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キングス日本一奪回へ!名将が初めてタッグを組む!佐々AHC×桶谷大HC 〜豪華対談ロングインタビュー〜
目次
「リスペクトに包まれていた」パリオリンピック
Q.夏のパリオリンピックはどんな時間になりましたか
佐々AHC
「それはもう特別ですよ。言葉で表すのが難しいんですけど、リスペクトの塊がある試合なんですよね。日本は弱小国かもしれない、でもお互いがリスペクトして良い試合にしようという雰囲気に包まれていた中でバスケットができた。だから今回も大会通して面白い試合もいっぱいあったと思います。こういう感覚でバスケットの会場、ベンチに居れたことは特別だったかなと思います」
Q.桶谷HCは佐々さんのパリでの活躍をどう見ていましたか?
桶谷HC
「面白い話があって、『桶さん、ウェンビー(※注)守れますよ。だいたいの選手守れるっすよ」って言ったのが結構面白いなと思って。NBAで活躍してる人も守れるらしいですよ。笑」
(※注:ビクター・ウェンバンヤマ選手 フランス代表のNBAプレイヤーで昨季NBA新人王)
佐々AHC
「それは分析もコーチングスタッフがして、それを体現できる選手たちが素晴らしかったんですけどね。でも4年後は無理です。笑 ウェインビーがまだ粗削りで、その体感は分からないじゃないですか。4年後になったら違う世界にいると思います。NBA選手も1年目から4年目になったら変わると考えたときに、そういったインパクトを残せるか。キングスでいうと脇真大は大学のとき活躍してその財産もあるけど、もっとボーン!と行くくらいのイメージをしなきゃだめだよねというのは言えます。そうなっていきますしね」
沖縄に恩返しがしたい
Q.脇選手のお話もありましたが、若手の成長ビジョンはどのように考えていますか
桶谷HC
「この選手を育てたいというのは伝えてるんで、脇なんかは代表入ってほしいもんね。
宜央は植松にしても荒川にしてもしっかり見てくれていて。二人はすくすく成長しているもんね」


桶谷HC
「それぐらいちゃんと見て、引き出してくれるコーチやから、将来どこまで行けるかというのをちゃんと示してくれるコーチやなと思います」
Q.キングスに戻る事を決意したのは
佐々AHC
「自分はキングスを一度離れていますが、今思うのはすべてがネガティブな要素ではなかった。当時もどこかで恩返しできたらなというのはずっとあったので。今回桶さんから手伝ってくれないかと言われた時に、逆ですよね僕からしたら。それを受けない訳ないですよね。
桶さんのためにも力になりたい。なによりもキングスに、沖縄県に戻ってきて、何かできればという気持ちです」

Q.新季のキングスについて
佐々AHC
「何よりもキングスのファンがカルチャーだと思っているので。当時自分が居たときのキングスのファンと、アリーナができてからのファンは変化していると思います。オリンピックとかワールドカップがあって、新たなファンもいると思います。今後は8,500人近くのファンのみなさんに毎試合来てもらって、このチームをまた見に行きたい、負けても応援しに行きたいなと思ってもらえるように。そしてその期待に応えていきたいです」
桶谷HC
「今年は世界に出ます。世界の宜央も来たので、いろんなことを今シーズンも経験させてもらえます。また一丸となって魅力あるキングスにしていきたいと思います」

[インタビュー&執筆:植草凜(沖縄テレビアナウンサー)]
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