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壺屋の裏路地に佇む自然栽培・無農薬の沖縄県産野菜と玄米の店「自然食とおやつmana」で過ごすごはん時間(那覇市)
那覇市壺屋の路地裏にたたずむ「自然食とおやつ mana」。動物性食材を使わず、自然栽培や無農薬で育てられた沖縄県産野菜やオーガニック食材を中心にした料理を提供しています。また、化学調味料や添加物は使用せず、素材本来の味わいを大切にしています。
「自然食とおやつ mana」は、友人同士であるなっちゃんとまーみーが切り盛りしているお店。店名の「mana」はお二人の名前の頭文字から取ったものだそうです。
さらに、ハワイ語やヘブライ語では神聖なものを連想させる言葉でもあり、ブラジルでは「女友だちや姉妹」を表す言葉でもあるそう。
ちなみに料理は水曜と木曜がなっちゃん、金曜と土曜はまーみーが担当。
今回はなっちゃんが料理を担当する日に訪ねてきました!
目次
沖縄の旬がギュッと詰まった、彩りも味わいも豊かな「自然食とおやつmana」の本日のベジプレート
目の前に出されたベジプレートを見て、思わず「わ~、きれい!」と声がこぼれてしまいました。
メインは、有機ソイミートのテリマヨチキン。スープは旬のセロリと甘いコーンで仕上げた、こっくりとしたポタージュにほんのりココナッツミルクを加えたもの。
一品一品、香りや食感を楽しみながら、ゆっくり味わっていきます。
まずはメインの有機ソイミートのテリマヨチキン。代替肉のひとつである大豆ミートを使い、甘くコクのあるテリヤキソースに、ネギと海苔のソイマヨが絡むベストな組み合わせ!しっかりとした食べ応えもあり、一口ごとに満足感が広がります。
そのすぐ隣には、自然栽培玄米が盛られ、香ばしい黒ゴマがふんわりと散らされています。テリマヨチキンのコクがまだ口に残っている間に玄米を頬張ると、次から次へと箸が進み、止まらなくなってしまいました!
次は、自然栽培の玄米とメインのテリマヨチキンの周りに添えられた、旬の沖縄県産野菜を見ていきましょう。
グリーンサラダには、キヌアをかけて仕上げています。新鮮な野菜ならではのシャキシャキとした食感も楽しく、口に入れるたびにみずみずしさを感じられます。
野菜のおいしさをさらに引き立てているのが、ブラウンマスタードを使ったドレッシング。通常の黄色いマスタードとは違い、濃い褐色をしており、甘くさっぱりとした味わいのドレッシングが葉野菜にぴったりです。
手前から順にご紹介すると、まずはじゃがいものパコラ。スパイシーな衣で揚げられたじゃがいもは、外はカリッと、なかはほくほく。香ばしいスパイスの香りが口の中で広がり、やみつきになります。
続いて、ほうれん草の胡麻和え。ほうれん草の自然な甘みと、すりごまの香ばしさが絶妙にマッチ。やさしい味付けで、野菜の旨みをしっかり感じられます。
次は、ういきょう(フェンネル)と人参のシークヮーサーラペ。シャキシャキの食感と、完熟シークヮーサーの甘みのなかにある爽やかな酸味が、さっぱりと口を整えてくれます。甘味と酸味のバランスが絶妙で、後味もすっきり。
カリフラワーのサブジは、スパイスの香りと風味、カリフラワーの甘みが重なり、しっとりとしながらも食べ応えのある一品。スパイシーながらもやさしい味わいで、ほかの料理ともしっかり調和しています。
ローゼルの塩漬けは爽やかな酸味と塩気が絶妙で、口のなかをさっぱりと整えてくれるアクセントに。
青パパイヤのピクルスは、シャキシャキとした歯ごたえと、軽やかな酸味が食欲を刺激します。サラダのようにさっぱりしていて、全体の味のバランスを引き締めてくれます。
そして、甘酸っぱい香りが楽しめる有機ミカン。一口食べると、自然な甘みとジューシーさが口いっぱいに広がり、野菜料理の合間で味覚を心地よく切り替えてくれます。
季節によってプレートの野菜の彩りや種類が変わるので、食べながら季節を感じられるのも楽しいポイントになりますね。
プレートの品々を味わいながら、一緒にいただいたスープもご紹介します。スープは旬のセロリと甘いコーンで作ったこっくりとしたポタージュに、ココナッツミルクを加えた一品。
セロリの爽やかな香りと自然な甘みがしっかりと引き出されていて、口に入れた瞬間に「わぁ、セロリっておいしい!」と思わず声が出るほど。
旬の食材ならではの、いまだけしか味わえない旨みも存分に感じられ、野菜のおいしさを余すところなく楽しめました♪
那覇市壺屋の裏路地に現れる、小さな入口からはじまるごはん時間
壺屋のひっそりとした裏路地にあるお店は、開店時間になると時を重ねた木の看板がそっと置かれます。
グリーンと木目、そして大きな窓ガラス、木の入り口が目印です。静かな路地にやさしくなじむ佇まいが、訪れる人を迎えてくれます。
お店の入り口の上に視線を移すと、お箸をもつ絵が描かれた小さな看板もあります。
店内にはカウンター席が3席用意されており、おひとりさまでも気兼ねなく楽しめます。私、フードライター・山内朝美のお気に入りでもあるカウンター席は、料理が運ばれてくるまでの時間をゆったり過ごせる特等席。椅子の上に置かれたクッションに身を預け、木でできたカウンターに肘を置き、そっと手を顔に当てながらごはんを待つひとときは、午前中の疲れをほどいてくれる、やさしい空間です。
