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「沖縄の食を止めない」— 創業75年、県民の“当たり前”を支える日琉株式会社
毎日、当たり前のように店頭に並ぶ肉や冷凍食品。その「当たり前」を支えているのが、1953年創業の日琉株式会社だ。
沖縄テレビ『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』では、同社取締役総務部長の引地直人さんを迎え、沖縄の食を支える企業の取り組みに迫る。
目次
原点は「お肉屋さん」、意外な取引先も
日琉株式会社は創業以来、食肉卸売業を主力事業として成長してきた。
引地さんは会社を「一言で表すとお肉屋さん」と紹介する。
主な取引先はステーキハウスや焼肉店、精肉店などだが、保育園の給食にも食材を提供しており、多くの県民が知らないうちに同社の商品を口にしているという。
売上の8割を占める「業務スーパー」のユニークな商品戦略
現在の日琉を支える大きな柱が「業務スーパー」の運営だ。約24年前に南風原町へ沖縄1号店を出店して以降、県内9店舗を展開し、売上全体の約8割を占めるまでに成長した。
業務用という名称ながら、利用客の約9割は一般消費者だという。
人気の背景には独自の商品開発がある。牛乳パック入りの水ようかんや、豆腐容器を活用したチーズケーキなど、ユニークな商品が話題を集めている。
特にチーズケーキは、豆腐製造ラインを活用することで新たな設備投資を抑え、低価格と高品質を両立している。こうした工夫が消費者から支持を集める理由となっている。
台風にも負けない、最新物流センターの秘密
2023年には八重瀬町に新本社と物流センターを建設した。この施設は「沖縄の食を止めない」という同社の強い思いを体現している。
高い断熱性能を備えた施設は、大きなクーラーボックスのような構造となっており、台風などによる停電時でも冷凍庫の扉を開けなければ約2日間商品の品質を維持できる。
また、特注フォークリフトを導入し、棚の間隔を最小限に抑えることで保管効率と作業効率の向上を実現している。
物価高の波を「提案力」で乗り越える
近年の物価高や円安は食品業界に大きな影響を与えているが、引地さんは「提案する力」が重要だと語る。
価格高騰した食材を単純に値上げするのではなく、別の商品への切り替えや調理方法の工夫を提案し、取引先とともに課題解決を目指している。
専門商社ならではの提案力が、厳しい経営環境を乗り越える強みとなっている。
目指すは「なんかいい会社」、100億企業、そして100年企業へ
また、社員が働きやすい職場づくりにも積極的に取り組んでいる。スマートウォッチを活用した健康増進施策などが評価され、2年連続で「健康経営優良法人」に認定された。
従業員の健康と働きがいを高めることで業績向上につなげ、その成果を社員へ還元する好循環を生み出している。
創業75周年を迎えた日琉が掲げる次の目標は「100億企業」と「100年企業」だ。
引地さんは、顧客や従業員、その家族からも「日琉ってなんかいい会社だよね」と思ってもらえる企業を目指したいと語る。
番組ではこのほか、お肉の直売所や交通安全を願う「こどもミュージアムプロジェクト」など、地域貢献活動についても紹介。
沖縄の食を支え続ける日琉株式会社の挑戦と未来への展望が描かれている。
『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』
毎週土曜 午前11:20~11:45 沖縄テレビにて放送中
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