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“早寝早起き”で得られるのは、三文どころじゃない!親子の朝が変わる習慣
目次:親子の朝が変わる習慣
・朝がつらい…は、もう卒業しよう
・早寝早起きで変わる!親子の朝時間のメリット
・今夜から始める!早寝早起き習慣づくりのステップ
・よくある質問(Q&A)
・三文どころじゃない“暮らしのゆとり”を
・他の乳幼児睡眠コンサルタント記事を読む
よくある質問(Q&A)
Q. 幼稚園の子どもです。早寝させたいのに、全然眠くなさそうです…?
A. 体力が有り余っている可能性も考えられます。特に日中の活動量が不足していると、夜になってもエネルギーが余っていて寝つきにくくなります。家庭内では、午前中に外遊びや散歩、公園での自由遊びなど、光を浴びながらしっかりと体を動かす時間を意識的に設けてみてください。
また、午後も屋内であっても簡単な体操やダンス、風船遊びなどで身体を使った時間を作ることで、夕方以降の眠気を促しやすくなります。特にテレビやタブレットなど受動的な遊びに偏っていると、疲れにくくなり眠気が遠のく傾向があるため、「日中にしっかり疲れてもらう」という視点で過ごし方を見直してみるのもおすすめです。
Q. 保育園や幼稚園の関係で朝は起こしてるのに、夜がなかなか寝つけません。
A. お昼寝時間が長い可能性があります。特に3〜5歳児では、保育園での昼寝がしっかり取れている場合、夜の眠気が遅れることもあります。一方で、夕方にお昼寝をしている園は少ないため、家庭に帰ってからの「うたた寝」や、車移動中の居眠りなどが影響している可能性も。思い当たる場合は、帰宅後の過ごし方を少し見直してみるとよいでしょう。
Q. 朝起きるのが親のほうがつらくて…
A. 最初は10分ずつの早起きでOK。大人も朝の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、自然と目覚めやすくなります。カーテンを開けて太陽の光を部屋に入れる、ベランダに出て軽く深呼吸をする、朝の散歩を取り入れるなど、無理なく続けられる形を見つけてみましょう。
特に朝の光には、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制し、セロトニン(心を安定させる神経伝達物質)を活性化させる働きがあります。この作用により、目覚めがスムーズになり、その日の気分や集中力にも良い影響を与えるとされています(出典:国立精神・神経医療研究センター)。
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