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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「キングスとファイナルで戦えたら」最高峰の舞台に戻ってきた伊佐勉HC…“B1の変化”への適応と新天地・京都でのやりがい

沖縄出身の“後輩たち”から刺激も…

「キングスとファイナルで戦えたら」最高峰の舞台に戻ってきた伊佐勉HC…“B1の変化”への適応と新天地・京都でのやりがい
沖縄出身選手同士でマッチアップした岸本隆一(左)と渡辺竜之佑=11月15日(長嶺真輝撮影)

Bリーグ開幕初年度を終えた後の2017年にキングスを退団して沖縄を離れ、約8年が経つ。決して短い期間ではない。それでも、今も地元のチームであるキングスについては「変な言い方ですけど、気になってますし、応援もしてます」と率直に語る。

盟友であるキングスの桶谷大HCとは普段から食事に行く深い仲であり、今回の連戦も「桶さんとの対戦をすごく楽しみにしていました」と言う。

同じくキングス時代に共闘した岸本は、35歳となった今もチームを先頭で引っ張る。岸本についての評価を聞かれると、どこか嬉しそうな笑みを浮かべながら賛辞を送った。

「彼にも、周りの人にも言ってますけど、年々うまくなっています。リーグを代表するいい選手になったと思います。もともとスキルはあったけど、歳を重ねるごとにメンタルが整ってきて、ブレない。本当に35歳ですかね。何かいい薬でも飲んでるのかなと思うぐらい動き回りますけど(笑)。素晴らしいパフォーマンスだと思います」

岸本や渡辺に加え、並里成(ファイティングイーグルス名古屋)や津山尚大(川崎ブレイブサンダース)など、自身と共に戦ったことのある沖縄出身選手がB1で活躍している。「彼らの活躍はすごく励みになっていますので、負けないように頑張りたいと思います」と力に変える。

2日間に渡って登壇した試合後会見の最後を締めくくったコメントも、印象的、かつ、力強かった。

「私は今京都にいるので、京都を盛り上げて、またこのキングスのアリーナで試合できるようにしたいです。一番は、ファイナルで戦えたら一番いい。京都と沖縄の両方が盛り上がればいいなと思います」

新天地での覚悟と、沖縄への変わらない愛情。その両方を胸に、挑戦を続ける「むーさん」。これからも、沖縄から熱いエールを送りたい。

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