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沖縄から「ノーサイン野球」で旋風を…キーマンは遊撃手にコンバートした“平良章伍”、打率5割超で最速143㌔を誇る“福本琉依”【センバツ高校野球目前!エナジックスポーツ編】
福本「いつ言われてもマウンドに行けるように」

指揮官が評価した投手陣を引っ張るのは、左腕エースの久髙颯だ。最速142㌔の直球とキレのあるスライダーに加え、昨年夏頃からチェンジアップをバリエーションに加えたことで、的を絞らせないピッチングに磨きがかかった。九州大会は全4試合で先発を務め、防御率は圧巻の1.61だった。
他にも津嘉山清喜郎や瀬良垣壱瑠など最速140㌔超の力のある投手が揃う。中でも注目なのが、外野手を兼任する2番手ピッチャーの右腕・福本琉依だ。
最速143㌔の真っ直ぐに加え、カーブ、スライダー、チェンジアップ、ツーシーム系など多彩なボールを操る。「自分は変化球のピッチャーなので、変化球でカウントを取って決め球で勝負しています」と言う。
先発で右翼を守ることが多いが、いつでも右腕を振る準備はできている。「いつ言われても、ライトからマウンドに行って試合を作れるように意識しています」と自身の役割を見詰める。
打撃でも県大会と九州大会を合わせた打率が5割を超える。「県大会から、追い込まれてもヤマを張らないようにして、来た球を反対方向に強いゴロで打つ意識で臨んだら、かなり対応できるようになりました」と好感触を掴んでいる。
甲子園に向けて「『ただ出る』ということではなく、『しっかり勝っていける』チームを目指して練習をしています。どんなピッチャーが来ても、しっかり打ち返せるようにしたいです」と気合を入れる。
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