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ドルーリー朱瑛里「沖縄のトレーニング環境はすごい」陸上女子中長距離界の新星が“合宿のメッカ”読谷村を訪れた理由
琉球ヤムイモ「クーガ芋」が繋いだ縁
小雨降る午後1時過ぎ。ドルーリーがまず訪れたのは、読谷村内の芋畑である。約700坪の農地に緑と紫の色が入り混じったハート型の葉が茂っていた。
「1〜3月が収穫期なので、もう少しで獲れる状態です」。農家の説明に耳を傾け、興味深く圃場を観察していたドルーリー。農家に「頑張ってください」と笑顔で声を掛けていた。
この畑で栽培しているのは、ヤムイモの一種である「クーガ芋」である。琉球王国時代から受け継がれ、沖縄の限られた地域のみで作られてきた在来種だ。回復力やエイジングケアなどに関わる天然成分「ジオスゲニン」が多量に含まれており、その機能性が注目されている。
高校に入ってから貧血などに悩まされてきたドルーリーは、今年からコンディション管理の一環でクーガ芋を使った加工食品を取り入れているという。その商品を展開する(株)沖縄テレビ開発は、共同研究者である立命館大学スポーツ健康科学部の家光素行教授と共にドルーリーの食生活のサポートも行う。
そうした縁の中で、柳田さんから「高校卒業後から渡米までの期間に合宿できる場所を探している」という相談を受けた沖縄テレビ開発の担当者が、スポーツキャンプのメッカである読谷村を勧めたという。新たな挑戦に踏み出す前に質の高いトレーニングができる場として合致し、今回の視察につながったというわけだ。
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