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これぞ進化系沖縄そば!沖縄そばの新しいカタチに出会える「つきしろそば」であなただけの特別な一杯を(浦添市)

浦添市前田にある「つきしろそば」は、沖縄そばの定番から創作メニューまで、バラエティ豊かなラインナップが楽しめる人気店です。沖縄そばの枠にとらわれず、自由な発想と確かな技術で作られたメニューは、訪れるたびに新しい発見を提供してくれます。
「つきしろそば」では、麺、スープ、トッピングのそれぞれに工夫が凝らされ、どのメニューにもほかでは味わえない独自の魅力があります。訪れる人々の目と舌を楽しませ、飽きのこない味わいで、リピーターが多いのも納得。
今回はそんな「つきしろそば」の魅力を、定番メニューから注目の創作メニューまでたっぷりと紹介します。
目次
アクセスよし!雰囲気よし!ふらっと立ち寄りたくなる「つきしろそば」

お店からおよそ10メートル先に8台分の駐車場があります。
一見縦列駐車に見えますが、両方向から出入りできる構造なので、車の出し入れもスムーズです。

駐車場から少し歩くと、青い看板と白いのれんが目印の「つきしろそば」が見えてきました。
「つきしろそば」はもともと南城市にあったお店で、2023年4月に現在の浦添市前田へ移転したそうです。通り沿いにあるので、はじめてでも迷わずたどり着けるわかりやすい場所にありました。
モノレール「前田駅」からも徒歩1分ほどと、車がなくてもアクセスしやすい立地です。


店内は、座敷席が2つ、テーブル席が3つ、カウンター席が4席とコンパクトですが、落ち着いた雰囲気で居心地のいい空間が広がっています。
子ども用のいすもあり、小さな子どもを連れた家族でも利用しやすいと感じました。

セルフサービスのお水に加えて、温かいほうじ茶が用意されていたのも個人的にはうれしいポイント。
冷たい飲みものが苦手な人や、ホッとひと息つきたいときに助かります。

注文は券売機スタイル。支払いは現金のみなのでご注意ください。
個性派そばがずらり!「つきしろそば」で味わうお気に入りの一杯


「つきしろそば」の魅力のひとつは、メニューの豊富さです。
定番の沖縄そばやソーキそばはもちろん、他店では味わえない個性的なそばがそろっていて、何を注文しようか迷ってしまうほど。

なかでも注目は、月替わりで登場する「スペシャルそば」。これが毎月ユニークで、「本当にこれも沖縄そば?」と驚かされるような創作メニューがならびます。
取材した7月は、台湾のパーコー飯をアレンジした「パーコーそば」が登場していました。過去には「ホタテバターそば」や「坦々沖縄そば」、「えびのジェノベーゼそば」などジャンルにとらわれないアイデアが光るそばが登場しています。
和・洋・中の要素が感じられるのは、オーナーが長年、日本料理とイタリアンの料理人として腕をふるってきたこと、さらに元・中華料理人のスタッフのアイデアも取り入れているからだそうです。
「アイデアは旬の食材やそのときのひらめきから」と語るオーナー。既存の枠にとらわれない、自由な発想から生まれるメニューは、常連客の間でも楽しみにしている方が多いのだとか。
人気メニューはお昼頃には売り切れてしまうこともあるので、狙っている方は早めの来店がおすすめです。


また、そばの単品だけでなく、セットメニューやサイドメニューも充実していて、しっかり食べたい方にもぴったり。テイクアウトや全国発送にも対応しているので、遠方の家族や友人への贈りものにも喜ばれそうです。

トッピングでカスタマイズもできるので、自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけてみるのも楽しいですね!
見た目も味も大満足!食べごたえ抜群の「ニライカナイそば」
◇「ニライカナイそば(950円・税込)」

「つきしろそば」の看板メニューである「ニライカナイそば」は、見た目も味わいも満足度の高い一杯。三枚肉、軟骨ソーキ、青菜、もずく、セミドライトマト、ダシ巻き卵、ネギといった彩り豊かな具材が贅沢に盛り付けられています。
厚焼き卵のあざやかな黄色、青菜のみずみずしい緑色、そして中央に添えられたセミドライトマトの赤色。目にも鮮やかな盛りつけは、思わず写真を撮って誰かに見せたくなるうつくしさです。
見た目のインパクトだけでなく、暑い季節でも食欲をそそる、まさに「食べたくなる沖縄そば」ですね!
お店の女性スタッフも「毎日食べても飽きない」と太鼓判を押す「ニライカナイそば」は、見た目だけではなく、スープの奥深さも注目ポイント。

スープは鰹節や野菜を長時間煮込み、旨みをていねいに引き出して作られています。一口飲むと、あっさりしていながらも奥行きがあり、ひと口すすれば、もずくの磯の香り、ネギの爽やかな香味、そして豚肉の力強い旨みが口のなかで広がります。
さまざまな具材の風味を包み込み、一体感をもたらすスープの完成度には、思わず感嘆してしまいます。
このスープにやさしい味わいのダシ巻き卵が重なり、口いっぱいにまろやかな旨みと香りが広がります。
麺は、「亀浜製麺所」のものを使用。しっかりとしたコシと弾力が特徴で、具材やスープとの相性も抜群です。「つきしろそば」にとって、なくてはならない存在でしょう。

お肉は、沖縄そばの定番「三枚肉」と、長時間煮込んでトロトロになった「軟骨ソーキ」の2種類がのっています。どちらも箸でほろりとほぐれるほど柔らかく、特に軟骨ソーキはスープをたっぷり吸い込んでジューシーな味わい。しっかりとした味付けながら、重たくならず、最後までおいしくいただけます。
味・見た目・食べごたえ、どれをとっても大満足の「ニライカナイそば」。こだわり抜かれた絶妙なバランスが、ひと口ごとにおいしさの発見をもたらしてくれますよ。
沖縄そばの常識を超えた!プルドポークとネギの絶妙なハーモニー
◇「バカ盛りネギとプルドポークのそば(850円・税込)」

