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累計12万個売れた!味噌屋が作る、ふわふる“みそシフォンケーキ”「菊みそ加工所夢工房」(八重瀬町)
誰かに渡すお菓子を選ぶときに自然と思い浮かぶ店、「菊みそ加工所 夢工房」。自分のために買う日もあれば、差し入れとして「菊みそ加工所 夢工房」のお菓子をいただく機会も多く、気づけば日常に寄り添ってくれている存在です。
沖縄県南部・八重瀬町当銘に店を構える「菊みそ加工所 夢工房」は、1987年に永山菊江さんが味噌屋として創業しました。2005年には、娘の平安名陽子さんが2代目として店を引き継ぎ、味噌づくりを軸にしながら、スイーツの製造と販売もはじめました。味噌屋としての歩みを大切にしつつ、新しいかたちで魅力を届け続けています。
今回は、2代目・平安名さんの代になってから生まれ、累計12万個以上売れているシフォンケーキをご紹介します。
目次
リピーター続出!名前も味も沖縄な「菊みそ加工所夢工房」賞味期限3日のシフォンケーキ
店内に入ると、高さおよそ10センチメートル、直径およそ21センチメートルのシフォンケーキがならびます。思わず視線が向くほどの存在感がありますが、目を引く理由は大きさだけではありません。一つひとつに添えられた、少し遊び心のある名前にも気持ちが和らぎます。
左上のマーブルチョコシフォンの名前は「KOZA」。「チョコレートには、どこかアメリカーな雰囲気を感じませんか、だからコザ」と笑顔で話してくれたのは、2代目・平安名さん。
続いて看板商品の、みそシフォンケーキ「琉球」。八重瀬町具志頭で育てられている「ぐしちゃん銀バナナ」を使ったバナナシフォンは「具志頭」と名付けられ、素材や土地への敬意が込められていると感じます。
左下は、紅茶シフォンの「花笠」。沖縄でアイスティーと聞いて思い浮かぶ花笠食堂の存在から生まれた名前だと教えてくれました。
そして最後は、季節ごとに登場する限定のシフォンケーキ。取材時の1月末には、1・2月限定のいちごチョコレートが店頭を彩っていました。
お店を訪れたのは午後2時頃。すでに「完売」の札がならぶなか、最後の1個として残っていた大人気のみそシフォンケーキ「琉球」に、思わず手が伸びます。
1カット切りわけてもらうと、カットの断面は、細かく、しっとり。空気をたっぷり含んだ生地が美しく立ち上がり、ていねいに焼き上げられている様子が伝わってきます。
カットしてもらったシフォンケーキを持ち上げると、あまりの軽さとふわふる感に思わずワクワク。写真を撮ろうとしたものの、手のひらからすべり落ちてしまいそうで、思わず作業中の平安名さんが「私がシフォンケーキ持っとくから、写真撮って」と助けてくれました。雲みたいにふわふわで、重力に負けてしまいそう。
ひと口食べると、まず感じるのはやさしい甘さと柔らかさ。白い砂糖を使っていないので、甘さに角がなくて、体にすっとなじむ感じがします。味噌の風味も前に出すぎることはなく、あとから塩味とコクがふわ~っと口のなかに広がって、気づけばあっという間に完食していました!
かわいいキャラクターとお菓子であふれる「菊みそ加工所夢工房」の店内
「菊みそ加工所 夢工房」の扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのが、キャラクターのSOY(そい)くんです。左に目を向けると、SOYくんの従兄弟だというダン・ソルティーくんの姿も。写真には写っていませんが、SOYくんの妹・マイラスも店内にそっと温もりを添えています。
平安名さんによると、キャラクターのイメージはお孫さんなのだとか。SOY(豆)、ソルティー(塩)、マイラス(米)から名付けたのだそう。
マイラスは、「米(まい)」と英語の“ライス”を組み合わせた名前。豆・塩・米。この3つがそろって、味噌ができる。味噌屋ならではの発想から生まれたキャラクターたちです。
店内には、味噌を使った焼き菓子もならび、一つひとつの値札や商品説明を読むだけでも、ユーモアが感じられます。思わず立ち止まって眺めてしまう楽しい時間が流れていました。
取材中も「おもしろいね」「食べてみたいね」と声を弾ませたお客さんがお菓子を選んでいる姿が印象的でした。
「菊みそ加工所 夢工房」の人気商品、シフォンケーキのカットサイズは、すぐに売れてしまうため、補充に大忙し。税込290円というお手頃な価格も、手に取りやすさの理由のひとつ。
ホールで購入するとひとつの味をじっくり楽しめますが、カットサイズなら、気分に合わせて選ぶ楽しさもありますね♪
グルテンフリーにも挑戦中。売切れごめん!「菊みそ加工所夢工房」米粉ちんすこう
平安名さんに今後のことを尋ねると、「本当は、もっともっと体にやさしいものを取り入れながら、追求していきたい」と、穏やかな口調で話してくれました。
体にいいものを取り入れたい気持ちから生まれたのが、米粉を使ったちんすこう。すでにリピーターも多く、店頭にならぶとすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりです。5個入りで販売されており、そのうちの一つは、思わず笑顔になるようなニコニコ顔。
口に入れると、ほろっとほどけるような食感です。小麦のちんすこうに比べると軽く、後味もすっきり。素朴な甘さの中に、米粉ならではのやさしい風味があり、一口サイズのちんすこうに手が止まらない!
