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日本初!空港内に映画館?国内では那覇空港のみとなる28席のシアター誕生「ファミンチュシアター」で”心に残る沖縄土産”

沖縄の空の玄関口・那覇空港に、国内の空港では初めてとなる常設のミニシアター「ファミンチュシアター」がオープン!
沖縄に関連する映画を上映し、空港で過ごす時間の新たな選択肢として、フライトの待ち時間や移動の合間に、観る人の心に残り、次の旅へとつながる新しい体験を提供していく。
目次
空港で出会える「心のお土産」
ファミンチュシアターは、国内線ターミナルビル3階にある。チャオジャパントレーディング(那覇市)が運営し、沖縄ファミリーマートがネーミングライツを取得している。客席は28席とコンパクトな空間で、日本で初めて空港に常設される映画館という立地条件に加えて、コンセプトや上映作品のラインナップも独自性が際立つ。

「観光の時に買う形あるお土産とは違って、映画を観るという行為で得られる『心に残るお土産』を、旅の思い出としてちょっとプラスしてもらいたい」。そう語るのは劇場支配人の伊佐真紀乃さんだ。
空港にエンターテインメント施設が増えているのが世界的な流れになっている昨今、インバウンドが増加傾向にある那覇空港でも「これまで誰もやってないことをやってみよう」ということで、国内初の空港内劇場が誕生した。
地元沖縄と世界の映像を堪能できるラインナップ

ファミンチュシアターの上映ラインナップは、沖縄をテーマ、もしくは舞台にした映像作品と、世界各国のショートムービーを中心に組まれている。
上映作品は月替わり。じっくりと物語に浸れる沖縄関連の長編映画と 、旅の合間に気軽に楽しめる短編作品の両方を届ける。長編は2時間前後、短編は3本立てで1時間程度という構成となっている。タイミングや待ち時間の長さで観られる作品が変わってゆくので、一期一会の出会いがあるかもしれない。
例えば、オープン初月となる10月は開館記念として沖縄出身の平一紘監督作『ミラクルシティコザ』と『STEP OUT』が上映されるほか、2本のショートムービープログラムがラインナップされている。
「沖縄を題材にした映画を常時かけながら、世界のショートムービーを、ミステリー、感動ドラマといったテーマを毎月決めて上映していきます。沖縄が舞台の映画を観て『この場所に行ってみたいな』と思ってもらって、聖地巡礼みたいに旅につながるようなことになれば嬉しいですね」(伊佐さん)
「空港で映画を観る」という特別体験

空港という場所は、待ち時間や空き時間が発生しやすい、ある意味「特殊な空間」でもある。空港までの移動、フライトの都合で数時間の空き時間を空港で過ごしたことがある人も少なくないはずだ。そう考えると、空港に劇場があってもおかしくはないし、何なら「空港で映画を観る」という体験にはちょっとした特別感もある。
開館時間は午前6時半から午後8時までとなっていて、初回上映の時間はかなり早い。「早めに空港に来てもらって、搭乗前に映画を観てゆっくり過ごすという1つの選択肢になればいいなと思います」と伊佐さんは語る。

さらに、観客の快適性を追求した設備も特徴で、特に注目したいのは座席。ファーストクラスをイメージしたという座り心地の良い椅子を採用しており、最前列は結構な角度のリクライニングに設定されていて、かなりくつろいだ体勢で映画を鑑賞できるよう配慮されている。

那覇空港を利用する人たちにとってファミンチュシアターでの鑑賞体験は、沖縄の思い出に残る「心のお土産」として、旅の記憶に豊かさをプラスしてくれる新しい選択肢となるはずだ。
なお、10月中はオープン記念で来場者にオリジナルステッカー、ちんすこう、ドリンク1本をプレゼントしている。
「ファミンチュシアター」の詳細
Information

- ファミンチュシアター
- 住所
- 〒901-0142
沖縄県那覇市鏡水150 那覇空港旅客ターミナルビル 3N-01 - 営業時間
- 6:00〜20:00
- 料金
- 一般:2,000円
障がい者:1,000円
(付き添い1名も同額) - HP
- 公式ウェブサイト
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