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OKITIVE編集部

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東京に「大城さん」が大集合! 指笛とカチャーシーがつないだ、沖縄ルーツの新たな輪

大城会_東京_2026

「大城さん、どちらのご出身ですか?」
そんな会話が、会場のあちらこちらで交わされていた。
2026年7月12日(日)、東京都内で、沖縄に多い名字「大城」姓の人たちが集う親睦会「大城会」が開催された。会場に集まったのは、沖縄県内から進学や就職を機に上京した人、親や祖父母が沖縄出身で関東に暮らしてきた人など、30人を超える「大城さん」たち。その友人や知人も加わり、参加者はおよそ100人に上った。同じ名字を入り口に始まった交流は、世代や出身地を越えて広がり、東京の真ん中に
沖縄を思わせる温かな空間をつくり出していた。

大城会_東京_2026
大城会_東京_2026
東京都内で開かれた「大城会」。会場には大城姓の参加者や、その友人らが集まった

沖縄で3番目に多い「大城」姓

名字情報サイト「名字由来net」によると、「大城」姓は沖縄県内で「比嘉」「金城」に次いで3番目に多く、県内にはおよそ4万6800人いると推計されている。
沖縄では身近な名字でも、東京で「大城」という名前を見つけると、思わず「沖縄のどちらですか」と尋ねたくなる人もいるのではないだろうか。大城会では、その名字自体が、人と人をつなぐ合言葉になっていた。

「大城」姓のミニデータ

沖縄県内順位 3位
沖縄県内推計人数 約4万6800人
出典 名字由来net(2026年4月時点データ)

「同じ名字」というだけで、自然と会話が始まる

参加者が東京へやって来た背景は、決して一つではない。進学や就職を機に沖縄を離れた人、仕事の転勤で関東へ移り住んだ人、親は沖縄出身だが、自身は関東で生まれ育ったという人もいた。
同じ大城姓だからといって、全員が親戚というわけではない。それでも、名札に記された「大城」の二文字を見つければ、会話のきっかけになる。「沖縄のどちらの出身ですか」「両親が沖縄ですが、私は東京で育ちました」「もしかすると、どこかでつながっているかもしれませんね」――。名字という共通点が、初対面同士の距離を少しずつ縮めていく。
取材した参加者からは、上京後の生活について、さまざまな声が聞かれた。東京で新しい生活を始めた頃、周囲に沖縄出身の知り合いが少なく、寂しさを感じたという人もいる。

大城会_東京_2026
大城会_東京_2026

一方、沖縄で暮らした経験はなくても、親や祖父母から聞いてきた故郷の話を通じて、自身のルーツを大切にしてきた人もいた。大城会は、単に同じ名字の人が集まるだけの会ではない。沖縄について気兼ねなく話し、自分の歩みや家族の記憶を確かめ合う場にもなっていた。今帰仁村出身で、「大城会」の会長を務める大城勝さんも思わず目を細める。

大城会会長 大城勝さん(今帰仁村出身)
「それぞれルーツが違うけど、都内で活躍するウチナーンチュを紹介する沖縄の新聞記事で『大城』の名前を見た時に、集まろうと思ったのが大城会の発足のきっかけ。かつては沖縄を離れるのは心細いなど不安が大きかったが、沖縄出身の具志堅用高さんがボクシングの世界チャンピオンなってから、ウチナーンチュのマインドも変わっていった。僕らの頃と比べると『沖縄出身』というワードはアピールポイントで感慨深い。」

大城会_東京_2026
大城会会長の大城勝さん(沖縄県今帰仁村出身)

会場では、参加者同士の交流だけでなく、ステージでの催しも行われた。
最後は沖縄ではおなじみの恒例のカチャーシー。沖縄の祝いの席のような雰囲気となった。

大城会_東京_2026
大城会_東京_2026

今回、参加者に話を聞く中で感じたのは、沖縄にゆかりのある人が集まるコミュニティーは、単なる宴会や親睦の場にとどまらないということだった。仕事や生活で悩んだときに、相談できる人がいる。故郷のことを話せる相手がいる。自分のルーツを自然に受け止めてもらえる場所がある。そうしたつながりは、東京や関東で生活する人たちにとって、大きな精神的支えになっているのではないだろうか。東京にいても、沖縄は遠くない。そう感じさせてくれる一日だった。

大城会_東京_2026

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