そしてもうひとつ、そば好きにおすすめしたいのが「バカ盛りネギとプルドポークのそば」。プルドポークとは、豚肉の塊を低温で長時間加熱し、細かくほぐしたお肉のこと。
「沖縄そばにプルドポーク?」と、はじめて食べるのでどんな味かドキドキしながら食べましたが、沖縄そばとの相性は抜群!
奥深くあっさりとしたスープがやわらかくほぐされたプルドポークをしっかり受けとめ、三枚肉やソーキとはまた違った魅力を引き出してくれます。ほぐされた豚肉の柔らかさも沖縄そばにピッタリと合っていて、まるで沖縄そばのために生まれたような存在感です。
そして何よりも印象的だったのは、どっさりと盛られた白ネギ。シャキシャキの食感が残り、豚肉の旨味と相まって、最高の組み合わせに仕上がっています。ネギ好きにはたまらない、まさにネギを味わうための沖縄そばといえる一杯です。

テーブルに置かれていた薬味をみると、定番のコーレーグースや一味、紅生姜などがならぶなか、特に気になったのが「シークヮーサーこしょう」。こちらはオーナーの手作りなのだそう。

フタを開けた瞬間に広がる爽やかな香りに惹かれて試してみると、スープを邪魔することなく、むしろその魅力を引き立ててくれる絶妙なアクセントになっています。
風味としては柚子胡椒に近いのですが、塩気は控えめ。ピリッとした辛さとシークヮーサーの香りが加わることで、最後のひと口までスープをおいしく楽しめました。

「シークヮーサーこしょう」は販売もしていて、私も思わず購入。根強いファンが多い人気商品だそうです。
主役級のおいしさ!「つきしろそば」のサイドメニューがアツい
◇「黒バラのりTKGトリュフ風味(350円・税込)」

「つきしろそば」は、サイドメニューも充実しています。
なかでもぜひ注文してほしいのが「黒バラのりTKGトリュフ風味」。国産素材にこだわったというこの一品で、成形前ののりがごはんが見えないほどたっぷりとかかっています。

まずは王道の食べ方で、しょうゆをかけて卵黄をつぶし、かき混ぜてひと口。この卵黄に箸を入れる瞬間、たまりませんよね。
摘みたてののりをそのまま乾燥させたという黒バラのりは、成形前ならではのしっとり感としっかりした噛みごたえがあり、磯の香りがふわっと広がります。
濃厚でまろやかな卵黄が、のりやごはんと絶妙に絡み合い、青ネギの薬味が全体をさわやかに引き締めます。日常的な食材の組み合わせながら、これほど完成度の高いTKG(たまごかけごはん)はなかなか出会えません。

お店の方に教えてもらったおすすめの食べ方は、そばのスープをかけて雑炊のようにいただくスタイル。
実際に試してみたところ、スープのやさしい旨みが全体に染み渡り、まったく違う味わいに変化。ダシ巻き卵のような風味が加わり、最後のひと口まで満足感の高い一品でした。
◇「シュワポップ(炭酸氷)(200円・税込)」

もうひとつぜひ味わってほしいのが「シュワポップ(炭酸氷)」。炭酸を閉じ込めた世界初の氷なのだそうで、見た目はさわやかな水色。ひんやりと涼しげで、食後にぴったりのスイーツです。

口に入れると、ほんのりとしたソーダ味とともに、氷がシュワッと溶ける不思議な食感。はじめての体験にちょっとワクワクしました。大人も子どもも楽しめる新感覚のおやつです。
店内でゆっくり味わうのもいいし、帰り道に食べ歩きしながら涼を感じるのもおすすめ。見た目も味も楽しく、夏にぴったりの一品でした。
◇「かりんとうまんじゅう(200円・税込)」

気になっていた「かりんとうまんじゅう」はテイクアウトして家でゆっくり味わうことにしました。ころんと丸いフォルムがなんともかわいらしくて、手に取るだけでちょっと幸せな気分に。
外はカリッと香ばしく、なかのあんこは甘すぎず、ちょうどいいやさしい味わい。夕方のおやつにいただきましたが、時間が経ってもサクサク感はそのままで、満足度の高い一品でした。これは手土産にもきっと喜ばれそうです。
「つきしろそば」で出会う、あなただけのお気に入りの一杯

「つきしろそば」は、ダシの香りに包まれたやさしい空間で心もお腹も満たされる、そんなお店でした。
ていねいにとられたスープ、こだわりのトッピング、落ち着いた店内。どれをとっても、日々の慌ただしさをそっと忘れさせてくれるようなやさしさが詰まっています。
那覇からもアクセスしやすく、おひとりさまでも家族連れでも立ち寄りやすい雰囲気なので、ふと思い出したときにふらりと行きたくなる場所になりそう。
あなたもぜひ、自分だけの“お気に入りの一杯”を見つけに、足を運んでみては。きっと「つきしろそば」でしか味わえない特別な時間が待っていますよ。
Information

- つきしろそば
- 住所
- 〒901-2102
沖縄県浦添市前田1丁目3−1 - 電話番号
- 098-988-8649 営業時間:11時〜16時(スープなくなり次第終了) 定休日:年中無休 駐車場:8台(10メートル先左手)
- 営業時間
- 11時〜16時
(スープがなくなり次第終了) - 定休日
- 年中無休
- 駐車場
- 8台(10メートル先左手)
- クレジットカード・電子マネーの利用
- 不可
- SNSのURL
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