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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「沖縄の地でプロに…」桶谷大HC注目の15歳 宮里俊佑が琉球ゴールデンキングスU18で描く未来。白谷ら“強烈な同期”から刺激も

岸本隆一に憧れた幼少期、U15で「責任感」磨く

「沖縄の地でプロに…」桶谷大HC注目の15歳・宮里俊佑が琉球ゴールデンキングスU18で描く未来 白谷ら“強烈な同期”から刺激も
幼少期は岸本隆一に憧れていたという宮里

那覇市出身。4人きょうだいの末っ子で、バスケットボール経験者が多い家族の影響で自身も小学校3年生の時にミニバスケットボールチームに入った。キングスが運営するアカデミーでも腕を磨き、実力が認められて小学校6年生の頃からキングスU15でプレーしていた。

当時、最も強く憧れた選手は同じPGの岸本隆一だ。「3ポイントシュートが上手くて、ドライブ、ゲームコントロール、アシストも超一流。自分が目指すべきPGの選手像の一人です」と目を輝かせる。

中学生に上がってからも、同年代の枠を飛び出した活動が目立った。1年生の時の練習試合で桶谷大HCが興味を示し、トップチームの練習に参加したほか、中学3年生からはキングスU18の試合にも登録されていた。低学年の頃は周囲からの期待が大きい反面、性格面では控え目な印象もあったが、学年が上がるごとに目に見えてリーダーシップが増していった。

3年時にはキャプテンを務め、自身も内面の成長を実感している。

「U15の3年間で一番成長したのは責任感です。PGは『コート上の監督』とも言われるので、どうすればチームを勝たせられるかを考える習慣が身に付きました。キャプテンとして、どうすればチームがまとまるかを考えることも含め、とてもいい経験になりました」

U15で最後の大会となった3月のCHAMPIONSHIP(CS)では、接戦となった準決勝のサンロッカーズ渋谷U18戦で37得点4リバウンド2アシスト3スティールと圧巻の活躍。決勝のライジングゼファー福岡U15戦も18得点9リバウンド4アシスト2スティール2ブロックと攻守で躍動し、チームを栄冠に導いた。

大会を通し、勝負所でことごとく得点を決める姿は「頼もしい」の一言だった。大会MVPには二大エースとして共にチームをけん引した越圭司が輝いたが、宮里もMVPに十分値するパフォーマンスだった。

小学生の頃から出場する大会では準優勝が多く、頂点に立った瞬間は「素直にうれしかったです」と振り返る。「チームを勝たせられる選手になることを追い求めてきて、CSをああいう形で優勝できたので、少しだけいい感触をつかむことができました」と笑顔を見せた。

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