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「沖縄の地でプロに…」桶谷大HC注目の15歳 宮里俊佑が琉球ゴールデンキングスU18で描く未来。白谷ら“強烈な同期”から刺激も
白谷、越、平良…「負けじとしっかりやりたい」

今年9月に開催が予定される「FIBA U16アジアカップ2025」のエントリーキャンプにも招集され、世代の顔役の一人である宮里。ただ、同年代の世代別代表には自身を上回るほどの強烈な存在感を放つ選手がいる。
福岡大学附属大濠高校1年の白谷柱誠ジャックである。既に身長が194cmあり、今年8月にある代表トップカテゴリーの「FIBA アジアカップ2025」でも候補選手に選ばれた。今年1月にあったJr.ウインターカップの準決勝で、キングスU15と白谷が所属する四日市メリノール学院中学校が対戦した際には、54得点19リバウンドという怪物級のスタッツを残した。
白谷とマッチアップした宮里は「同じ年齢であれだけの選手がいるので、現状に満足している暇は全くありません。もっともっとレベルアップしないといけないと感じます」と競争心を力に変える。
他にも刺激を受ける選手がいる。今秋から米国の高校に進学する元チームメイトの越と、中学時代に県大会で何度も競い合い、春に沖縄から大濠高校に進学した平良孔龍の二人である。平良は、来シーズンからキングストップチームにU22枠で加入する平良宗龍の弟で、昨秋の国民スポーツ大会では沖縄代表の少年男子で共闘した仲でもある。
「プレーしている環境はそれぞれ違いますけど、みんな大きな舞台でいい経験をしていると思います。自分も負けじとしっかりやっていきたい。いずれ対戦する機会があれば、自分もレベルアップした姿を見せたいです」と力を込める。
自身と同じように沖縄で生まれ育ち、地元チームのキングスでプレーするチャンスを掴み取った崎濱秀斗の存在も大きい。
「あの若さで崎濱選手がスターティング5で試合に出ている姿を見ると、本当に自分も頑張らないといけないと思わされます。キングスのホーム戦はいつも8,000人くらいの観客で埋まり、ファンの熱は日本一。選手たちは大きなエナジーをもらえるはずです。自分もこの沖縄の地でプロになり、バスケットをやり続けたいという思いが強いです。そのためにも、コツコツとやるべきことをやっていきたいです」
目標は大きく、それでいて謙虚に、誠実に。強い克己心を持って貪欲に成長を求め続ける宮里であれば、自らが描く未来の姿を現実のものにできるはずだ。
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