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沖縄尚学のエース末吉良丞は本当に復調したのか!?センバツ開幕第一試合で帝京に4対3で惜敗し、沖縄尚学夏春連覇ならず
新垣と交代した末吉の胸中
気落ちした素振りも見せない末吉は次打者に集中し一塁ゴロに仕留めツーアウトとなったが、後続をフォアボールに出した時点でピッチャー交代となった。
背番号10の新垣有絃にボールを渡した末吉はほんの一瞬だけ動揺した顔を見せ、小走りにベンチに戻る。二死満塁でマウンドに上がった新垣は、ファールで粘られ3ボール2ストライクに追い込んだ10球目のストレートをライト前に運ばれ、2点追加。4対1。新垣は責められない。
最終回、沖縄尚学はようやくエンジンがかかったのか、先頭打者の稲岡蒼斗のスリーベースを皮切りに、死球、ヒットで1点を返し、二死満塁で代打の2年生の仲村虹星が初球を三遊間に破るヒットで1点差まで追い詰めた。
完全にわっしょいわっしょいと沖縄尚学の勢いとなり、県民全員が「もしや」という希望が抱いた。しかし、代打当真騎士のサードゴロによりゲームセット。
4対3で負けた。
あの夏は末吉-新垣のリレーで勝つことができたのに、センバツでは末吉-新垣のリレーで負けた。夏に頂点を取ったばかりに、新チーム作りが全国で一番遅れたことも敗因のひとつに挙げられる。
ただ忘れてはならないのは、昨年のセンバツ二回戦で横浜に7回投げて5失点取られて降板して以来、末吉は夏の県大会、甲子園、WBSC、秋季大会と一度もKOを食らっていない。
勝ち続けることばかりがすべてではない。
この敗戦をどう生かして夏に再びこの聖地に戻って頂点を獲っていくのか。
末吉は負けた瞬間、顔色ひとつ変えず、整列しても帝京選手を讃えた。
末吉の夏はすでに始まっている。
ポテンシャルを考えればまだまだこんなもんじゃない。
一体どこまで高く跳んでいくのか、歴史の生き証人として見守っていきたい。
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