「菊みそ加工所夢工房」の味噌商品も人気です!
シフォンケーキで有名な「菊みそ加工所 夢工房」ですが、忘れてはならないのが原点である“味噌”の存在。初代・平安名さんのお母さまから受け継がれた製法を大切に守り続け、現在も自家製の天然醸造・無添加味噌を作り続けています。
味噌屋ならではの工夫が光るものばかり。左から順に紹介していきます♪
ひとつ目は「YAKINIKU SAUCE(万能ダレ)」。りんごや玉ねぎなど、野菜や果実の甘みをたっぷりと感じられる一本で、焼肉はもちろん、焼きめしや炒めものなど幅広く活躍!
2つ目は 「GOMAMISO DRESSING(ごまみそドレッシング)」。白ごまの香ばしさが際立つドレッシングで、サラダはもちろん、冷奴とも相性が抜群!
3つ目は 「GARLIC SAUCE(にんにく醤油糀)」。国産米、沖縄県産の塩、無添加醤油を使用し、肉や魚の下味に使うと、素材の旨みをぐっと引き出してくれます。
最後は 「SALTED KOJI(塩糀)」。国産米と沖縄県産塩のみで作られたシンプルな塩糀も肉や魚の下味に、さらに炒めものにも重宝する一本です。
商品はどれも税込750円。冷蔵庫にどれかひとつあると日々のお料理が楽しくなりますね。
また、ほかにも毎日の食卓を少し楽しくしてくれる個性豊かな味噌調味料があります。
左から順に、豆板醤ではなく「島板醤」。島唐辛子を使っているため、一般的な豆板醤とはひと味違う、沖縄らしい辛さが特徴です。麻婆豆腐やエビチリに使うと、料理に奥行きのある辛味が加わります。
2つ目は「辛みそ」。沖縄で親しまれている油みそに、唐辛子と豆板醤を加え、ピリッとしたアクセントを効かせました。担々麺など、コクと辛さを楽しみたい料理と相性のよい一品です。
3つ目は「にんにく味噌」。油みそにたっぷりのにんにくを合わせた、食欲をそそる味わい。一度口にすると、ついまた手が伸びてしまう、やみつきになるおいしさです。
そして最後は定番の「油みそ」。「菊みそ加工所 夢工房」では、きび糖を使用し、まろやかでやさしい味に仕上げています。豚肉と味噌の旨味が重なり、ごはんが進むこと間違いなしです。
こちらはそれぞれ税込910円。シフォンケーキで注目を集めながらも、変わらず大切にされているのは、味噌屋としての原点。味噌も、味噌調味料も、毎日の食卓でこそ本領を発揮するものばかりですね。
母の想いを受け継ぐ娘と家族総出の「菊みそ加工所夢工房」の歩み
2005年、2代目の平安名陽子さんが店を引き継いだ際に、地元の人から「規格外の野菜を使って、何かできないか」と相談を受けました。そこでホテルでパティシエとして腕を磨いてきたご主人が、規格外の野菜を使ったシフォンケーキ作りをスタートします。
さらに、創業当時から受け継がれてきた天然醸造・無添加の自家製味噌を生地に練り込んだ「みそシフォンケーキ」が誕生。シフォンケーキのおいしさは瞬く間に評判を呼び、雑誌やテレビでも紹介され、いまでは「味噌屋が作るシフォンケーキ」として夢工房の看板商品となりました。
シフォンケーキを平安名さんのご主人が、味噌づくりを2代目・平安名さんが担当。焼き菓子やお店を盛り上げるアイデアは平安名さんの娘たちが担い、家族それぞれの役割を活かしながら、家族総出で店を盛り上げています。
「不定期でもいいから、米粉でシフォンケーキを作ってみるなど、もっと体にいいものを取り入れていろいろ試してみたいですね」と話す表情からは、これからも続く挑戦を感じました。
味噌屋としての原点を大切にしながら、家族の手で少しずつ形を変え味噌の魅力を発信していく「菊みそ加工所夢工房」。
近くを訪れた際には、今日のおやつに、夢工房のやさしい甘さを選んでみてはいかがでしょうか。
Information
- 菊みそ加工所夢工房
- 住所
- 〒901-0414
沖縄県島尻郡八重瀬町当銘254 - 電話番号
- 098-998-0219
- 営業時間
- 10時~17時(L.O.17時)
- 定休日
- 水曜日
- 駐車場
- あり
- クレジットカード・電子マネーの利用
- 不可
- SNSのURL
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