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OTV報道部

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国家に強制された死 。沖縄のガマと呼ばれる”自然洞窟で起きた悲劇” 38年間のタブー…戦後80年何故その沈黙を破ったのか?

目次:
・「はじめは好奇心から」埋もれた記憶を掘り起こす旅
・沈黙が破られた瞬間 
・住民を死に追いやったもの
・自国民のホロコースト 国家に強制された死

自国民のホロコースト 国家に強制された死

下嶋さんは一連の強制集団死は「世界に例のない日本人特有の死」と考えている。

下嶋哲朗さん
「あらゆる資料を調べても国家が自国民を自決に追い込んだ教育は日本だけなのです。有史以来、例がありません」

沖縄戦に続いてアメリカ軍が本土に上陸していれば、日本中いたるところで「チビチリガマ」は起きていたかもしれない。

下嶋哲朗さん
「国家による自国民のホロコースト(虐殺)――それが集団自決なのです。チビチリガマを特別な事例として扱うのではなく、こうした考えに至る出発点として論理的にも思想的にも重要な場所として考えてほしいです」

長い沈黙が破られたとき チビチリガマの”集団自決” 作家の下嶋哲朗さん真実を掘り起こした調査 沖縄戦から80年

これからの日本を担う私たちに対して、下嶋さんは、二度と過ちが繰り返されないよう、この国のあり方をチビチリガマから見つめてほしいと願う。

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