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琉球ゴールデンキングス “守備職人”小野寺祥太に聞く、「チームDF」が向上した理由は…DEFレーティングが10位→4位に
前半戦の功労者に平良彰吾「気付かされた部分が大きかった」

まずは前半戦の振り返りから。
ホームで行った三遠ネオフェニックスとの開幕2連戦は1勝1敗。「今シーズン、躍進が期待されている三遠を相手に白星を分けたことは、チームとしてもいい雰囲気でシーズンに入れたと思います」と振り返る。
オフには今村佳太や牧隼利、アレン・ダーラムら主力が退団したが、新キャプテンに就いた小野寺は開幕前から新チームに手応えを感じていたという。
「入ってきた伊藤選手はディフェンス力、トランジションの速さ、パスセンスがあり、チームに新しい強みを与えてくれる選手だと思っていました。ケヴェ・アルマ選手も外のシュートを含めてオールラウンドなプレーができるので、チームにとてもフィットしているなと感じていました」
ただ、開幕戦で全治2〜3カ月の怪我を負った伊藤をはじめ、#15松脇圭志やアルマ、#14岸本隆一など負傷者や体調不良の選手が続出。厳しい状況の中で西地区の1〜2位をキープし続けられた要因に、昨年の10月中旬にB3横浜エクセレンスから期限付き移籍した#47平良彰吾の存在を挙げる。
「ルーズボールへの執着心やボールプレッシャー、体をぶつけることなど、チームとしてできていなかった部分を彼が表現してくれました。一つ一つはシンプルなことなのですが、彼が来たことによって気付かされた部分は大きかったです」
平良について「前半戦の功労者の一人ですか?」と追加で聞くと、「大分です。大分だと思います。僕は」と強調した。それほど、平良が表現した戦う姿勢はチームに大きな影響を与えたのだろう。
ポイントガード(PG)が不足する中、シューティングガード(SG)が本職の#10荒川颯がハンドラーやゲームコントロールを担ったことを例に挙げ、「一人ひとりがステップアップしようともがいていました。その中で個人に任せるのではなく、チームとして決断して勝てていたことは本当に大きかったです。それぞれの成長につながりました」と好感触を語る。
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