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フードライター山内朝美(OFNE)

フードライター山内朝美(OFNE)

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)

沖縄県北中城村の静かな住宅街に佇む「SANS SOUCI(サンスーシィ)」。
築年数の経った外人住宅をリノベーションしたカフェは、観光客から地元の人々まで幅広く愛される琉球と京都のコラボレーション“琉京”を掲げる名店です。

店名の「SANS SOUCI」は「お気楽」という意味。その名の通り、店内には肩の力を抜いて過ごせる空気が漂っています。
旅の途中の休憩にも、日々の合間のひと息にも、思わず立ち寄りたくなる場所です。

目次

沖縄食材×京都の技「SANS SOUCI(サンスーシィ)」人気No.1のカレーうどん

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)
ごまカレー温玉うどん(税込1,350円)

京都といえば、ダシの文化が根付く土地。
その伝統を尊重しながら1年半の歳月をかけて完成させたのが、ゴマとスパイスを巧みに組み合わせた香り豊かなカレーうどんです。

全国から厳選した素材を組み合わせて仕上げた自慢のダシに、読谷村「はなファーム」の卵を合わせ、さらにコクと奥深さを引き出しています。
京都の人が親しみを込めて「お揚げさん」と呼ぶ油揚げ、そして甘味と香りが際立つ九条ねぎは、どちらも京都の農家から直送されたものを使用。「本物」の味わいが楽しめる一品です。

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)

麺は、もちもちとした食感とほどよい柔らかさが特徴で、ダシや具材の旨みとしっかり絡み合います。
ひと口ごとに風味が広がり、食欲を刺激し、思わず「うまい」とつぶやいてしまう味わい。一滴残らず飲み干したくなる満足感が、多くの人を惹きつけています。

ひと皿の中に「琉京」の魅力が詰まったカレーうどんに、京都から沖縄を訪れた観光客も驚くこと間違いなし!

ひと口で納得!とろける幸せ「SANS SOUCI(サンスーシィ)」人気No.2の親子丼

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)
京のふわとろ親子丼(税込1,400円)

ふわとろの卵とやわらかい鶏肉がごはんにしっかりと馴染んでいて、ひと口ごとにダシの旨みがしみわたるのが、「SANS SOUCI(サンスーシィ)」人気No.2の親子丼。丼の真んなかで輝きを放つ張りのある黄身を割ると、濃厚な卵のコクと甘みがとろりとごはんに絡みつき、口いっぱいに米×卵の相性のよさとやわらかなおいしさが満ちていきます。

すべての丼メニューに添えられているお吸いものは、やさしく澄んだ味わい。食事の合間や最後に口の中をすっきりと整え、食後の余韻をそっと引き立てる、欠かせない存在です。

人気No.1とNo.2の両方を堪能できる「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のとびきりコンビ

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)
とびきりコンビ(税込1,500円)

人気No.1のカレーうどんと、人気No.2の丼メニューを一度に楽しめる贅沢なセットがこちら。どちらも食べたい!選べない!という方にぴったりです。
最初のひと口目から最後のひと口まで飽きることなく味わい尽くせる満足感と、食べ終わったあともまたすぐに恋しくなる、とびきりの組み合わせを楽しんでみては。

「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のキュッと引き締まったうどんメニュー

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)
ごまつけうどん(税込1,050円)

ごまカレー温玉うどんがおいしいのは明白ですが、実は「SANS SOUCI(サンスーシィ)」は、うどんそのものもちょっと特別。
冷たい氷水でキュッと締められた茹でたてのうどんを特製のごまだれにくぐらせれば、カレーうどんの温かい麺とはまた違う、ほどよい芯のある食感がたまりません。のどごしのよさが心地よく、ごまだれの香ばしさを引き立てながら、すっきりと味わえるので思わずもうひと口、もう一杯と手が伸びそうです。

さらに九条ねぎやオリジナルのラー油を添えると、香りや味わいに深みが重なり、シンプルに見えて多彩な楽しみ方ができるのが魅力的!

高さ30センチメートル超!抹茶・きな粉・黒糖が織りなす「SANS SOUCI(サンスーシィ)」の「和ぱふぇ」

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)
特選サンスーシィパフェ(税込1,700円)

食後には、店主による手作りの味が隅々まで詰まった高さ30センチメートル越えのパフェはいかがでしょう?

下から香ばしいほうじ茶蜜とほうじ茶プリン、続いてふんわりとした生クリーム、抹茶と黒糖のスポンジ、濃厚な黒糖アイスが重なります。さらに、抹茶ゼリーやきなこアイス、黒糖ゼリー、抹茶と黒糖の白玉が加わり、仕上げに抹茶アイス、甘さ控えめのあんこ、そして栗の甘露煮が彩りを添えます。

下から上まですべて手作りのパフェは、素材のよさを知りつくした店主だからこそ出せる個々の特徴が引き立て合っています。
香ばしいほうじ茶の風味と黒糖のコクが溶け合い、やがて抹茶のほろ苦さと甘みが絶妙に調和する。上品で奥深い余韻が口の中に長く続き、技と感性の結晶を感じさせる味わいです。

子連れ大歓迎の「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のやさしさがにじむ空間

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)

「SANS SOUCI(サンスーシィ)」では、子育て世代があんしんして過ごせるよう、キッズスペースを完備。
黒板・絵本・おもちゃを囲むように客席が配置されていて、大人も子どもも心地よい時間が過ごせます。

沖縄と京都。ふたつのふるさとが交差した空間に宿る「琉京」の世界観

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)
京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)

店内を見渡すと、ところどころに京都の気配がちらり。沖縄ではなかなか目にすることのない舞妓さんのうちわや、手のひらにちょこんと収まる「たまラムネ」もならんでいます。
「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のダシにやさしい輪郭を与える京都・松野醤油も、レジ前にて販売中です。どれも、京都の文化や味わいをそっと届けてくれる、小さな贈りもののよう。

沖縄のいいものも、京都のいいものも。
両方を知り尽くした店主が届ける空間と食の世界には、「SANS SOUCI(サンスーシィ)」でしか感じられない魅力があります。
どうぞ、「琉京」の世界観をじっくり味わいにいらしてください。

Information

京都の上品さと沖縄のぬくもりが重なる琉京甘味 「SANS SOUCI(サンスーシィ)」のごはん時間(北中城村)
琉京甘味 SANS SOUCI(サンスーシィ)
住所
〒901-2315
沖縄県中頭郡北中城村荻道150
電話番号
098-935-1012
営業時間
平日ランチ: 11時~L.O.15時
平日ディナー: 18時~21時(L.O.20時30分)
土日祝:11時~21時(L.O.20時30分)
定休日
なし
駐車場
あり
クレジットカード・電子マネーの利用
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