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「なんで料理番組見てるの?」具志堅用高が思わずツッコミ!?命を守る消防の裏側に潜入!【ぐしけんさん】
沖縄のレジェンド・具志堅用高さんが、まだ知らない沖縄の魅力を再発見する『ぐしけんさん』。
今回は那覇市消防局で火災予防について学ぶ後編!前回に引き続き、私たちの安全を守る消防のお仕事の裏側に迫ります。
目次
ぐしけんさん、沖縄のちょっと残念なワースト記録に驚き
前回は家庭でできる火災予防や初期消火の方法を学んだぐしけんさん一行。今回は那覇市消防局でさらに深く消防のお仕事について教えてもらいます。
まずはおさらいから。家庭でできる火災予防として重要なのが「住宅用火災警報器」の設置。火災による被害を半減させるデータもあるという、まさに命を守るための強い味方です。
「火災報知器をつけるのって義務になってるんですか?」という質問に、消防局の方は「那覇市では報知器を設置するのは義務となっており、キッチン、寝室、また寝室があるところへ向かう階段の上部に設置が義務付けられております」と教えてくれました。
「いや、うち、ないよ」と、まさかのカミングアウトをするぐしけんさん。
天井についている丸くて白いやつですよ!と説明されると、「はい、はい、あれね」と、どうやらご自宅のものを忘れている様子(笑)。
でも、実はこれ、笑い事じゃないんです。なぜこのおさらいをしたかというと、なんと沖縄県、住宅用火災警報器の設置率が11年連続で全国ワースト1位…。今年の6月1日時点で全国平均が84.9%なのに対し、沖縄は65.4%とかなり低いんです。
火災警報器は家電量販店などで手軽に購入できるので、まだ設置していないお家は、ぜひご協力をお願いします!
ぐしけんさん、119番通報の司令塔に潜入!
もし火災に遭遇したら、まずすべきことは119番通報。ぐしけんさんが「外から火事だ!って電話するじゃないですか?あれどこに繋がるの?」と素朴な疑問を口にします。
その答えを探しにやってきたのは、那覇市消防局5階にある「情報司令センター」。那覇市内の119番通報は、すべてここで受け付けているんだそうです。
ズラリと並んだモニターが圧巻の司令センターですが、ぐしけんさん、ある一点が気になった様子。
「なんであの料理番組見てるの?」とツッコミが!たしかに一つだけテレビ番組が流れています。
これ、実はサボっているわけではなくて、全国や市内で緊急のテロップが流れた場合にすぐ対応できるよう、情報収集のために付けているんだとか。なるほど、納得です!
ここでは119番通報を受けると、災害の場所や規模に応じて、どの車両を何台出すかなどがコンピューターで自動的に制御され、指令が出されるそうです。まさに消防の基地ですね!
ぐしけんさん、超過酷な那覇市の救急現場を知る
119番は火災だけでなく救急の通報もありますよね。司令センターでは1日にどれくらいの通報があるのでしょうか?
「多い時で100件。救急だけで80件ほど出ます」
この数字に一同びっくり!しかも、那覇市内で稼働している救急車はなんとたったの8台!
「少ないよね!?」「足りないですよ!」と驚きの声が上がります。
1台あたり1日10件以上も出動する計算になります。救急隊は3人1チームで24時間体制。その忙しさは想像を絶します。実は、那覇市の救急車の1台あたりの出動件数は、昨年、日本全国で3番目に多かったんだとか。
「ご飯食べれない?」とぐしけんさんが心配すると、「本当にご飯食べれない」と救急救命士の方。撮影中にも出動要請がかかるなど、その多忙ぶりを目の当たりにしました。
本当に頭が下がりますね。
緊急性の低い出動を減らすためにも、救急車を呼ぶべきか迷った時は、24時間365日、医師や看護師からアドバイスが受けられる「#7119」に電話相談するのも一つの手です。
ぐしけんさん、心臓マッサージに挑戦!
続いては、いざという時に役立つ応急手当「胸骨圧迫」、いわゆる心臓マッサージを学びます。
倒れている人を発見したら、まずは周囲の安全を確認。次に肩を叩きながら「大丈夫ですか?」と声をかけて意識を確認します。反応がなければ119番通報とAEDの手配を!
呼吸の確認をして、もし呼吸がなければ、すぐに胸骨圧迫を開始します。
肘をまっすぐ伸ばし、胸が5cmほど沈むように体重をかけて、1分間に100回から120回のテンポで30回圧迫します。
ぐしけんさんも挑戦!「1、2、3、4…」と声を出しながら圧迫を続けますが、これがかなりキツそう。
救急隊が到着するまで、周りの人と協力して交代しながら続けることが大切なんだそうです。
ぐしけんさん、消防隊員の過酷な現場をちょこっと体験
最後は、みんな大好き消防車の登場です!
火災現場に最初に駆けつける「ポンプ車」。
ぐしけんさん、この車にどれくらいの水が入っているかクイズに挑戦です。
「ポンプ車に入っている水の量は?」
「ドラム缶の10個分ぐらい!」と答えるぐしけんさん。正解は、1000〜2000Lということで実はほぼ正解でした!
でも、この水、放水を始めるとわずか1〜2分でなくなってしまうんだとか!
「早いな、1分!」と驚くぐしけんさん。
水がなくなったら、街中にある消火栓や防火水槽から水を取り込んで放水を続けるそうです。だから消火栓の周りに駐車しちゃ絶対ダメなんですね。
そして、消防隊員が現場で着る防火服。ヘルメットなど全ての装備を装着すると、その重さはなんと約20kg!
これをわずか1分で装着し、2〜3分で出動するというから驚きです。
ぐしけんさんも着させてもらうと…「ああ、ちょっと重いな」「動きづらい。走れないよ、これ」と、その重さに悪戦苦闘。
「普段沖縄暑いのにこれ着るともっと暑いじゃん」というぐしけんさんの言葉に、隊員さんも「もっと暑くなります。汗止まらない」と頷きます。夏の沖縄での活動は本当に過酷です
私たちの知らないところで、日々大変な訓練と過酷な任務をこなしてくれている消防隊員や救急救命士の皆さん。本当にありがとうございます!
火災は起こさないことが一番。寝たばこや、火をかけたままの外出は絶対にしないように、日頃から火の元には十分注意しましょうね!
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