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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「神の右手」あの5.3秒に起きたコト…琉球ゴールデンキングス・松脇圭志に30分をかけて聞いてみた

優勝に向け「やるべきことは変わらない」

「神の右手」あの5.3秒に起きたコト…琉球ゴールデンキングス・松脇圭志に30分をかけて聞いてみた
今季も活躍が期待される松脇

ファイナルでは宇都宮ブレックスに対して1勝2敗。初戦は落としたものの、松脇や小野寺が相手エースのD.J・ニュービルをマークし始めた第2戦以降はほぼキングスの流れだっただけに、悔しさが大きかったはず。

松脇は笑みを浮かべながら、冗談と本気が入り混じったような言葉を口にした。

「いやあ、優勝したかったですね。あれ(三遠戦の同点シュート)があって優勝したとなれば、もっとあのシュートの価値が上がった気がします(笑)。讃えられたい訳じゃありませんが…。まあでも、そんな簡単じゃないよね、とも思います」
 
昨シーズン全体を振り返ると、レギュラーシーズンの出場は60試合中51試合。2022-23シーズンにキングスに入団してから最も少なかった。「昨年は前半戦で体調不良や右手首の怪我が続きましたが、その時はチーム全体として怪我人が多くて休めませんでした。手首が痛くてほぼシューティングをできない時期もあり、苦しい部分はありましたね」と振り返る。

それでも、CSでは全8試合で得点を決め、持ち味のディフェンスでは相手のエース格とマッチアップし続けた。「自分はシュートが見られがちですけど、キングスはディフェンスで流れを持ってくるチーム。調子が悪い時でもディフェンスはやり続けていたので、それが最後に繋がったと思います」と、自身の役割を淡々とこなした。

今季で所属4年目に入る。年齢も28歳となり、すっかり中堅だ。

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