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「責任感は増しつつ、等身大で。」23歳で️“中堅”となった知名祐里の現在地…女子バスケWリーグ・シャンソン
主力定着を印象付けた昨季、セミファイナルで「輝き」

身長165cmのPGである知名。高校時代は“スピードスター”として鳴らした。堅守速攻を掲げる小柄なチームにあって、速攻の先頭を走ったり、鋭いドライブでディフェンス網を破ったりしてオフェンスをけん引。高校3年時には、西原高校を全国高校総合体育大会で県勢23年ぶりとなるベスト8に導いた。
ルーズボールに躊躇なく飛び込むハートの強さ、味方を生かすアシスト能力もあり、シャンソンから声が掛かって高卒でWリーグ入り。ただ、フィジカルの弱さやビッグマンとのプレーに慣れていない中で、すぐに国内最高峰リーグに適応するのは難しく、デビューした2020-21シーズンから2年間の出場時間は少なかった。
それでも3年目からはベンチスタートのPGとしてゲームコントロールを担うことが増え、4年目となった昨季の2023-24シーズンは主力定着を印象付けるターニングポイントとなった。開幕からローテーション入りを果たすと、このシーズンで優勝を飾った富士通レッドウェーブと対戦したプレーオフセミファイナルで大きな輝きを放つ。
第2戦は無得点ながらチームトップタイの6アシスト。勝負所の第4Qはフル出場を果たし、71ー70というギリギリの逆転勝利に貢献した。最終第3戦は試合こそ72ー93で敗れたが、23分2秒の出場で6得点3リバウンド2アシストに加え、両軍最多の4スティールを記録した。
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