公開日
長嶺 真輝

長嶺 真輝

沖縄尚学のピッチャー「新垣有絃」とは何者?春とは別人…“シャイな男”が見せる快投乱麻!夏の甲子園で初の決勝進出に貢献

目次:「新垣有絃」“シャイな男”が見せる快投乱麻!
・沖縄尚学のピッチャー「新垣有絃」とは何者?
・「無四死球・5奪三振」の好リリーフ
・1回で降板した悔しさ糧に成長
・この夏は違う。片鱗をのぞかせた沖縄大会準決勝
・投手陣の継投について比嘉公也監督は…
・3年生にも刺激をあたえる
・別記事:沖縄尚学が誇る左腕「末吉良丞」

3年生に刺激、比嘉大登「二人に助けられるだけでなく」

出身は八重瀬町。世名城ジャイアンツに所属していた小学生時代は内野手だったが、東風平中学で投手に転向した。沖縄尚学の一塁を守る兄の新垣瑞稀と切磋琢磨し、中学時代にも九州大会や全国大会を経験している。

好きなプロ野球選手には、同じ右腕でキレのある直球やスライダーを武器とする奥川恭伸(東京ヤクルトスワローズ)を挙げる。今の新垣の姿を見ると納得だ。趣味は格闘技観戦と言うから、内には燃える闘志を秘めているのだろう。

沖縄尚学のキーマン「新垣有絃」とは何者か?春とは別人…“シャイな男”が見せる快投乱麻!夏の甲子園で初の決勝進出に貢献
練習に汗を流す沖縄尚学のメンバー(長嶺真輝撮影)

末吉と新垣という左と右の2年生コンビは、野手陣の3年生にも強烈な刺激を与えている。山梨学院戦で勝ち越しとなる5点目の適時打を放った比嘉は、上級生としての意地を口にした。

「2年生投手に助けられてばかりだったので、3年生を中心に野手陣がやっていこうという話をしていました。決勝戦でも二人(末吉と新垣)に助けられるだけでなく、チーム全体で初優勝を勝ち取り、沖縄に帰りたいと思います」

沖縄尚学の野球部にとって、そして、沖縄球界全体にとっての快挙がかかる決勝は23日午前10時にプレイボール。頂上決戦で激突する日大三は、これまでの4試合でチーム打率が3割1分7厘(沖縄尚学は2割3分1厘)に上り、長打も多い。エースの末吉が先発を務める可能性は高いが、強力打線に対抗するため、新垣の力が必要になる場面はいつ来てもおかしくはない。

U18代表候補を“変化球三つ”で3球三振…沖縄尚学が誇る最速150キロ左腕「末吉良丞」の確かな進化、憧れの『宮城大弥』に近づく

沖縄尚学 関連記事

U18代表候補を“変化球三つ”で3球三振…沖縄尚学が誇る最速150キロ左腕「末吉良丞」の確かな進化、憧れの『宮城大弥』に近づく

>記事を読む

OKITIVE公式インスタグラムはこちら!
OKITIVE公式インスタグラムはこちら!

あわせて読みたい記事

あなたへおすすめ!