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なぜ古宇利大橋を望む景色は美しいのか?橋で渡れる沖縄の離島「古宇利島」絶景を堪能できるオススメスポット(今帰仁村)

沖縄本島を代表する観光地「古宇利島」には、古来より語り継がれている神秘的な伝説があります。なぜ古宇利島が、訪れる人の気持ちをわしづかみにするのか、なぜ古宇利大橋を望む景色は美しいのか、本記事を読めば少し理解が深まるかもしれません。
今回は、古宇利島が魅力的な理由と、絶対に押さえておきたいおすすめスポット、絶景を堪能できるホテルとランチ、そしてアクセス方法をご紹介します。
※掲載情報は取材時(記事掲載時)の情報となります。各スポットの最新情報は公式サイト・SNSなどをご覧ください。
目次:「古宇利島」絶景を堪能できるオススメスポット
・古宇利島とは
・古宇利島オススメ観光スポットと楽しみ方
・古宇利島の絶景を堪能できるホテル3選
・絶景だけじゃない!味もGOODな古宇利島オススメランチ
・古宇利島への色々なアクセス方法
・何度訪れても美しさに感動する島
別記事:ジャングリア沖縄に行くなら?沖縄本島北部にいるなら?グルメランキング30
目次
古宇利島とは

古宇利島とは沖縄県北部・今帰仁村(なきじんそん)にある、沖縄本島から橋を渡って行ける小さな島です。かつては漁師の島でしたが、2005年に橋が開通しアクセスがよくなったうえ、美ら海水族館から車でおよそ30分の立地柄もあり、いまでは年間90万人もの人が訪れる北部イチの観光スポットとなりました。
名護市の屋我地島につながる全長1960mの古宇利大橋は、美しい海と空・島を望む絶景で、多くのメディアやCMのロケ地に起用されています。
古宇利島が神秘的な理由とは

古宇利島にいると、なぜか心地よい空気に包まれた気持ちになります。それは古宇利島がかつて、「恋島(くいじま)」と呼ばれていたことに起因するのでしょう。古宇利島に伝わる神話や、それにまつわる祭りを知ってから訪れると、また違う雰囲気を得られるので、少し紹介したいと思います。

古宇利島は人類発祥の島といわれていて、「沖縄版アダムとイブ説」が古来より語り継がれています。かつて古宇利島には男の子と女の子が住んでいて、生活のために海に山にと食べものを探し求め、ジュゴンの交尾を見て男女の交わりを知り、そして生まれた子孫が琉球の人たちという言い伝えです。
この人類発祥説は今でも大切に語り継がれていて、毎年旧盆明けの初亥の日に、「ウンジャミ(海神祭)」と呼ばれる祭りが執り行われます。神人(かみんちゅ)が豊漁・豊作・航海安全・島の繁栄などをお祈りする、伝統行事です。

「ウンジャミ(海神祭)」は、「神アサギ」にてノロ(神に祈りを捧げる村の神女・祝女)によるお祈りからはじまります。そして神道(神のとおる道)をとおって、人類発祥の場所と語り継がれているチグヌ浜へと向かいます。最後に祈りを捧げる姿はあまりにも神々しく、神秘的なシーンです。

神話を大切に語り継ぎ、古来より神にお祈りを捧げる行事を守り抜いている古宇利島。変わらない場所と島民の想いがあるからこそ、人々は魅了されるのでしょう。古宇利島の魅力は、美しい海と空だけではなく、守り継がれている伝統にこそあるのです。

神道は神がとおる道なので、無闇に人が入ってよい場所ではありません。場所が把握できても、外から見守るだけにしましょう。近くをとおるだけでも、周辺の雰囲気とは違う空気を感じられますよ。
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