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個性的な三つのメニューがそろった油麺の専門店「油麺 ABUMEN」
目次
アゲアゲめし。今回のテーマは「まぜ麺」。紹介するのは、那覇市久茂地にある「油麺 ABUMEN」。長いカウンターがある店内は、シックで落ち着いた雰囲気。こちらは名前のとおり油麺専門店で、メニューは三つ。

お店の名前にもなっている自慢の「油麺」
まずは、お店の名前そのままの「油麺」(850円・税込)。


どう?イメージしていた感じじゃないね

そうですね、確かに

きれい!
麺の茹で時間は3分。その間にしょうゆベースのタレ、鶏油、ブラックペッパー、魚粉を丼に入れる。茹で上がったら、丼に入れる前によくかき混ぜる。メンマ、刻みネギ、白ゴマをのせたら、最後にチャーシューをのせて完成。下の方からよくかき混ぜてお召し上がりを。


想像と違いました!

このおいしさっていうのは、どこから来るんですか?

使っている油ですね。鶏油(チーユ)です


鶏油?

はい。若鶏と親鶏は油の味が違うので、2種類混ぜて使うのがこだわりですね
油麺のおいしさの源は名前のとおり油。鶏油を使い、それに香味野菜で香りづけしているので、コク、香りのバランスがいい。


油以外の味付けは?

味付けは基本的には「かえし」です。しょうゆダレの部分ですね。それも自家製です
シイタケや昆布の旨味をたっぷり含んだ自家製しょうゆダレ。香ばしさもあって、やさしい甘さもある。
タレがよくからむ麺には秘密が

この麺ですよ!

よくからむ麺ですね


茹で上がったら麺をよく混ぜて、あえて傷をいっぱいつけています

え?

「かえし」や油がよく混ざるようにする大事なポイントですかね

すごいテクニック!

わざわざ麺の表面に傷をつけて、タレや油がからみやすくしている。そしてチャーシューもおいしい。

やわらかい!

しっかりとした味が!
これもオリジナルなんですか?

そうですね。4、5時間ゆっくり火を入れて。自家製のチャーシューダレに一晩漬け込んでいます


やわらかいから、お箸ですっと切れますよ!

ほんとに!
油、しょうゆダレ、麺、チャーシュー、どれをとっても、しっかりとティーアンダーが入っていて(愛情が注がれていて)、それがバランスよく混ざりあうので、おいしさも倍増。これは一食の価値あり。さあ、続いてのおすすめは?
辛さのなかに、まろやかなコクがある「油辛」


おお、全然違う!色合いがすごい!

メニュー名は?

これは「油辛(あぶから)」になります
「油辛」(850円・税込)。


「油辛」!これ大丈夫?
これも混ぜ混ぜしたほうがいいですか?

はい。よく混ぜて

また混ぜると色が変わってきますね


うん、うまいけど辛い!

しっかり辛さを感じます

あーお!

まぜ麺の脂にこだわる

辛さのなかにまろやかさが

そうですね。牛脂の旨味が香りや味をまろやかにしてくれています

油辛は、牛の脂なんですか?

はい、和牛の脂を使っています
和牛の脂を使っているので、甘さと旨味、そしてコクがある。これが唐辛子の辛さに負けないおいしさを演出してくれる。確かに辛いけど旨味もあるので、一口また一口と食べてしまう。

牛の脂を使った「油辛」。鶏の脂を使った「油麺」。そして豚の脂を使った「あぶじろう」もあるので、こちらも試してみて。
Information

- 油麺 ABUMEN
おいしい油麺、ごちそうさまでした。
- 住所
- 〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地2-14-12 1階
- 電話番号
- 070-8564-0742
- 営業時間
- 11時~14時30分(ラストオーダー14時)、18時~27時30分(ラストオーダー27時)
- 定休日
- 日曜日
- 駐車場
- なし(近くにコインパーキングあり)
- カード
- 不可
- 電子マネー
- 不可
- URL・SNS
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