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夫と話し合うたびに「なんかうまくいかない・・・」が続いているママへ。“話す場所”で夫婦関係は変わる【住まいコンサルタントまえうみさきこ】
OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~建てる前の一級建築士~まえうみさきこです。
心理学を使って、毎回「お部屋の上手な使い方」をお伝えしてます♪
目次
「夫にお願いがある日、あなたはどこで話していますか?」
夫へのお願い、特にお金の話、なぜかうまくいかない・・・。そう感じているママ、いませんか?
「今月の家計、ちょっと話したいんだけど」
「子どもの習い事、増やしてもいいかな」
「そろそろ家の修繕も考えないといけなくて・・・」
大事な話なのに、なんとなくすれ違う。
夫の反応が薄い。気づいたらケンカになってた。そんな経験、一度や二度じゃないかもしれません。
私も長い間、「夫の機嫌がいいタイミングを見計らって話す」ことに必死でした。
残業で疲れて帰ってきた日はやめておこう。
週末の朝は機嫌がいいかも。でも子どもがいるとゆっくり話せない。
ずっと「タイミング待ち」をしていたんです。
でも、あるときふと気づきました。
タイミングって、待つものじゃなくて、つくれるんじゃないか?
場所が、人の気持ちをつくっている
空間デザイン心理学®では、「人の感情や思考は、いる場所に大きく影響される」と考えます。
たとえば、ダイニングテーブルで向かい合って話すとき。
そこは食事をする場所であり、家計簿を広げる場所であり、「日常の作業をこなす場所」です。同じテーブルを挟んで向かい合うと、どうしても「報告・確認・交渉」というモードになりやすい。夫も無意識に身構えてしまいます。
では、あなたのお家ではどうでしょう?
夫がいちばんリラックスしている場所はどこですか?ちょっと想像してみてください。
仕事から帰ってきて、ご飯を食べ終わって、ひとりでほっとしている場所。
スマホを見ていたり、テレビを見ていたり、本を読んでいたり。そのとき夫はどこにいますか?
そして、どんな気持ちでいると思いますか?
我が家の「交渉が成立する空間・時間」
我が家の場合、夫へのお願いごとは決まったシチュエーションがあります。
夕食が終わって、子どもたちが落ち着いた頃。夫がベッドに移動して、好きな本を読み始めたタイミング。
私はそっとその横に座ります。向かい合わせではなく、横並びで。
このとき夫は、一日の緊張がほぐれて、自分の好きなことをしている状態です。
防衛心が下がり、穏やかなモードになっている。そこに「ちょっと聞いてほしいんだけど」と話しかけると、不思議と会話がスムーズに進むんです。
これは「夫の機嫌を読んでいる」のとは少し違います。
機嫌がよくなる空間に、意図的に場を移しているんです。
「向かい合う」より「横並び」が話しやすい理由
空間心理学的に、向かい合う位置関係は「対立・交渉・評価」のモードを生みやすいと言われています。一方で、横並びは「協力・共有・安心」のモードになりやすい。
車の中で話すと意外と本音が出やすい、という話を聞いたことはありませんか?
あれも同じ理由です。前を向いて横並びで座っているから、視線がぶつからない。だから話しやすくなる。
夫婦でお金の話をするとき、ダイニングで向かい合って「話し合おう」と構えるより、ソファで横並びにリラックスして「ちょっとね」と切り出す方が、うまくいきやすいんです。
あなたの家の「リラックスして話しやすい場所」はどこ?
ここで少し、あなた自身のお家を振り返ってみてください。
夫がいちばん穏やかでいる時間帯はいつですか?その時間、夫はどこにいますか?その場所の雰囲気はどんな感じですか?照明は明るいですか、暗めですか?
実は、照明の明るさも感情に影響します。
こうこうと明るい蛍光灯の下では、人は論理的・分析的になりやすい。一方、少し暗めの落ち着いた照明の下では、感情が和らぎやすくなります。
お金の話をするなら、明るすぎる部屋より、夜のリビングの間接照明の下の方が、お互いの気持ちが柔らかくなるかもしれません。
また、夫が寛げるような場所を整えておく。というのもおススメ。例えばソファーなら、リラックスできる物が収納できる夫専用の収納スペースや飲み物が置けるようなサイドテーブルを置いたり、ベットなら夫の好きな肌触りの良いシーツや掛布団、好きな香り。
「話す内容」の前に「話す場所」を整えてみよう
夫婦のコミュニケーションがうまくいかないとき、私たちはついつい「何を言うか」「どう伝えるか」「どのタイミングで切り出すか」ばかりを考えてしまいます。
でも、もしかしたらその前に整えるべきことがあるかもしれない。
それが「どこで話すか」という空間です。
言葉より先に、場所が空気をつくる。空気が、気持ちをつくる。気持ちが、会話をつくる。
今度、夫に大事な話がある日は、ダイニングではなく、夫がいちばんリラックスしている場所に、そっと移動してみてください。
それだけで、会話の入口がずいぶん変わるはずです。
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