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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「沖縄のために勝ち取りたい」CSの鍵を握るアレックス・カーク…クーリーとの“ツインタワー”に手応え。琉球ゴールデンキングス

ゾーンディフェンスの攻略でもキーマンに

「沖縄のために勝ち取りたい」CSの鍵を握るアレックス・カーク…クーリーとの“ツインタワー”に手応え。琉球ゴールデンキングス
A東京で2連覇を経験し、琉球でも優勝を狙うカーク(長嶺真輝撮影)

キングスがインサイドに強みを有していることから、島根戦では相手がゾーンディフェンスを使う場面も多そうだ。

RS最終戦の佐賀戦でも多用されたが、この時は苦戦する場面が目立った。強みであるインサイドをうまく使いきれず、アウトサイドでパスを回して単調なオフェンスになってしまった。

ゾーンディフェンスの攻略においてもカークはキーマンになる。佐賀との第2戦後、桶谷大HCは「今日みたいにゾーンを敷かれた時のポストムーブはアレックスが上手い。そこに入れられる時はパスを入れて、ダッグイン(ゴール下でディフェンダーを抑えながらパスを受けるポストプレー)はジャックがするなど、バランスを取りながら対策していきたいです」と見通していた。

カークも相手にインサイドを固められたとしても、中と外からバランス良く攻める必要があると見る。

「私たちはできる限りインサイドを攻撃し続けると思います。そしたら、おそらく自分とジャックに対してポストトラップを仕掛けられる場面が出てくるはずです。そうなった時は、そこからボールを外に動かしていきたいと考えています」

様々なコメントからも分かるように、CSへの心構えは既にできているカーク。A東京時代には2連覇を達成しており、経験は十分だ。ホームとなって2シーズン目となる沖縄、そして琉球というチームへの思いも強い。

「自分はキングスの一員としてチャンピオンシップを勝ち取りたいと思っています。岸本やジャック、ヴィック、B3から加わった平良など、ここには本当に素晴らしい仲間たちがいる。A東京では連覇をすることができて、共に戦ったメンバーが兄弟のような存在になりました。私は琉球でもチャンピオンシップを勝ち取りたい。それはチームや仲間のためだけでなく、沖縄全体のためでもあります」

昨シーズンは3年連続でファイナルに進出したが、惜しくも優勝を逃したキングス。カークがCSでも好調を維持することができれば、リベンジの舞台まで駆け上がる可能性は高まるはずだ。

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