントコーチ、ヘッドコーチを務め、去年はリーグ最高勝率で東地区優勝に導いた。

Bリーグの枠を超え、日本代表のアシスタントコーチも務めていて、去年沖縄アリーナで行われたワールドカップや、この夏のパリオリンピックでも日本代表選手を支えるなど、指導者として日本バスケ界屈指の実績を誇る。

5年ぶりにキングスに帰ってきた佐々アソシエイトヘッドコーチと、キングスを初のBリーグ制覇に導いた桶谷大（おけたに だい）ヘッドコーチ。今回2人の名将がそろっての豪華対談インタビューが実現。新シーズンに懸ける想い、さらに2人の意外な関係性も明らかになった。

宜央の言葉はダシがきいているんです

植草凜アナウンサー
Ｑ.2人が合流してから、練習の手応えはいかがですか？

桶谷HC
「めちゃくちゃ良いです。宜央のコメントはダシがきいているんですよ。めちゃくちゃきいてる。」

佐々AHC
「分かりにくいでしょ。笑」

桶谷HC
「しょうゆ味とか、みそ味とか、塩味があるじゃないですか。僕がしゃべってもそれなりの味なんですけど、宜央がしゃべるとそこにダシがきいてよりおいしくなる！みたいなね。笑」

佐々AHC
「これが上手い言い方なのか分からないから、言われてうれしいのか微妙なラインなんですけど。笑」

桶谷HC
「いや逆か、本来やったらダシがあって…」

佐々AHC
「そうそう、ちょっとしたスパイスみたいなね。入っているか入っていないか分からないくらいの意味ですよね」

Q.お互いのバスケットボールの印象はありますか？

佐々AHC
「そういった意味でダシかもしれない。もともとこういうバスケットをしたいというのが無いんですよ。チームが勝てば良いと思っているので。あとは選手が一番光るように、選手の特色は活かさなければならないと思っているので。自分のやりたいバスケットで選手を殺していたら意味が無いですからね。」

桶谷HC
「それはよく言われるよね。僕も一緒で戦術は無いからね。」

佐々AHC
「いやそれは違います。笑　戦術はありますよ。笑」

桶谷HC
「戦術は無くても良い。笑　結局選手を活かしてあげないとチームの良さは出ないし、そもそも選手の良さが出なかったらチームは強くならないしね。
宜央のバスケの印象については、ディフェンスがめちゃくちゃ良い。インテンシティが高いだけではなくてソリッドさも求めている。行くところは行くし引くところは引くし。良いあんばいでダシがきいてるんですよ～。笑」

佐々AHC
「何回言うねん。笑」