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沖縄県素材がふんだんに詰まった”沖縄そばカフェ”「ととと」白湯そばと混ぜそばと周辺地域の食材を堪能(今帰仁村)

ジャングリア沖縄から車で7分ほど、人気観光スポットの古宇利大橋からも車で8分ほどと、観光ルートの途中に立ち寄りやすい場所に沖縄そばカフェ「ととと」がオープンしました!
白湯スープが特徴の「あっさり豚骨白湯そば」には、彩り豊かな具材がたっぷり。ほかにも「琉球まぜそば」やオリジナルドリンク、テイクアウトにぴったりな黒糖ポップコーンなど多彩なメニューが楽しめます。
「沖縄そばをもっと気軽に、カフェのような雰囲気で味わってほしい」との想いから生まれた、若い感性が光る新しいスタイルの沖縄そば屋です。
目次
会話が弾む、白を基調としたやさしい空間「ととと」

店名「ととと」は、「〜と〜と〜」のように、なにかとなにかをゆるやかにつなげる接続詞から着想を得た名前。そんなコンセプトどおり、店内には人や時間をつなぐようなやさしい空気が流れています。

白を基調とした明るい壁に自然光がたっぷり差し込む空間は、シンプルながらも開放的でどこか華やかさを感じる雰囲気。装飾はあえてシンプルに抑えられ、料理や会話が自然と主役になるような空間づくりが印象的です。

店内には2人掛けのテーブル席が4つと、4〜6人でくつろげる座敷席が3つ。座敷では赤ちゃんを寝かせたり足を伸ばしてリラックスしたりと、それぞれのスタイルで過ごせます。通路は広めでスロープもあるため、車椅子やベビーカーの利用もスムーズです。
「ととと」の看板メニューは、沖縄そばでは珍しい白湯そばと混ぜそば

注文は、店内入り口左手にある券売機でチケットを購入し、スタッフに渡すスタイル。若い世代が手がけるカフェでありながら、昔ながらの沖縄そば屋らしいスタイルも大切にしているのが「ととと」らしさです。
沖縄そばのメニューは、人気No.1の「特製・あっさり豚骨白湯そば」と、リピーター続出の「琉球まぜそばセット」の2種類。それぞれ単品またはセットが選べるので、気分に合わせて楽しめます。

また「ととと」では、今帰仁村をはじめとする周辺地域の食材を取り入れたカフェメニューも楽しめます。
たとえば、隣町・本部町で採れたアセロラを使ったアセロラドリンクや、大宜味村産のシークヮーサーにお酢を加えた、さっぱり系のドリンクもおすすめ。
さらに、久米島の紅芋と沖縄県産の黒糖を使用した自家製わらび餅も人気です。

特にアセロラは、生果で流通が少なく、とても希少なフルーツ。爽やかな酸味と自然な甘みがクセになるおいしさです!
骨の髄から旨味を引き出した「特製・あっさり豚骨白湯そば」

セットメニューは、具だくさんのじゅーしぃと自家製の紅芋黒糖わらび餅付。まずは看板メニュー、「特製・あっさり豚骨白湯そば」をご紹介します。

スープは、今帰仁村の老舗肉屋「金城ミート」の豚骨を7時間ほど煮込んで仕上げた白湯(パイタン)仕立て。
沖縄そばといえば透明スープが主流ですが、「ととと」ではあえて骨を砕いて煮込み、骨の髄から旨味を引き出した白濁スープが特徴です。

トッピングも個性豊か!軟骨ソーキは、シークヮーサーの風味と塩味がほんのりと香る、さっぱりとした味わい。
糸満市産のカマボコは両面を香ばしく炙り、風味がぐっと引き立ちます。
さらに沖縄県産卵を使った錦糸卵・紫タマネギ・小ネギなどが色鮮やかに盛られ、見た目にも食欲をそそります。

麺はお隣・名護市の老舗製麺所「三角屋」の生麺を使用。白湯スープがしっかりと絡み、小麦の香りとスープのコクを一緒に楽しめます。

味変には「ととと」オリジナルのコーレーグースーをどうぞ。本部町・山川酒造の泡盛に、沖縄県産トウガラシを漬けたもので、ピリッとした辛味がクセになります。少し加えるだけでスープの印象が一変。ぜひ味変を楽しんでみてくださいね。
「琉球まぜそば」はコッテリ派がうなる絶品!

