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「沖縄の地でプロに…」桶谷大HC注目の15歳 宮里俊佑が琉球ゴールデンキングスU18で描く未来。白谷ら“強烈な同期”から刺激も
フィジカルとディフェンス力が課題

高校進学後は、全国の強豪校ではなく、キングスU18を所属先に選んだ。中学3年の頃から先輩たちと共にプレーし、「須藤春輝先輩や佐取龍之介先輩がユース育成特別枠でトップチームに帯同したりする姿を見て、やっぱりプロを目指す上では、この環境が一番目標に辿り着くためのチャンスがあると感じました。進学した後はキングスU18の一択でした」と迷いはなかったようだ。
再び最上級生から1年生に戻ったが、「チームを勝たせられる選手になる」というビジョンに変わりはない。「コートに入ったら年齢は関係ないと思っています。PGは喋られないといけないポジションなので、物怖じせず、まわりの意見も聞きながらチームメイトとコミュニケーションを取っていきたいです」とリーダーとして心構えを語る。
キングスU18の与那嶺翼HCも「スキルは高校カテゴリーでも天下一品。中学3年では末広HCの下でバスケIQが高くなり、ステップバックからの3ポイントシュートなど技の幅も広がりました。コーチが求めていることを理解し、試合中からチームとしてやらないといけないことを発信してくれます」と厚い信頼を寄せる。
既に練習試合、公式戦ともに主力PGの座をつかんでおり、宮里は「参加する全ての大会で優勝を目指します」と言い切る。
一方で、カテゴリーが上がったことによる課題もある。
一つ目は体の強さだ。現在の体重は70kgほどだが、先々は「80kg以上に増やしたい」と言う。「全体のフィジカルが上がってくると簡単にディフェンスのズレが作れなくなるので、自分から体を当てられるようになりたいです」と成長を見据える。
もう一つはディフェンス力の強化である。与那嶺HCは「彼がPGとしてプロを目指すのであれば、平良彰吾選手や崎濱秀斗選手のような脚力を磨いていかないといけません」と指摘する。フィジカル不足とも関連する課題感のため、体づくりと並行して伸ばしていきたいポイントだ。
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