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沖縄そば×中華そばの二刀流!「麺人りんどう」で心もお腹も満たされる極上のひとときを(那覇市)
沖縄そばと中華そば、どちらも味わいたい!そんな贅沢が叶うのが、2025年5月オープンの「麺人りんどう」です。
家庭的な温かさを感じる沖縄そばも、昔ながらの懐かしさを味わえる中華そばも、どちらも「また食べたい」と思わせてくれる一杯です。さらに、ご夫婦の穏やかな笑顔とていねいな接客が居心地のよさを引き立て、訪れる人を自然と笑顔にしてくれます。
今回は、心もおなかも満たされる「麺人りんどう」の魅力をたっぷりご紹介します。
目次
毎日でも食べたくなる、“やさしいスープ”が自慢の「麺人りんどう」の沖縄そば
「麺人りんどう」の沖縄そばを一口食べてまず思ったのは、スープが最高においしいということ。
鶏と豚の旨みがしっかり効いていて、あとからふわっと香る鰹節の風味がたまりません。
どこか懐かしくて、家庭の味にも近いようなやさしいスープ。ほんのり甘みもあって、体の奥までじんわり染みわたります。
見た目はシンプルなのにひとくちごとに奥行きのある味わいで、最後の一滴まで飲み干したくなる、そんなスープです。
スープを口に運ぶたびに、ほっとするような温かさを感じるのは、きっと素材のよさとていねいな仕込みのおかげ。鶏などのスープの具材は、毎日手作業で下処理し、品質や温度まで細かく見極めているそうです。
さらに、4種類のスープとダシはそれぞれ別々に作られ、香りと旨みを最大限に引き出す独自の配合で仕上げているとのこと。一杯のスープから、店主の情熱とこだわりがしっかりと伝わってきます。
そして、スープに絡む麺は知念製麺所の生麺を使用。もちもちとした弾力がありながらつるっとした喉ごしも心地よく、しっかりボリュームがあって、食べごたえも十分です。
三枚肉はとろけるほど柔らかく、味がしっかり染みています。
ソーキの甘辛い味付けもスープと抜群の相性。濃すぎず、全体のバランスが本当によく取れています。
「あっさり」と「こってり」、そのどちらでもない、ちょうどいい満足感。食べている間ずっと、体が喜んでいるような感覚でした。
食べ終わったあとも口のなかに旨みの余韻が残って、思わず「また食べたいな」と感じる一杯です。
温もりのある店内でほっとひと息。地元に愛される「麺人りんどう」
お店は、那覇市民体育館の近くにあります。外観は、白い外壁に黒い看板が映えるすっきりとしたデザイン。シンプルながらも清潔感があり、はじめてでも入りやすい雰囲気です。
赤い提灯と「沖縄そば」ののぼりが目を引き、通り沿いからでも見つけやすい立地で、週末は多くの人でにぎわうため、少し早めの時間に訪れるのがおすすめですよ。
駐車場は店舗の前と横に7台分用意されています。那覇市内では駐車場に困るお店も多いので、これはかなりありがたいです。
車両2台以上で来店する場合には、縦列駐車の区画をご利用くださいとのことでした。
店内は決して広くはないものの、落ち着いて食事を楽しむのにちょうどいい広さです。
カウンター席とテーブル席があり、木目調の家具と明るすぎないやさしい照明が、ふんわりと空間を包みます。清潔感がありながら温かみが感じられ、ひとりでも家族でも心地よく過ごせる雰囲気です。
週末には多くの人でにぎわい、地元の常連さんから観光客まで幅広い客層が訪れます。取材の日も、常連客らしき人が何人か来店していました。
家族連れにもやさしく、子ども用の椅子や取り皿などをこちらがお願いする前にさっと用意してくれる心遣いも、うれしいポイントです。こうした細やかな対応が、地元で愛される理由のひとつだと感じました。
ご夫婦の穏やかな笑顔やていねいな接客が、店全体の居心地のよさをさらに引き立てています。温かい空気に包まれながら、あんしんして食事を楽しめる「麺人りんどう」です。
沖縄そばと中華そば、あなたはどっちにする?「麺人りんどう」のこだわりメニュー
メニューは「沖縄そば」と「中華そば」の二本柱。どちらも1種類のみで、シンプルに味わえる潔さが魅力です。トッピングは三枚肉・本ソーキ・ネギ・味玉・チャーシュー・メンマの6種類。好みに合わせて少しずつアレンジを楽しめます。
どちらも同じくらいの人気を誇る「麺人りんどう」の中華そばと沖縄そば。お客さんからテイクアウトの要望も多いそうで、今後対応していきたいと意欲も見せてくれました。
季節限定メニューも登場しており、取材をした2025年10月現在は「麻辣麺」でした。ピリッとした辛さと、出汁の旨みが重なり合う一杯は、暑い季節でも食欲をそそると大好評。早々に売り切れてしまうこともある人気メニューです。