しっかり濃い味がお好みの方には、リピーター続出の「琉球まぜそば」がおすすめです。
味の決め手は、今帰仁村の「共栄社」が手がける黒糖で甘く煮込んだ特製ダレ。この黒糖ダレに、小ネギ・海苔・天かす・沖縄県産卵の黄身をしっかり混ぜていただく、汁なしスタイルの沖縄そばです。

お肉は「白湯そば」と同じく「金城ミート」の三枚肉を使用。黒糖ダレでじっくり煮込まれていて、噛むたびに脂の甘みと黒糖のコクがじんわり広がります。
小さめにカットされているので、とても食べやすいのもうれしいポイントです!

思い切って全部混ぜるのが、まぜそばを楽しむコツ!卵の黄身が麺に絡み、コク深い味わいに。そこにたっぷりのネギが加わり後味がさっぱりし、海苔の香りが全体をうまくまとめてくれます。
味・香り・食感のバランスが絶妙で、一度食べたらやみつきになるのも納得です。
セットの「じゅーしぃ」と「紅芋黒糖わらび餅」も見逃せない

セットで付いてくる「じゅーしぃ」は、三枚肉の煮汁をベースにした甘めの炊き込みごはんです。シイタケ・昆布・ニンジン・ネギ・三枚肉など具だくさんで、さらにカツオの粉を加えて風味がアップ!油っぽさを感じさせず、食べやすい仕上がりです。

デザートには、久米島産の紅芋と県産黒糖を使った自家製わらび餅を。仕上げに「共栄社」の黒糖蜜をかければ、上品な甘さと紅芋の素朴な味が絶妙なハーモニーに。
蜜をたっぷりかけてもよし、控えめにして紅芋の風味を味わってもよし。かけ方ひとつで味の印象も変わるので、ぜひ自分流で楽しんでみてくださいね。
そばの町で育った二人だからこそ。新世代の沖縄そば屋「ととと」誕生

「ととと」を手がけるのは、沖縄そばの町として知られる「本部町」で育った店長とご友人の二人。お二人にとって沖縄そばは、家庭ごとに味が異なる “家のカレー” のような存在です。
それぞれにお気に入りのそば屋があるなか、「自分たちがやるならこんな店を」と、オーナーとともに試行錯誤を重ねて完成させたのが「ととと」です。

「沖縄そば」と「カフェ」の要素を掛け合わせた新しいスタイルで、地域のおいしいものをもっと発信していきたい。そんな想いから、日々さまざまな商品開発にも意欲的に取り組んでいます。
美ら海水族館・古宇利大橋・ジャングリア沖縄といった北部の人気観光地にも近くドライブの途中に立ち寄れる好立地で、テイクアウト向けの商品も充実しています。

たとえば、共栄社の黒糖を使った「黒糖キャラメルポップコーン」は、甘すぎずもったりしない絶妙な味わい。暑い日でも食べやすく、オリジナルドリンクとの相性も抜群です。ドライブのお供に、ぜひ手に取ってみてください。

大きな窓からは、青空と緑が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれるようなのどかさ。今帰仁村らしい穏やかな風景に包まれながら、ゆったりとした時間が流れます。
さらに、店主とのゆるやかで心地よい会話にも癒され、つい長居したくなる、あたたかな場所が「ととと」です。
近くを訪れた際は、ぜひふらりと立ち寄ってみてくださいね。
(写真:Tomoko PHOTO)
Information

- 沖縄そばカフェ「ととと」
- 住所
- 〒905-0411
沖縄県国頭郡今帰仁村天底1306-12 - 営業時間
- 11時~15時(L.O.14時30分)
- 定休日
- 日曜〜木曜(金曜・土曜のみ営業)
- 駐車場
- あり
- クレジットカード・電子マネーの利用
- 不可
- SNSのURL
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