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沖縄のソウルフード「タコライス」を全国へ!「ルーラーズタコライス」が描く1000店舗への挑戦
沖縄のソウルフードとして、県民に親しまれている「タコライス」。
そんなタコライスを、牛丼やハンバーガーと並ぶ「全国的なファストフード」に育てようと挑戦を続けている企業があります。
県内に5店舗を展開し、東京ではキッチンカーも運営。年間26万食を販売し、年商3億円を超える「ルーラーズタコライス」です。
沖縄経済の今を伝える番組「OKINAWA BUSINESS FRONTLINE」では、同店を運営する株式会社ファーストアンビションの代表取締役社長・渡久地敦さんをゲストに迎え、成長の軌跡や独自の経営戦略、そして「1000店舗」という壮大な目標に迫りました。
目次
「沖縄から全国へ」タコライスを誰もが知るファストフードに
2014年、当時26歳だった渡久地さんは、宜野湾市に「ルーラーズタコライス」の1号店をオープンしました。
創業時から掲げていたのが、「タコライスを全国に広める」という目標です。
「タコライスがまだ沖縄以外では気軽に食べられる場所が全然なくて。ファストフード感覚で全国に出したら広げられるんじゃないかなと思って、チェーン店を作りたいなという思いでスタートしました」
目指すのは、牛丼やハンバーガーのように、誰もが知るファストフードの選択肢の一つとしてタコライスが定着すること。
「タコライスで言えばルーラーズ」と全国で認知されるブランドを目指しています。
近年では、県外の学校給食にタコライスが登場するなど、認知度も少しずつ高まっているといいます。
年間26万食を販売!「ルーラーズ」ならではの強みとは?
沖縄には数多くのタコライス専門店があります。
その中で、ルーラーズタコライスが支持されている理由について、渡久地さんが挙げるのが「選択肢の多さ」です。
サイズは4種類から選ぶことができ、定番の「ABCタコライス(アボカド・ベーコン・チーズ)」をはじめ、13種類のメニューをラインアップ。
さらに、毎月変わる期間限定メニューや、ポテト・タコスとのセット、アボカドやハラペーニョなどのトッピングも用意。メニューには載っていない「裏メニュー」もあり、豊富な選択肢がリピーターを飽きさせない工夫につながっています。
そして、味の決め手となるのが、こだわりの「タコミート」です。
「パサパサしないミートを作りたかった」という渡久地さんは、油の配合などを徹底的に研究。オープン当初の1カ月間は、理想の味を追い求め、毎日ミートの味を変えていたといいます。
試行錯誤の末にたどり着いた、しっとりとした食感と濃厚な旨味。そのタコミートが、ルーラーズタコライスの味の土台となっています。
目指すは「ファストフードの王道」!大手チェーンから学んだ経営術
渡久地さんが目指しているのは、単にタコライスを販売することではありません。
「タコライスを食文化にしたい」という思いから、価格設定も牛丼チェーンを一つの基準にしています。
物価高騰によって原価率が10%以上上昇する中でも、
「上げたいけど上げられない」
と、利益を削りながら、できるだけ手頃な価格を維持する努力を続けています。
利便性にもこだわり、専用アプリでは事前注文から決済まで完了。店舗では列に並ぶことなく商品を受け取ることができます。
こうした店舗運営の背景には、渡久地さん自身の経験があります。
「ファストフードをやるなら王道を学ぼうと、すき家さん、マクドナルドさん、サブウェイさんを3つ掛け持ちしながら働いていました」
目的は、店舗のオペレーションやスタッフ育成など、大手チェーンのノウハウを学ぶこと。その熱心さから、社員登用を勧められるほどだったといいます。
中でも特に印象に残っているのが、マクドナルドの人材育成。その経験は、現在のルーラーズタコライスの店舗運営にも生かされています。
「券売機にせず、対面での接客を大切にしている」という渡久地さん。
スタッフには「私たちはお客様をいい気持ちにさせることです」という理念を共有し、味だけでなく、接客サービスの向上にも力を入れています。
「夢は1000店舗」沖縄発の挑戦は続く
順調に成長しているように見えるルーラーズタコライスですが、創業当初は自身の給料すら取れないほど厳しい時期もありました。
それでも渡久地さんは、「待っていてもお客さんは来ない」と考え、さらに借金をして移動販売用のトラックを購入。自らハンドルを握り、積極的に販売先を開拓していきました。
その「攻める姿勢」は今も変わりません。
大手外食チェーンが沖縄に続々と進出する中、「取られる前に取る」という気概で、ドライブスルーに適した土地を探し続けています。
そして現在、念願だった初のドライブスルー併設店となる豊見城店が、名護店とともに新たにオープンする予定です。
そんな渡久地さんに今後の目標を聞くと、迷いのない答えが返ってきました。
「店を始める前から決めてて、1000店舗とりあえず出すっていう。50歳までには持っていきたい」
国内で1200店舗ほどを展開する大手牛丼チェーンに匹敵する、壮大な目標です。
一方で、1000店舗の実現には課題もあります。
全店舗で商品の品質を統一するためのセントラルキッチンの構築や、店舗数の増加に伴う人材の確保・育成など、事業規模が大きくなるほど経営の難易度も高まります。
それでも渡久地さんの視線は、すでにその先を見据えています。
リーダーの哲学「願望をイメージし続ける」
大きな夢を追い続ける渡久地さんが、仕事をするうえで大切にしている哲学は3つあります。
1. 願望を目標として常にイメージし続けること
2. 自分の心をコントロールすること
3. 初心を忘れず、ワクワク・ドキドキしながら仕事を楽しむこと
その根底にあるのが、「人間の脳みそは、抱いたイメージを実現するようにプログラムされている」という考え方です。
26歳で1号店を立ち上げた渡久地さんは、数々の試行錯誤を重ねながら、タコライスの可能性を追い続けてきました。
そして今、目指す舞台は沖縄から全国、さらに世界へ。
「日本を代表するような会社を作っていきます」
沖縄生まれのタコライスを、誰もが知るファストフードへ。
「1000店舗」という大きな目標を掲げる渡久地さんとルーラーズタコライスの挑戦は、これからも続きます。
『OKINAWA BUSINESS FRONTLINE』
毎週土曜 午前11:20~11:45 沖縄テレビにて放送中
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