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那覇・栄町の“ザ・沖縄家庭料理”!「カフェとも」で満腹&満足!~キャンヒロユキの「とー、飲み歩きやってみよう」〜
今回紹介するのは、那覇市安里、通称栄町にある「カフェとも」です。
名前だけ聞くと、「おしゃれカフェ? スイーツ? 映えラテしちゃう?」と思うじゃないですか。
違います。
ここは本物の沖縄家庭料理が食べられる、ザ・食堂的居酒屋。とにかく、本当に本物の沖縄家庭料理が食べられるお店。
お店の外観はこんな雰囲気。

いいですね、ザ・栄町という感じ。どうでしょう? いいでしょう?
ここはワタクシが昔からめちゃめちゃひいきにしてるお店。
そして、外にはこんなポスターと、こんな文字が。


そうなんです、十数年前から活動している、沖縄のおばぁ3人のラップグループ「おばぁラッパーズ」の「カマドーおばさん」が働くお店。
いつもハキハキ元気で、料理の腕も抜群のねーさんです。
そうそう、沖縄では、自分のおばぁ以外は「おばぁ」と呼ばず、「おばさん」「ねーさん」と呼びます。これだけでも覚えて帰ってください。いやどこに?
昔、ワタクシの担当するバラエティ番組に3 人をお呼びして、「かぎやで風で30 メートルを何秒でゴールできるか」を検証したのを思い出します。(番組では、こんなことばっかりやってました)
そして、いざ店内へ!

「ザ・栄町のお店」という感じですよね。
(今日は「ザ」表現が多そうです)
そうそう、今回パソコンの写真アルバムを漁っていたら、2013 年のお店の様子が出てきました。こちら。

壁に卵パックがびっしり。
防音用に貼っていたんでしょうね。数年前にそのパックも取り払われて、今はシンプルな感じです。
まずはメニューをチェック。

この料金設定を見てください、めちゃめちゃリーズナブル!
これでも、ちょっと値上げしたんです(今380 円のメニューが、前は320 円)。
それにしても、お安いですよね。
そして早速注文。
まずお酒は、泡盛の水割り。

…がジョッキで来ます。重たい。
2杯位で結構酔っちゃうかも。
そうそう、これをお読みのあなた、明日はお仕事?おデート?
どちらも予定がない人は、これは絶対注文して欲しい!
カマドーのにんにく餃子(5個)。


この餃子、きざんだニンニクがたっぷり入っていて、ニンニク好きにはもうたまりません。お酒との相性も抜群!
ワタクシ、妻が東京の実家に里帰りしている時は、必ずこれを食べます(しかも2皿)。
さて、このお店でオススメなのは、ズバリ「チャンプルー」!
そして私がよく注文するのが、こちら。
ゴーヤーチャンプルー!


あー、んまそー! みんなで叫ぼう! ゴーチャン!ゴーチャン!(とは略しません)
ゴーヤーの苦味は、豆腐との相性が抜群!
チャンプルーは、とにかく強い火力でさっと炒めるのがおいしさの秘訣。
ここはカマドおばさんが、遠慮なくスピーディーに仕上げるのが美味しさの理由なんででしょう。
せっかくなので、画像アルバムにある、過去のゴーヤーチャンプルーも紹介しましょう。(なんのために?)


春ごろ注文したのは緑が薄めで、夏のゴーヤーは緑が濃いめ。
季節で色味が変わるのも面白いですね。
ここで、これまでにいただいたいろんなチャンプルーを紹介しましょう。
まずはフーチャンプルー!

金色にキラキラ輝いてます。フーチャン!フーチャン!(とは、時々略します)
僕もフーチャンプルーをよく作るのですが、卵を染み込ませたあのお麩独特の食感と優しさがいいんですよね。家庭的でホッとする味。
つづいてはこちら!
チキナーチャンプルー
イェーイ!チキチャン!チキチャン!(とは絶対に言わないです)
これはメニューにあったりなかったり、「今日のオススメ」のメニューに出ていたりする一品。仕入れ次第なんでしょうね。
チキナーチャンプルーは自分で作るのがとっても難しい。塩分の調整がほんとに難関。塩抜き加減を間違うと、しょっぱくなっちゃんですよね。
ここのはしっかりチキナーの味わいがありつつ、塩辛すぎない。豆腐と豚との相性も最高です。
そして、ワタクシがおつまみによく注文するのがこちら。
Bロースステーキ。


ニンニクと醤油が豚の甘みをしっかり引き立てます。添えてあるキャベツの千切りも一緒に食べると、シャキシャキが加わってさらによし。
続いて
カツ玉。


薄い豚肉と衣でボリュームがちょうどよく、甘いタレが卵とじと相性抜群。おつまみに最適です。
小腹がすいた方にはこちら。
オムライス。


昔懐かしいシンプルなスタイル。卵が少し破れているのもご愛嬌。時々無性に食べたくなる味です。
そして真打ち!
ワタクシがこのお店に通う1 番の理由、それがこちら。


うむくじぷっとぅるー。
うちの実家では「んむくじぷっとぅるー」と呼びます。
これは、んむくじ(芋くず)を出汁で溶いて温めるシンプルな逸品。
口当たりはぽってりとろとろ、味は優しく、締めの一品にぴったり。
ただこれ、作るのはめちゃ大変。火にかけている間、ひたすら混ぜ続けないとダマに
なるので、うちの母は作るたびに「腱鞘炎になるけど!」と文句を言っていました。
懐かしい母の味、「んむくじぷっとぅるー」。
だからこそ「カフェとも」に来ると必ず注文してしまうんです。
ということで、私が普段から通う、ヒミツの沖縄料理居酒屋を紹介しました。
こういう店ほんとに大好き、いつまでも残ってほしいです。
ぜひカマドーおばさんが厨房に立っている時を狙って行ってみてください。
昔ながらの沖縄料理、楽しめると思います。
カマドーさん、いつもありがとうございます!

Information

- 食堂カフェとも
- 住所
- 〒902-0067沖縄県那覇市安里387-8
- 電話番号
- 098-885-2700
- 営業時間
- 月曜・水曜・木曜・金曜・土曜・日曜16:00 - 00:00
- 定休日
- 火曜・毎月16日
- カード
- 不可
- 電子マネー
- 不可
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