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具志堅用高が20年ぶりの勝連城跡で英雄体験!?阿麻和利(あまわり)の真実に迫る!【ぐしけんさん】
沖縄のレジェンド・具志堅用高さんが、まだ知らない沖縄の魅力を再発見する『ぐしけんさん』。
今回は、アシスタントの浜川結琳(はまかわゆうり)ことゆりボブと一緒にうるま市にある勝連城跡(かつれんじょうあと)を訪ね、琉球史に名を刻む謎多き人物「阿麻和利(あまわり)」の真実に迫ります!
目次
ぐしけんさん阿麻和利について学ぶ!
「ぐしけんさん、始まりました!」
アシスタントのゆりボブさんの元気な声で、今回も『ぐしけんさん』がスタート!
今回のテーマは「阿麻和利を訪ねて」。舞台はうるま市の勝連です。
阿麻和利は、勝連城の10代目城主。農業の改善や海外との貿易によって勝連をめちゃくちゃ発展させた、領民から超リスペクトされていた人物なんだって。
でも、その話には続きが…。
力をつけすぎた阿麻和利を恐れた琉球王府によって、滅ぼされてしまったと言われているんです。王府の歴史書には「逆賊」として、でも庶民が歌い継いだ歌には「英雄」として、全く違う人物像が伝えられている、なんともミステリアスな存在。
「今回はあまわりパークと、勝連城跡で、この阿麻和利という人物について深く知っていこうということです」。そう、今回は歴史のお勉強回!ぐしけんさんと一緒に、阿麻和利がどんな人物だったのかを探っていきましょう!
ぐしけんさんも祝福!4歳になった「あまわりパーク」
まずやってきたのは「あまわりパーク」。ここで案内してくださるのは、久高さんです。
…って、くだかさん、ガッチガチに緊張してる!その緊張がぐしけんさんにも伝わっちゃってるみたい(笑)。
「あまわりパークはどういった施設ですか?」とゆりボブさんが尋ねると、
「こちらのあまわりパークは、うるま市の歴史や文化、観光の魅力をですね、発信する拠点となっております」と、久高さん。
建物もすごく立派でキレイ!それもそのはず、なんとロケ当日がオープンしてちょうど4年のお誕生日だったんだって!
「4歳!おめでとうございます!」とぐしけんさんも祝福します。
このパークは、勝連城跡のイメージを膨らませてから実際に登ってもらう、というコンセプトで作られたそう。ここで予習すれば、もっとお城を楽しめるってことだね!
さらに、このパークを含めて約10ヘクタールもの広大な公園を作る計画も進んでいるんだとか。スケールが大きすぎる!
ぐしけんさん勝連の歴史に関心
パークの中には、昔の勝連城跡を再現した巨大なジオラマが!
「うわー、すごい!」と二人も大興奮。
発掘調査で貴重な陶磁器などがたくさん出てきたことから、多くの人が生活していたと考えられているそう。でも、肝心の阿麻和利がどこで生活していたかは、学芸員さんたちも「分からない」とのこと。
これにはぐしけんさんが「これは1番上でしょ?やっぱり。みんな守ってんだから」と鋭い推理!城主だもんね、そりゃ一番いい場所にいるはず!
そして、ここでとんでもない発見が!
なんと2013年の修復作業中に出てきたコインの中に、ローマ帝国やオスマン帝国のものが発見されたそう!琉球とヨーロッパがつながってたってこと!?
「日本全体の中で勝連でしか出てきてない」という衝撃の事実に、ぐしけんさんも「貿易すごい」と感心しきり。阿麻和利の時代、勝連は世界とつながる国際都市だったのかもしれないね!
ぐしけんさんが思う阿麻和利とは!
そして、話題は再び阿麻和利の人物像へ。
王府が作った歴史書『中山世譜』では「逆賊」、庶民の歌を集めた『おもろさうし』では「英雄」。同じ人物なのに、どうしてこんなに評価が違うんだろう?
案内の方によると、地元のうるま市でも、昔は「あまり勝連城跡に触れてはいけない」という雰囲気があったんだとか。でも、阿麻和利を英雄として描く現代版組踊『肝高の阿麻和利』ができてから、そのイメージがガラッと変わったそう。
地元の人たちの意識まで変えてしまうなんて、阿麻和利の影響力ハンパない!
歴史のミステリーに触れて、ぐしけんさんはどう思ったのか?
「いや僕はすごい偉い人だと思うよ、この方は。すごいと思いますよ」と、きっぱり。
ぐしけんさんは、阿麻和利は英雄だったと信じているみたいだね!
ぐしけんさん20年ぶりの勝連城跡へ
さあ、あまわりパークでたっぷり予習したところで、いよいよ勝連城跡へ!
目の前に広がる石垣を見て、ぐしけんさんが「なんかこっちまで来たら、登ったような気がするんだよね」。
どうやら20年くらい前に来たことがある記憶が蘇ってきたみたい!
城壁の石垣は、豆腐みたいに四角く加工した石を積む「布積み」という技法が使われているんだって。すごくキレイに積まれていて、当時の技術力の高さがうかがえます。
階段を登っていくと、そこは「三の郭(さんのくるわ)」。
「うなー」と呼ばれる広場で、政治的なことを伝える場所だったそう。
まだまだ上があるよ!次は「二の郭(にのくるわ)」へ。
ここからは瓦が見つかっていて、瓦葺きの立派な建物があったことが分かっています。当時、瓦葺きの建物があったのは、首里と浦添、そしてこの勝連の3ヶ所だけ!いかに勝連が栄えていたかが分かるよね!
ぐしけんさんが王様に!?
そして、ついに頂上の「一の郭(いちのくるわ)」に到着!
「来たよ、来たよ!」「覚えてる、ここ!」と、ぐしけんさんの記憶も完全につながったみたい!
標高およそ100メートルの頂上からは、360°の大パノラマが!北部の山々から知念半島まで見渡せる絶景に、思わず言葉を失います。
この景色を前に、ぐしけんさんはすっかり城主の気分に。
「もう自分がもうここの王だと思ったらえ…やっぱり戦いっていうかね…」と、シミュレーションを開始(笑)。
「あと、女房に追われた時はここに来たらまず見つからないでしょ」と、なぜか勝連城跡に逃げてくる想定…。
すかさず、ゆりボブさんから「何してるの!?失礼だし、勝連城跡に!」と、愛のあるツッコミが!
これにはぐしけんさんもタジタジ…。
英雄か、逆賊か。数々の伝説が残る阿麻和利。
彼も見ていたであろうこの絶景を前に、ぐしけんさんも歴史のロマンにどっぷり浸ったようでした。
子供から大人まで楽しめる「あまわりパーク」と「勝連城跡」。みんなもぜひ遊びに来て、阿麻和利の謎に迫ってみてね!
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