一口で思わず笑顔に!「麺人りんどう」の王道「中華そば」と香ばしい「お肉ご飯」
「中華そば」と聞いて、誰もが「そう、これこれ!」と頷きたくなる、そんな懐かしさを感じさせる王道の一杯です。
鶏ガラの旨みがしっかり効いたスープに、白ネギのほのかな辛味が加わり、一口すするたびに食欲をぐっと掻き立ててくれます。
中華そばのスープも、沖縄そばに負けないおいしさ。一口食べると、ほっとする味わいで箸がどんどん進みます。3種の削り節と3種の醤油を独自にブレンドしており、時間をかけてじっくり熟成させることで、甘みとコクが調和した深みのある味わいになっています。
スープとともに味わうのは、沖縄そばと同様、知念製麺所の生麺。軽やかな口あたりとほどよい歯応えがあり、箸が止まらなくなるおいしさです。
チャーシューは評判どおりの絶品。とろけるように柔らかく、スープとの相性も抜群です。
脂ののった豚バラ肉と、あっさりホロホロの肩ロースの2種類のチャーシューがのっており、異なる食感と旨みを食べ比べできるのも贅沢なポイントです。
味玉は黄身がとろりとしていて、ほどよい味付けが中華そばの味わいを引き立てます。トッピングするだけで、見た目にも華やかさが増しますね。
さらに、名脇役のメンマと海苔もスープと麺の風味を支え、最後まで飽きのこないバランスに仕上がっています。
シンプルだからこそわかる、ていねいな一杯。気づけばスープまで飲み干してしまう中華そばでした。
サイドメニューの「お肉ご飯」もいただきました。
沖縄そば屋さんの定番であるじゅーしぃも魅力的ですが、今回は中華そばとも相性抜群の「お肉ご飯」をチョイス。中華そばでも使われているチャーシューを香ばしく炙って仕上げた、贅沢な小丼。厨房から漂う香ばしいにおいに、食欲が刺激されます。
炙られたチャーシューは柔らかく、噛むたびに香ばしさと旨みが口いっぱいに広がります。真んなかにのせられたねぎと一緒に味わうと、さっぱりとした風味が加わり、付け合わせのわさびを少しのせれば後味はすっきりさわやか。
こってり感と爽やかさのバランスが絶妙で、ラーメンと合わせて楽しみたい満足感のある一品です。
地元に愛される理由は“誠実さ”にあり!店主の真心が伝える「麺人りんどう」の魅力
沖縄そばと中華そば、2つの味を楽しめる「麺人りんどう」は、関西出身のご夫婦が二人で営むお店です。ご夫婦はもともとラーメン屋で長く働いており、その経験を生かして沖縄でお店を開いたのだそう。
「沖縄の人々に喜んでもらいたい」、そんな率直な想いから、沖縄そばと中華そばの両方を提供することにした「麺人りんどう」。ご夫婦は「地元の方に愛されるお店を作りたかったんです。そこで、沖縄のソウルフードである沖縄そばの提供を決めました」と話してくれました。
店名の「麺人(メント)」には、“麺をとおしてたくさんの人とつながりたい”という願いが込められています。また「りんどう」は花言葉の“誠実”から名付けられたのだそうで、「10年間の下積みでいろいろなことを経験しました。そのなかで大切だと思ったのが“誠実さ”です」と店主。誠実さを軸に、人に寄り添うお店づくりが味やサービスにしっかり反映されています。
最後に今後の目標を尋ねると、「よりおいしいそばを提供できるよう、日々挑戦し続けていきたいです」と力強く語ってくれました。
やさしさと温もりに包まれる「麺人りんどう」のそば時間を、あなたもぜひ体験してみて!
沖縄そばと昔ながらの中華そば、二つの味が楽しめる「麺人りんどう」。ていねいに仕込まれた一杯には、ご夫婦の“誠実さ”が息づいています。どんな日でも、ここに来ればほっとできる居心地のよいお店。それは食事だけでなく、店主ご夫婦の穏やかな人柄や、一人ひとりに向き合うていねいな接客からも伝わってきます。
鶏と豚の旨みが溶け込んだやさしい沖縄そば、昔ながらの王道中華そば。口に運ぶたびにほっとするやさしさがあり、思わず「また食べたい」と感じる、そんなあたたかい味わいです。その理由は、素材や技術だけでなく、“人の手と想い”が詰まっているから。「麺人りんどう」は、忙しい日常のなかでふと立ち寄りたくなる、やさしさと温もりに包まれた場所です。あなたもぜひ一度訪れてみてください。
Information
- 麺人りんどう
- 住所
- 〒902-0072
沖縄県那覇市真地173-10 101 - 電話番号
- 070-3800-7425
- 営業時間
- 11時〜14時30分/17時30分〜20時(平日のみ)
- 定休日
- 木曜日
- 駐車場
- 7台(うち一部は縦列駐車)
- クレジットカード・電子マネーの利用
- 不可(2025年10月現在。今後導入予定)
- SNSのURL
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