暮らし,沖縄経済
「アプリで呼んでも捕まらない」沖縄のタクシー不足に挑む。テクノロジーで交通課題を解決する「ゆいかじ交通」の挑戦
沖縄で日々生まれる新しいビジネスと、挑戦を続ける企業の“いま”に迫る経済トーク番組
『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』(沖縄テレビ 毎週土曜午前11時20分放送)
「アプリで呼んでも、なかなかタクシーが来ない」
沖縄に住む人や観光で訪れた人なら、一度はそんな経験があるのではないだろうか。
2025年度に沖縄を訪れた観光客数は過去最多の1,093万人を記録。
その一方で、タクシー業界ではドライバー不足と高齢化が深刻化し、県内乗務員の平均年齢は60歳を超えている。
増え続ける需要に供給が追いつかない中、その課題解決に挑むのが、2026年4月に営業を開始した「ゆいかじ交通株式会社」だ。
代表取締役・松本龍祐氏を迎え、その挑戦に迫った。
目次
なぜ今、沖縄なのか
ゆいかじ交通は、全国で交通サービスを展開するスタートアップ企業「newmo」のグループ会社として誕生した。
松本氏は沖縄を選んだ理由について、「沖縄が好きだったから」と笑顔で語る。
一方で、コロナ禍によるドライバー離職や観光需要の回復によって、タクシー不足が深刻化していることも大きな理由だ。
2024年後半には制度変更により、沖縄は全国でも数少ないタクシー事業への新規参入が認められる地域となった。
「newmo」のテクノロジーを活かしながら、沖縄の交通課題に挑戦している。
平均年齢38歳。若い世代が集まる理由
ゆいかじ交通の特徴は、ドライバーの平均年齢が38歳と業界平均を大きく下回ることだ。
番組ではタレントのEMINAさんが営業所を訪問。乗務員のアルコールチェックや体調報告はデジタル端末で完結し、業務効率化を徹底している。
さらに、自社開発の「ヒートマップ」によって乗客需要を可視化。
経験や勘だけに頼らず、データに基づいた営業を可能にしている。
未経験者でも働きやすい環境づくりが、若い世代の採用につながっているという。
「移動」の課題を解決したい
「Yahoo!」でのアプリ開発やメルカリでの新規事業開発など、インターネット業界でキャリアを積んできた松本氏。
交通業界へ飛び込んだ理由について、「アプリも自転車もタクシーも、お客様の課題を解決するという本質は同じ」と語る。
病院へ行く、友人に会う、旅行へ出かける。あらゆる場面で必要となる「移動」の課題を解決することで、人々の暮らしをより豊かにしたいと考えている。
目指すのは「移動で地域をカラフルに」
ゆいかじ交通は、UberやDi Diを競合ではなくパートナーと位置付けている。
利用者がどのアプリを使っても、必要なときにタクシーが来る社会を目指しているのだ。
また、アプリを利用しない人にも対応した、新たな配車サービスの構想も進めているという。
番組では、稲嶺アナウンサーから「タクシー不足の解消には、どのくらい乗務員が増えればよいのか?」という気になる質問も。
独自のテクノロジーや今後の事業戦略、そして松本氏が描く沖縄の未来とは――。
番組本編では、松本氏が語る事業戦略や沖縄経済の未来についてさらに深く掘り下げている。
『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』
毎週土曜 午前11:20~11:45 沖縄テレビにて放送中
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