琉球ゴールデンキングスの“10.4開幕戦”を展望！一大転機を前にした「B1ラストシーズン」は何が特別なのか？

“盤石補強”佐土原遼の加入で高みへ

今季のキングスにおける最大の目玉は、ファイティングイーグルス名古屋から日本代表の佐渡原遼が加入したことだ。身長192cm、体重97kg。スモールフォワードとパワーフォワードを担う。

桶谷大HCが「フィジカルに関してはリーグ全体の日本人選手で1、2番に強い」と言うように、極めて体が強い。昨季のゴール下シュートの成功率は驚異の71.3%（157本中112本成功）に達した。さらに3ポイントシュートの成功率も35.7%を記録し、中と外で高いパフォーマンスを発揮できる稀有な日本人選手である。

ウイング陣のサイズ不足、不安定な3ポイントシュート成功率というキングスの弱点を埋める意味で、盤石な補強と言えるだろう。チームの武器であるディフェンスとリバウンドのさらなる強化につながる存在でもある。