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EASLの“価値ある1勝”に見る琉球ゴールデンキングスの上向き傾向…「オンザコートワン」の天皇杯に向け収穫も
天皇杯につながる佐土原遼の活躍
平良はまだ対人練習がほとんどできていなかったというが、桶谷HCいわく、来年1月6日に開幕する天皇杯を見据えた起用でもあったという。
「前回の天皇杯決勝は彰吾に勝たせてもらっているので、天皇杯に行くまでにチームとしてケミストリーがどう上がってくるかは見ないといけない。それで使う判断になりました。ディフェンスの部分で評価していますし、言ったことを徹底してやってくれる。チームにとって必要な選手だと思っています」
ビッグマンがほぼ外国籍選手のクーリー、帰化選手のカークのみとなった中、佐土原が19得点9リバウンド2スティールと活躍したことも天皇杯につながる要素だ。
天皇杯は外国籍選手の登録人数が2人まで。次回の第101回大会もそれ自体は変わらないが、同時に出場できる人数は従来の2人から1人に減る。いわゆる「オンザコートワン」である。だからこそ、インサイドでも存在感を発揮できる佐土原は重要な存在となる。
それを念頭に、指揮官は以下のように評した。
「Bリーグでもそうですが、EASLや天皇杯でサドのいる意味がより出てくると思っています。シュート、ドライブ、リバウンドも良かったです。ただ、流れのいい時間帯にターンオーバーをして逆転されたりもしたので、そういうところをなくして、どうやったら5対5で勝てるかに取り組むことで、より、彼がキングスにいてくれて良かったと思える選手になると思います。もっといい選手になれると思うので、そこを目指してほしいです」
それぞれの個性を生かしながら、自分たちの“らしさ”が形になってきたキングス。今後も厳しい日程が続くが、連覇のかかる天皇杯も控える中、さらにチーム力を底上げしていきたいところだ。
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