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西地区優勝が目前に迫る琉球ゴールデンキングス、接戦で驚異の”ベンチポイント60”を記録…「自信と信頼」積み重ね層の厚さが増す
CSに向けても意義ある一戦に

試合後、桶谷大ヘッドコーチ(HC)も試合の総括でセカンドユニットの活躍を勝因に挙げた。
「最初のメンバーの波長が合っていなくてズルズルと行ってしまいましたが、セカンドユニットが勢いをもたらしてくれました。3BIGも機能し、後半に入ると隆一やヴィックといったシューターに当たりが出て、セカンドユニットもいい流れのままゲームを進めてくれました。しんどい出だしの試合をカムバックして、耐えてよく勝ち取った1勝だと思います」
レギュラーシーズンは残り7試合。最終盤の戦いに差し掛かる中、チームの変化を強く実感している。
半年近く前の開幕当初は「選手個人の自信だけでなく、まわりの選手に対する信頼も薄い状態でスタートしました」と振り返る。昨シーズンから多くの主力が退団したため、それも当然だろう。ただ、現在は「仲間に対する信頼が出てきているし、みんながやるべき役割をきっちりとこなしていることが連勝につながっていると思います」と手応えを語る。
中盤戦までは、悪いを出だしを引きずってそのまま流れを変えられずに敗れたり、大量リードを奪った時にプレーが荒くなり、終盤に一気に詰め寄られたりする試合も散見されていた。しかし、今は展開に限らず遂行力が低下する場面が少ない。指揮官も「雰囲気が切れなくなった。カムバックできるメンタリティが付いてきたと思います」と評価する。
CSに向け、ディフェンス強度の高い大阪に勝ち切れたことも意義が大きいと見る。
「今日みたいなヒリヒリした試合展開から得るものは多いですし、勝ちながらこういうゲームができたことはすごく大きいです。CSは点差が開くゲームがあまりないので、我慢強くやっていくのは大切だと思っています」
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