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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「一番大事にしている」リバウンドで劣勢に、天皇杯準決勝を前に改善できるか?ゲーム差は「3」に縮まった琉球ゴールデンキングス 

日本人選手の「ハッスル」もポイントに

「一番大事にしている」リバウンドで劣勢に、天皇杯準決勝を前に改善できるか 琉球ゴールデンキングス 
ボールを運ぶ岸本隆一

キングスのリバウンドの支柱は、過去3度リバウンド王を獲得しているクーリーと身長211cmのアレックス・カークだ。当然、この2人は他チームからも相当警戒されている。そこで、今後は日本人選手もどう空中戦に絡んでいくか、ということは一つのポイントだろう。

桶谷HCも「ビッグマンが(ゴールから離れたポジションに)引っ張られた時に、日本人選手のリバウンドの意識が少し低かったことは反省しています」と言った。

松脇も改善する必要性を感じている。

「宇都宮戦の時にスイッチを使っていて、『日本人選手がもっとハッスルしろ』と言われていたので、今日もそこの部分が重要だったと思います。相手がビッグマンだとハッスルしても厳しいところがあるので、自分でリバウンドを取る意識を持ちながらまわりにも助けてもらい、チームとしてやっていけたらなと思っています」

次節のA東京は平均40.0本でリバウンドランキング3位であり、昨シーズンのチャンピオンシップ(CS)クオーターファイナルではキングスに1勝2敗で敗れた。それらを念頭に、岸本は「リバウンドがキーになると思います」とした上で、「アルバルクは昨シーズン、うちに負けて終わっているので、そういう思いも感じながらのゲームになると思います。そこで受け身にならず、いつも以上にハードに、より賢くプレーする必要があると思っています」と意気込みを語った。

技術や戦略だけでなく、メンタル面も強く影響するとされるリバウンド。さらに白星を重ねていくためにも、チーム全体で高い意識を保ち、強い気持ちを持ってボールを掴みに行きたい。

琉球ゴールデンキングス開幕戦直前!

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