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琉球ゴールデンキングス “守備職人”小野寺祥太に聞く、「チームDF」が向上した理由は…DEFレーティングが10位→4位に
佐々宜央コーチが求める「細かさ」と「フィジカルの部分」

主題に移る。
なぜ、ディフェンス面の数字が昨シーズンに比べて改善しているのか。全30試合にフル出場している4人のうちの一人である小野寺(その他の3人は脇、荒川、#45ジャック・クーリー)に聞くと、一人のキーマンの名前を挙げた。
「僕は佐々コーチの存在が大きいと思っています。ディフェンスの際、ポジショニング一つを取っても『もう一歩インサイドに足を入れろ』とか細かい部分を指摘してくれます。ミーティング中の映像でもそういった話は多いですね」
今季、5シーズンぶりにキングスに復帰した佐々宜央アソシエイトヘッドコーチ。2017年にキングスのヘッドコーチ(HC)に就いた際も、豊富な運動量ときめ細かい連係を重視する強固なディフェンスをチームに植え付け、それ以前に比べて大幅に平均失点を抑えた。宇都宮ブレックスのHCを務めた昨シーズン、宇都宮のディフェンシブレーティングがリーグで最も少ない99.1点だったことからも、チームディフェンスを構築する手腕に長けていることが分かる。
「自分たちのフィジカルを使いながら、相手にボールをもらわせる前にどう守るか、という部分もよく言われます」と続ける小野寺。佐々氏が個々のプレッシャーの激しさ、そしてチームで守る上での細かい連係を求めたことで、より堅さが増したということだ。
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