「暮らしの発酵DELI&CAFE（デリアンドカフェ）」で過ごすこだわりの食と安らぎの朝時間（北中城村）

北中城村の丘の上、東シナ海と太平洋を望むEMウェルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾート内に、「暮らしの発酵DELI&CAFE（デリアンドカフェ）」があります。
原料にこだわり手間暇かけた健康的な食事や、旬の素材を活かしたお惣菜、ヴィーガン対応のスイーツをそろえ、食をとおして、発酵のやさしさと整う感覚を体感できます。

今回は、「カラダにやさしい、ココロにうれしい」を掲げる「暮らしの発酵DELI&CAFE」でモーニングを楽しんできました！

モーニングで大人気！「暮らしの発酵DELI&CAFE」の自家製パンと季節のスープセット

カフェOPEN当初はドリンクメニューのみでスタートした「暮らしの発酵DELI&CAFE」ですが、フードメニューをはじめるとすぐに「自家製パンと季節のスープセット（税込1200円）」が人気メニューとなりました。いまではスタッフが追いつかないほどの人気ぶりです。

プレートにのっているのは、新鮮なサラダをはじめ、自家製パン2種、自家製ヴィーガンチョコレートソース、EM栽培のオリーブオイル（生塩入り）、ミネストローネ。彩り豊かで目が覚めるような仕上がりです。

さっそく自家製パンからいただきます！

「自家製フランスパン」に自家製ヴィーガンチョコレートソースをつけていただきます。

自家製フランスパンの外はカリッと軽やかで、噛むとサクサクとする歯ごたえ。チョコレートソースのなめらかさが重なり、食感のコントラストを楽しめます。
チョコレートソースには米麴が入っているためほのかに酸味がアクセント。甘さのなかに爽やかさが感じられる後味のいい一品です。

次は、「自家製甘酒カンパーニュ」をEM栽培・スペイン産のオリーブオイルにつけて味わいました。さきほどいただいた自家製フランスパンよりも厚めのクラスト（皮）がガリッと香ばしく、内側は噛めば噛むほど麦の風味を感じます。
久米島の海洋深層水からできたEMてぃだの生塩をしのばせたオリーブオイルをパンに染みこませると、青い香りが加わり、味わいに深みを感じました！

続いてヴィーガンミネストローネスープ。太陽の光をたくさん浴びて育った真っ赤なトマトを贅沢に使っています。
トマトの酸味が食欲をそそり、ふんわりとあとから追いかけてくる甘みが、心までほっこり温めてくれるスープです。

ミネストローネのなかには玉ねぎ、人参、キャベツがたっぷり入り、野菜それぞれの甘みと野菜から出る旨味も何ともいえない味わい。
さきほど紹介した自家製パンをつけて食べるもよし、オリーブオイルをひとたらしして食べるもよし、みなさまのお好きな食べ方でミネストローネを味わってくださいね。

ぜひお試しいただきたい「長寿ドレッシング」。材料は塩麴・米麴・米油と玉ねぎの白いドレッシングです。
玉ねぎの自然なやさしい甘みがふわっと広がり、米油のまろやかなコクが全体をやさしくまとめ上げます。さらに塩麴と米麴の旨味が野菜のおいしさをぐっと引き立て、気づけばお皿の半分のサラダがあっという間になくなってしまいました！

ゆったり過ごせる「暮らしの発酵DELI&CAFE」の店内

取材日はあいにくの曇り空。けれど、雲の隙間からこぼれるかすかな陽の光が店内をやわらかく照らしていました。
店内には心地よい音楽が流れ、白を基調とした空間にウッド調の椅子とテーブルが温もりを添えています。
深く腰を下して、大きく広がる空を見上げると、胸の奥まで明るくなるような開放感がありました。

自家製生はちみつの、雲みたいな「暮らしの発酵DELI&CAFE」のふわふわシュークリーム

ふわふわとした雲のようなシュークリームが、目の前に運ばれてきました。写真では伝わりにくいかもしれませんが、高さはなんと7.5センチメートル。思わず息をのむほどの迫力です。

国産小麦粉、無塩バター、平飼い卵、きび糖、EM牛乳など、素材一つひとつにこだわり、軽やかでやさしい口あたりに仕上げられています。さらに、自家製のはちみつを非加熱のまま使い、栄養価をしっかりと保っているのだとか。

そして、シュークリームのおいしさは見た目以上。ひと口食べると、2層のクリームに驚かされます。やさしい甘さの白いクリームの奥から、キャラメルクリームの深いコクがふわりと広がり、まるで雲の隙間から太陽が顔を出すよう。
ひと皿のなかに、光とぬくもりの物語があるように感じました！

先ほどのシュークリームに使われているはちみつは、なんとホテル内の養蜂箱で育てられたもの。敷地の片隅で、せっせと花を渡り歩く蜂たちが集めた“恵み”です。

蜂の小さな命の営みを思うと、「いただきます」の意味を、もう一度静かに胸のなかで噛みしめたくなりました。

「手から、手へ。やさしさをつなぐ」H&LOOP（ハンドループ）の考え方

取材を担当してくださった商品事業課支配人の大城良太さんとお話しする中で、「H&LOOP（ハンドループ）」という団体についてご紹介いただきました。
「H&LOOP（ハンドループ）」は、人と地球をちょっと豊かにするをテーマに、農業をとおして健康や環境を考えるきっかけを提供している団体です。

カフェおすすめのH&LOOPの中深煎りコーヒーをホット（税込600円）でいただきました。
珈琲一杯には、手から手へとつながるやさしさの物語があります。

コスタリカ・サンタルチア農園で、農薬や化学肥料を使わず、土壌にすむ微生物の力を生かして育てられたコーヒー豆。沖縄市の豆ポレポレが焙煎を担当し、「暮らしの発酵DELI&CAFE」で抽出しています。生産者、焙煎士、そしてカフェのスタッフそれぞれの手がつないできた思いやりが、一杯のコーヒーとなって目の前に届きます。

控えめな苦味のなかに広がる柑橘のような爽やかさ。味わうほどに、誰かの“手のぬくもり”を感じるような、やさしい余韻が残りました。