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長嶺 真輝

長嶺 真輝

沖縄尚学のピッチャー「新垣有絃」とは何者?春とは別人…“シャイな男”が見せる快投乱麻!夏の甲子園で初の決勝進出に貢献

目次:「新垣有絃」“シャイな男”が見せる快投乱麻!
・沖縄尚学のピッチャー「新垣有絃」とは何者?
・「無四死球・5奪三振」の好リリーフ
・1回で降板した悔しさ糧に成長
・この夏は違う。片鱗をのぞかせた沖縄大会準決勝
・投手陣の継投について比嘉公也監督は…
・3年生にも刺激をあたえる
・別記事:沖縄尚学が誇る左腕「末吉良丞」

片鱗をのぞかせた沖縄大会準決勝

しかし、この夏は違う。その片鱗をのぞかせたのが、沖縄大会準決勝の興南戦だった。

甲子園行きの切符を勝ち取るための大きな山場で先発マウンドを任され、5回を被安打2の無四死球、1失点で抑えて安定した投球を披露。翌日の決勝後、「自分の長所はゲームを作れるところ。特にスライダーはスピードや曲がり幅が良くなりました。チームにいい流れを持ってきて、勝利につなげていきたいです」と語り、話すリズムは以前と変わらずとも、言葉の内容の力強さは明らかに増した。

スライダーは右打者が腰を仰け反るほど大きく曲がるようになり、春頃は最速140㌔だった直球は山梨学院戦で最速146㌔を計測した。それらが、外角、内角の絶妙なコースにズバズバと決まる。春に味わった無念さを糧に成長したメンタルの強さが、そのままボールに乗り移っているようだ。

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