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長嶺 真輝

長嶺 真輝

EASLの“価値ある1勝”に見る琉球ゴールデンキングスの上向き傾向…「オンザコートワン」の天皇杯に向け収穫も

「成長する機会に」1カ月半ぶり復帰の平良

EASLの“価値ある1勝”に見る琉球ゴールデンキングスの上向き傾向…「オンザコートワン」の天皇杯に向け収穫も
相手エースに激しいプレッシャーを仕掛ける平良彰吾(長嶺真輝撮影)

粘りを象徴した要素の一つがリバウンドだ。

52本対36本と相手を大きく上回った。特にオフェンスリバウンドが22本に達してポゼッション数で優位に立ち、相手にほとんどセカンドチャンスポイントを許さなかった。チームで2番目に多い9本を奪取した佐土原は、試合後に今度の展望を問われ、「(キングスは)ディフェンスリバウンドがモットーなので、それを常に出すことが必要だと思います」と語り、リバウンドに対するプライドをのぞかせた。

もう一つ印象的だったのがディフェンスである。中でも、先に触れた平良はチョンキに激しいプレッシャーを仕掛け、会場を大いに沸かせた。

11月5日の富山グラウジーズ戦で脳震盪となり、それ以来の復帰戦となった。離脱中は「ガードとしてもっとディフェンスができたら良かったんじゃないかという試合もあったので、コンディションを上げて準備をしていました」と言う。見せ場は作った一方で、「まだまだ足を動かしたいし、無駄なファウルもあったので、その面は良くしていきたいです」と展望した。

オフェンスにおいても、さらに存在感を高めていくつもりだ。セカンドユニットでは脇真大と崎濱もポイントガードを担う中、自身の色を強調したいという。

「自分が自信を持っている一つはオープンショットを打ち切ることです。あとピック&ロールを使ってアレックスやジャックをうまく使えることもあります。彼ら(脇と崎濱)はアタックができるので、自分もそこを良くしていかなきゃいけないところですが、シュートやパスは違うところかなと思っています」

小針幸也も含め、ポイントガードのチーム内競争が激しいキングス。「ロスターに入れなかったりとか難しいところもありますが、それぞれいいところがあります。緊張感もあるので、これから選手として続けていく中で成長する機会になると考えています」と前向きに語った。

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