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こんなところに!?工業地帯の一角にある工場直送のお菓子が楽しめる「いとまん工場カフェ珍品堂」(糸満市)
糸満市西崎町の工業地帯の一角に、「地元を愛し、地元の人に愛されるお菓子」をつくり続けてきた1954年創業の「珍品堂(ちんぴんどう)」があります。その敷地内に2020年8月20日にオープンしたのが、「いとまん工場カフェ珍品堂(以下、いとまん工場カフェ)」です。
珍品堂は長年、工場で作るちんすこうの卸売りを軸に歩んできました。
日々真摯にお菓子づくりに向き合いながらも、商品を手に取るお客さんの顔や声に触れる機会は限られていました。やがて、「おいしかったです」という心のこもった言葉が、手紙や口コミをとおして少しずつ届くようになります。
お客さんと直接言葉を交わし、対話を大切にしたい想いが芽生え誕生したのが、「いとまん工場カフェ」です。
店内には、お客さんからのアイデアをもとに生まれた商品もならび、訪れるたびに地域と人とお菓子のつながりを感じられます。工場直送のお菓子だからこそ味わえるおいしさ。
今回は「いとまん工場カフェ」のおすすめ商品をご紹介します!
目次
大人気!しっとり食感が自慢「いとまん工場カフェ」琉球豆乳マフィンの紅芋モンブラン
「いとまん工場カフェ」で不動の人気を誇るのが、紅芋モンブラン!ひと口食べると伝わる、しっとりとした食感が魅力。
土台となるのは、糸満市の「アマン食品」のしぼりたて豆乳を使った「いとまん工場カフェ」オリジナルの琉球豆乳マフィンです。豆乳のやさしい風味が、紅芋の甘みをふんわりと引き立てます。
紅芋はきび糖と合わせ、素材の味を生かした素朴な甘さに仕上げ、最後に安納芋(あんのういも)を重ねることで彩りを添えています。
なんと上にのっているだけでなく、マフィンのなかにも紅芋あんが。上から下まで、紅芋のおいしさをまんべんなく楽しめる一品です。
紅芋や豆乳など、沖縄の素材を重ねた、沖縄らしさあふれるモンブラン。不動の人気にも納得の味わいです。
「いとまん工場カフェ」の愛されキャラ「こうこちゃん」がお出迎え
「いとまん工場カフェ」のキャラクター、「こうこちゃん」です。1954年(昭和29年)創業の珍品堂の敷地内にあり、珍品堂の想いを表現しています。
「こうこちゃん」は完成までに一年以上の時間をかけて生まれました。デザインは珍品堂のデザイン部が手がけ、試行錯誤を重ねて生まれたキャラクターです。従業員からもお客さんからも親しまれ、いまではカフェの顔として愛されています。
昭和のレトロ感を感じさせるロゴは親しみやすく、思わず目を引きます。
「こうこちゃん」と一緒に写真を撮るお客さんの姿も見られ、カフェのやさしい空気をつくる存在です。ぜひ、みなさんもこうこちゃんと一緒に写真を撮ってみてくださいね♪
木目の床、ところどころに置かれた緑、開放的な空間に降り注ぐ陽のひかり、こうこちゃんが見守る空間で過ごす時間は、心地よいものになりそうですね。
先ほど紹介した空間とはまた違い、グループでの利用も楽しめるスペースです。
一人でゆったり過ごす時間も、仲間と語らう時間も、それぞれのスタイルで楽しめます。
こちらは注文カウンター。カウンターの下には、マフィンやミニマフィン、パウンドケーキ、カットケーキがずらりとならびます。「いとまん工場カフェ」オリジナルのタンブラーもならび、見ているだけでも楽しい空間です。
さらにカウンター横には、工場直送ならではの商品がそろっており、パッケージのデザインも可愛らしいので思わず手に取りたくなるものばかりです。
みんなのアイディアいっぱいのスイーツとドリンクメニュー
自社で企画から製造、デザイン、販売までを手がけてきたからこそ、メニューの幅も豊富。
豆乳マフィンや豆乳パウンドケーキをはじめ、オリジナルドリンクは8種類。スムージーやパフェ、アフォガードまでそろい、選ぶ時間も楽しくなります。スイーツとドリンクを組み合わせた、お得なセットメニューがあるのもうれしいポイントです。
メニューに使われる素材にも、地域とのつながりが息づいています。
糸満市の「アマン食品」の豆乳や、浦添市の「琉球炭焼珈琲・琉球ワールド」が「いとまん工場カフェ」用に手がけるコーヒーを使用しています。スムージーには糸満産の食材を取り入れるなど、地元の恵みを生かしたラインナップがそろいます。
訪れるたびに地域とのつながりを感じながら、選ぶ楽しさも味わえる。そしてその日の気分に合わせた一品に出会えるのも、「いとまん工場カフェ」の魅力です。
おいしいをギュッと詰めた「いとまん工場カフェ」隠れ人気商品コーヒーメニュー2選
アフォガードはイタリア発のデザート。一般的には、バニラアイスにエスプレッソをかけて楽しむ一品です。
イタリア語で「溺れた」を意味する affogato は、バニラアイスがコーヒーに沈む姿に由来するといわれています。
「いとまん工場カフェ」のアフォガードは独自の構成。カップの底に自家製黒糖ゼリー、工場直送のサクサク食感のサブレを一枚忍ばせ、糸満市・ピエノマジェラートの濃厚なこがしキャラメルジェラートをひとすくい。珍品堂のちんすこうを添え、浦添市・琉球ワールドの炭火焙煎エスプレッソをかけて仕上げています。
甘みと苦味、ゼリーのなめらかさ、サブレの軽快な食感が重なり合う一杯。「いとまん工場カフェ」ならではの、大人のコーヒーデザートです。
自家製黒蜜と牛乳、「いとまん工場カフェ」のためにブレンドしたコーヒーを合わせた一杯。取材中も「飲んでみたかった」と話して注文するお客さんの姿が目に留まりました。
自家製黒蜜のコクとやさしい甘みが牛乳と溶け合い、後味を「いとまん工場カフェ」専用ブレンドのコーヒーがキュッと引き締めます。甘さに偏らず、食後にも飲みやすいバランスの一杯。商品に「大人の」黒糖珈琲牛乳とあるのもうなずけます。
一台のジープからはじまった珍品堂。家族と従業員総出で想いをつないでいく物語
戦後の沖縄で、一台のジープにちんすこうを積み、家族で卸売りから歩みがはじまった珍品堂。お菓子が当時は「小さな幸せ」だった時代に、貧しさが残る時代に学校帰りに入った商店で買ったお菓子に胸躍らせた日。
「小さな幸せ」を創造し表現したいという想いが珍品堂の原点です。
70年以上にわたり、沖縄、地域、お客さんのために対話を大切に歩みを重ねてきました。
一台のジープから現在は工場を構え、カフェOPENまでと発展し、県内各地で珍品堂の商品を目にする機会も増えました。
商品開発では、お客さんだけでなく従業員の声も取り入れ多様な意見を形にする過程に、ものづくりのやりがいやうれしさがあるとカフェ店長・安里奈未加さんが話してくれました。現在も、従業員、カフェのスタッフ総出で新たなカフェエリアの運営という新たな挑戦へ歩みを進めています。
珍品堂の新しい物語の1ページにみなさんの喜ぶ顔があるとうれしいです。ぜひ、足を運んでみてください。小さな幸せが待っていますよ。
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