店内にはカウンター席のほか、テーブル席や座敷席もあり、お子さま連れやお友だちとの食事にもぴったり。店内にはゆるやかな空気が流れ、つい長居したくなる居心地のよさが魅力です。
迷わず楽しめる「自然食とおやつmana」の本日のベジプレートとドリンクセット
「自然食とおやつ mana」のランチメニューは、「本日のベジプレート」一択。食材選びから調理までていねいに向き合い、自然栽培や無農薬で育てられた野菜やフルーツ、産地や製法まで吟味された調味料のみを使って作られています。素材そのもののよさを大切にした、からだにやさしいごはんは、何を食べてもあんしんして味わえるおいしさと、食べる楽しさに満ちた一皿です。
ランチドリンクセットもあり、オーガニックコーヒーとオーガニック薬草茶(グアバ・レモングラス・ノニ)をセットで頼むと単品よりもお得です!私はオーガニック薬草茶をオススメします。
※本日のベジプレートは内容によって多少の価格変動があります。
「自然食とおやつ mana」のドリンクメニューは、すべてオーガニック。薬草茶やコーヒー、チャイ、ジュース、ワインに加え、カフェインレスコーヒーまで用意されており、気分や体調に合わせて選べるのもうれしいポイントです。
「自然食とおやつmana」のおやつの主役は、リピーター続出のティラミス
個数限定で提供するファンの多いティラミスは、ひと口食べた瞬間に思わず笑顔になる一品。すぐに売り切れてしまう日もあるそうです。
土台には、米粉とココアで焼き上げたスポンジは、何度も調整を重ね、手間暇を惜しまず仕上げ、ティラミス全体をしっかりと支える食感に仕上げています。そこへコーヒーをたっぷりと含ませ、奥行きのあるほろ苦さをプラス。
マスカルポーネは使わず、池田屋の島豆腐とカシューナッツを組み合わせると、驚くほど濃厚でなめらかな口あたりに。仕上げに豆乳クリームを重ね、最後にふんわりとココアを振りかければ、軽やかさと満足感を併せ持つ、「自然食とおやつ mana」らしいやさしいティラミスの完成です。
おいしくていねいに食べてほしい想いがやどるお箸と器の物語
「自然食とおやつ mana」を訪れるたびに、ずっと気になっていたのがお箸と器。はじめて「自然食とおやつmana」を訪れた日にお箸の細さと軽さ、そしてすべりにくい使い心地に、自然と心を惹かれたのを今でも覚えています。
お話を聞くと、お箸は創業昭和18年、京都三条に店を構える「竹松」のもの。京都・祇園の料亭などでも選ばれてきた、職人の手による竹工芸のお箸です。玄米一粒一粒まで残さず、心を込めて味わってほしい想いから、「竹松」のお箸を料理とともに届けているのだそうです。
実は、器にも物語があります。店で使われているやちむんは、すべてオープン時に「こだま土(旧:やちむんむっしゅ)」へオーダーして作ってもらったもの。それ以来、ずっとお世話になっている存在です。流行や入れ替えではなく、ご縁と最初に選んだものを大切に使い続ける気持ちは「自然食とおやつ mana」が大事にしてきた姿勢が表れています。
お箸に限らず、食材や食器に至るまで、店にならぶのは手仕事によって生み出されたものばかり。作り手のぬくもりを感じながら味わう時間は、料理そのもののおいしさを、さらに深めてくれます。
取材中にも、思わずこぼれるように「おいしいよ」と口にするお客さんの声が聞こえてきました。いいものをそろえているからこそ、自然と生まれる言葉なのかもしれません。
2014年11月22日にOPENした「自然食とおやつmana」の楽しむ気持ち
お料理をしながらもお話に付き合ってくれたなっちゃん。立ち居振る舞いはリズミカルで、できたてのおいしさを大切にするため、作り置きはせず注文が入ってから盛り付けまで完成させます。
お店をはじめるきっかけは、インドでの旅でした。なっちゃんは、あんしんして食べられることを大切に、食材や農法、調理法、野菜そのもののおいしさの引き出し方を、自分の舌と感覚を頼りに再現しています。座学や専門的な技術に頼らず、日々の経験と工夫から生まれる料理には、おいしいものを見つけてよりおいしくしていく楽しさと愛情が込められています。
なっちゃんとまーみー、そして仲間たちが壺屋の路地裏で届けるのは、あんしんとおいしさに包まれた時間。「自然食とおやつmana」で過ごすひとときが、あなたの心と体もそっとほぐしてくれます。ぜひ、味わってみてください。
Information
- 自然食とおやつmana
- 住所
- 〒902-0065
沖縄県那覇市壺屋1丁目6−9 - 電話番号
- 098-943-1487
- 営業時間
- 11時~16時(L.O.15時)
※ご予約はお電話にて、11時のお席のみ予約を承ります。 - 定休日
- 日曜日・月曜日・火曜日
- 駐車場
- 無(近隣のコインパーキングをご利用ください)
- クレジットカード・電子マネーの利用
- 不可(現金のみ)
- SNSのURL
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